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異世界に来た少年少女達  作者: 大野(偽名)
第一章森の王
6/18

元冒険者バツガ

桜木「って事があったのよ」

とりあえず教会に二人を連れてって桜木から先程の出来事を聞いた、死体はシンプ様に話したら処理してくれた。

秋原「なるほどな」

水野「すまない、夜に女子二人だけで行動させた俺のミスだ」

桜木「そんなことないわよ、結果としてバツガと会えたし」

シンプ「皆様料理ができましたぞ」

秋原「シンプ様ありがとうございます」

赤井「お腹空いた〜」

水野「初めて飯だな」

シンプ様が人数分の料理を運ぶ、それを見た俺達は…

赤井「な、なによ、これ」

桜木「こ、こんなのって…」

秋原「嘘だろ…」

水野「……」

御太山「信じられないお」

めっちゃくちゃ美味そう、料理が輝いて見える、見るだけで食欲をかきたてられる、ヨダレが止まらない…

秋原「いただきます」

料理を口に運ぶ、口にした瞬間目から涙が出てくる、うまいうますぎる、そういえば誰かが最高のスパイスは空腹だと言っていたがまさにその通りだ、そもそもこのシンプ様の調理技術が凄いのもあるけど。

赤井「おいし~い」

水野「生まれて初めてだ、こんなに美味しいのを食ったのは」

御太山「拙者初めてこの世界に来て初めて良かったと思えたお」

確かに、俺達すぐ怪物に襲われ大川と離れて桜木と赤井はゴロツキに襲われて何も良いこと無かったな…

秋原「シンプ様ありがとうございます本当に…」

シンプ「良いのですよ、おかわりもありますのでどんどん食べてください」

水野「いつか必ず恩返しします」

俺達はたらふく食ってすぐシンプ様が用意してくれた寝床で寝た。



秋原「ふぁ〜、よく寝たぁ」

桜木「今日はどうするの?大川さんを探しにまたあの森に?」

赤井「冗談じゃないわよ!またあの化け物に襲われるかもしれないじゃない!」

秋原「一応シンプ様が多分何かしらの準備をしてくれたと思うんだが」

水野「本当に良い人だな、聖人と言う言葉はあの人の為にあると言っても過言じゃないな」

御太山「Zzz」

秋原「まだ寝てんのか、御太山は」

桜木「御太山くん、もう朝だよ」

御太山「Zzz」

秋原「寝かせとこう、色々あって疲れてるんだろう」

赤井「じゃあ私も寝るわ、おやすみ」

水野「そうはならないだろ」

なっとるやろがい!と言うツッコミは置いといてと、シンプ様一体なんの準備を…

シンプ「おはようございます、皆様気持ちのいい朝ですね」

水野「おはようございますシンプ様、所で昨日話した友達が森ではぐれた件なんですが…」

シンプ「ああ、それなら任せてください、知り合いが一緒に行って仲間探しを手伝ってくれますよ」

秋原「わかりました、その知り合いって一体どのような人物なんですか?」

シンプ「元冒険者のバツガさんです、あの森の事なら何でも知ってる、恐らくすぐ見つかりますよ、ですがボアーとのトラウマがある為あまりボアーの事は話さないでください」

水野「わかりました」

シンプ「バツガさんは時計塔にいます、あと替えの服を用意してますよ、もしかしたらサイズ合わないかもしれませんけど…」

桜木「服まで本当ありがとうございます」



頭が上がらないな、本当

俺達はシンプ様から服を貰いそれに着替えバツガさんと会いに行く、御太山は起こそうとしても起きなかったからそのまま教会に置いていく事にした、それに酷いがあいつがいてももしボアーと会った場合足手まといにしかならない、まぁ一番の足手まといが俺の隣にいるんだが………

赤井「何よ」

秋原「なんでもない」

桜木「そろそろ時計塔につくよ」

秋原「ああ」

バツガどういった人物なんだろうか桜木や赤井から聞い限りだと優しいけどゴロツキ等の悪には徹底的にやるタイプだと思うんだが、とりあえず二人を助けて貰ったお礼を言いたいな。

桜木「あ、あの人」

水野「彼がバツガか、なんだか苦労人と言う印象を受けるな」

バツガ「おう、来たか」

秋原「あんたがバツガか、俺は秋原、青髪が水野、ピンク髪が桜木、このちっこいのが赤井」

赤井「はぁ!?ちっこいってどう言う事よ!」

バツガ「……」

秋原「あ、そうだ、ありがとうな、二人を助けてくれて」

桜木「本当にありがとうね、」

バツガ「ああ、それじゃあ行くか」

俺達はまたあの森へ行くことにした、大川絶対見つけるからな!

バツガ「俺に続け、離れるなよ」

水野「わかった」

赤井「それにしても大川の場所本当にわかるの?」

バツガ「この森に関しては俺は一番詳しい、庭みたいなもんだ」

バツガの言う通りに俺達は行動し1時間程経った頃。

赤井「まだ見つからないの!」

秋原「うるさいぞ、赤井」

バツガ「もう少しで見つかると思うぞ、これを見ろ」

足跡がある、恐らく大川のだろう。

桜木「大川さん大丈夫かしら」

バツガ「全員静かにしろ、耳をすませ」

獣の息遣いを感じる、恐らくボアーだろう、全員に緊張が走る、バツガがいるとは言え前の様に生き残るとは限らない、不安で身体が震える。

バツガ「この森の動物、木の実、食べられる物全てを食べたせいでもう食べ物が無くて常にお腹を空かせた状態だ、腹ペコで常に凶暴と言うことだ、気をつけろ」

バツガ「よし、行ったか、先程より遅く音を鳴らさず移動するぞ」

秋原「死ぬかと思った…」

赤井「なんであんな化け物存在するのよ……」

数分後

バツガ「いたぞ、一応確認の為に聞くがあいつが大川か?」

草陰に隠れ周囲を警戒してる大川がいた。

水野「ああ、あいつが大川だ」

秋原「大川無事で良かった…」

バツガ「それじゃあ合流するぞ、お前らすぐに行くぞ、ボアーに気づくれる前にな」

俺達は全速力で大川の元に走った、大川は涙を流しながら喋りだした。

大川「みんなぁ怖かったよぉ」

秋原「もう大丈夫だ」

バツガ「話すのは後だ、あそこが出口だ、行くぞ」

大川「こいつは?」

秋原「後で話す」

俺達は無事大川を連れ出し村に帰れたと思えたが出口の前でローブを被った謎の人物が現れた。

???「餌か…」

バツガ「全員下がれ!こいつはただもんじゃない」

水野「何者だ…?」

赤井「速く倒してよ、速く倒さないとあの熊が来るかもしれないでしょ」

バツガ「倒されるのは俺等の方かもしれない…」

???「餌は餌らしく大人しくしてろ」

こいつ何なんだ、餌?俺達が餌?ボアーの飼い主か何かか?とりあえず敵って事だよな…バツガさんが怯えてる‥強敵なのか?

バツガ「奥義 激真撃げきしんげき

バツガの身体から赤色に輝くオーラが溢れ出し剣を引き抜くと???の周りが一気に斬撃の跡が残った。

バツガ「くそ、いなされたか」

???「中々やるな、だが」

バツガ「な!?」

バツガの後ろに一瞬にして回り込んだ???がバツガの頭部目掛けて蹴るが、それをなんとか避けたバツガだった。

???「お前何者だ?」

バツガ「それはこっちのセリフだ!」

???「そうか、答えないか、じゃあもういい、終わらせる」

バツガ「全員逃げろ!こいつはボアーとかの次元じゃない!」

ボアーとかの次元じゃない?あの化け物より強いのかこいつは、とりあえず逃げないと。

???「しょく

バツガさんの左腕が千切れた、そして千切れた腕は消えた、わからないわからないわからない、とてつもない恐怖を感じるあいつからは速く逃げないと。

???「チっ」

バツガ「ぐあぅうがぁぁぁ、このくらえぇ、奥義 激真撃げきしんげき!」

???「ウザいな」

俺達はバツガさんの方を見ずにひたすら村に走った、ごめんなさいバツガさん……




はぁ行かなきゃ良かったな、また失うからこの森に行きたく無かった、トラウマを克服する為に来たが意味なかったな、でも命失うってことは皆に会えるって事だよな、皆今からそっちに……

「バツガ…生きろ…お前は…こんな所で死んじゃ駄目だ……俺達の分まで…生き‥て‥く‥れ………」

あー、わかったよ、ラウジーさん生きるよ……

バツガ「お前なんざ右腕で十分だ」

???「まだそんなこと言えるのか」

バツガ「真奥義 爆真撃ばくしんげき!」

???「!?」

バツガの身体から赤色に輝くオーラが溢れ出し剣の周りからも赤色の輝くオーラが溢れ出し、???の周りから大量の斬撃の跡が生まれ爆発音の様な音が鳴り響く、そして???の身体に爆破したかの様なえぐれた跡が数個生まれた。

???「うぜぇなぁぁ!」

バツガ「はぁはぁ、流石に…限界が近いか……」

???「この餌がぁぁぁ」




どうも、作者の大野(偽名)でーす、なんだろう主人公バツガにした方がいいかな、あ、ちな今のバツガの戦闘能力ならボアーを余裕で倒せますがトラウマが原因で倒せませんね、トラウマ怖い………、???の正体は多分中盤辺りに分かると思いまーす、それまで気長に待っててね、って事で(どう言う事で?)感想や評価とかお願いします、自分の作品がどう思われてるのか知りたいんで。

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