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異世界に来た少年少女達  作者: 大野(偽名)
第一章森の王
5/18

教会とゴロツキ

秋原「ここがあの人が言ってた教会か、それにしてももう夜か…」

水野「想像よりデカいな」

御太山「秋原氏ちょっといいですかな?」

秋原「どした?」

御太山「2人きりで話したい事が……」

秋原「ああ、わかった」

水野「なるべく速く終わらせてくれ」


御太山「秋原氏拙者興奮してきましたぞ」

秋原「は?」

何言ってんだこいつ

御太山「教会と言えばシスターだお!シスターと言えば美少女で優しいって相場が決まってるんだお、拙者まだ見えておりませんが教会の中にいるシスターたんが好きです!」

秋原「おい、あまり期待するな、もしかしたらお前のタイプじゃないシスターさんかもしれないしそもそもシスターがいないかもしれないだろ、男だけとかさ」

御太山「教会の中にシスターがいないわけがありませんぞ!」

秋原「ここは異世界なんだぜありえるだろ、とりあえず速く行くぞ、水野を待たせてるんだし」

御太山「シスターたんシスターたん……」

秋原「はぁ」

そうだったこいつオタクだった、この数時間の間で色々ありすぎて完全に忘れてた、まぁちょっとだけこの非日常が忘れていつもの日常に戻った様な気がして心がホッとした。

秋原「ありがとな、御太山」

御太山「?」


水野「おう、済んだか、それじゃあいくぞ」

キィーバタン(ドア開いて閉じる効果音)


神父「おや、こんな時間になんのようですかな?」

秋原「すいません、村人さんからここに来たら良いみたいな事言われて来たんですけど…」

神父「あー、なるほど先程聞いたお人ですか」

先程聞いた?俺達の事がもう伝わってるのか、村の情報伝達能力凄すぎんだろ!

神父「私はシンプップップ、シンプと読んでください、あなた達がボアーから逃げたと言うですか」

えぇ名前ダッサ、普通のおじいちゃんの神父にそんな名前つけんなや、可哀想やろ。

水野「実はその時友達とはぐれてしまって…」

御太山「シスターたんは………」

あれ?確かにシスターいない…神父様だけだな、御太山お疲れ様、そういえば大川あいつ何処に行ったんだ……

水野「その友達を探したいんですけどあの森にはボアーがいますし広いですし、シンプ様のお力が必要なんです」

秋原「頼みます、持ち物全て無くしてここしか無いんです」

シンプ「わかりました、ですがもう夜ですので危険です、今日はこの教会で寝てください、ご飯も出しますよ」

秋原と水野「ありがとうございます!」

マジでこの人神かよ、自称神より神してるよ、いい人過ぎるって、そういえば御太山は…

御太山「シスターたん…」

真っ白な灰になってやがる、一応御太山の為にシスターさんいるか聞くか。

秋原「シンプ様この教会には他の人は?シスターとかいるんでしょうか?」

シンプ「数人のシスターがこの教会にはいたんですが今は全員トッシに行ってますね、この一週間は聖訓練期間なので」

秋原「聖訓練期間?」

シンプ「はい、各地のシスターは三大都市のトッシに行きそこの大聖堂に行き大聖女キテ様と会い、一週間の間に祈りを捧げたり大聖女様のご加護を貰ったりして、シスターとして一人前になるのです、」

水野「なるほど、あと何日後に終わるんです?」

シンプ「五日後ですね」

御太山残念だがシスターさんは五日後までお預けだ。

シンプ「そういえば聞いた話だとあとお二人いるようですが?今どこに?」

秋原「あー、今この村を散歩してまして」

シンプ「なるほど、それじゃあご飯をお作りしますので連れてきてください、夜ですのでゴロツキ等がいるかもしれませんのでお気をつけください」

水野「わかりました」

秋原「御太山行くぞ」

御太山「シスターたん…」


一方その頃桜木と赤井は〜

桜木「あ、そういえば秋原さんがボアーの片目を斬った冒険者の家を教えてくれたからそこに行きましょう、今のうちに把握しといて損は無いでしょう」

赤井「は~い」

桜木「手握っても反抗しないんですね」

赤井「どうせ離せって言っても離さないんでしょ、諦めたのよ」

桜木「なるほど、それじゃあ行きましょうか」

赤井「あんたいつも冷静よね」

桜木「そういえば赤井さんはいつも人を馬鹿にしてますよね」

赤井「………」

桜木「困ったら黙りですが、見てて見苦しいです」

赤井「うるさい」

桜木「性格治した方がいいですよ」

赤井「性格の治し方なんて知らないわよ」

ゴロツキA「ヒャッハー!」

桜木「あんた達なんのようです?」

ゴロツキB「身ぐるみ剥いでやるぜ!」

桜木「残念ですが何も持ってないですよ」

ゴロツキC「じゃあお前らの身体であんなことやこんな事してやるぜ!ヒャッハー」

桜木「どうしましょう赤井さん、相手三人しかも私達二人とも戦闘できません、逃げるとしても私は運動神経悪いので多分追いつかれます」

赤井「私に聞かないでよ!」

赤井さんでも逃がして御太山くん達に伝えてどうにかしてもらう、でも敵がこの三人だけとは限らない、隠れてる敵がいて赤井さんが捕まる可能性もある、ならこの場合最適の行動は。

桜木「誰か助けて!!!!!」

叫んで助けを呼ぶ、非常に単純で簡単な方法ですがこの場合最適だと思います、彼らの敗因はもっと人気のなく叫んでも誰にも気づかれない所に連れて来るべきだった。

赤井「桜木私言ったわよね」

桜木「?」

赤井「この村人間全員終わってるって」

桜木「何を言って……」

誰も家から出てこない!?女の子2人がゴロツキ三人襲われてるのに家の窓から見るだけっておかしいでしょ。

ゴロツキA「ヒャッハー!」

ゴロツキB「残念だったな、この村の連中は外の所から来た奴にはどうなってもいいと思ってる奴が多いんだよ、よくある村の外者には厳しいって奴だよ!」

ゴロツキC「まぁシンプやあの冒険者は誰でも助けるがこんな所に来るわけがないんだよ!ヒャッハー」

桜木「御太山くん助け……」

ゴロツキB「ぐぁぁぁ」

ゴロツキC「お、おい、どうし…ぐぁぁ」

???「大丈夫か?」

桜木「あ、あなたは?……」

急に現れて二人のゴロツキを剣で首を斬った、全然姿が見えなかった、何者!?

???「俺は元冒険者バツガだ、今はあそこの家で農業等をしている」

桜木「じゃああなたがボアーの片目を斬った冒険者なの?」

バツガ「そうだが今はこいつを」

ゴロツキA「ヒャッハー!」

ゴロツキAの攻撃をヒラリと交わし剣確実に仕留める為に首を斬った。

赤井「な、なにも殺す事は無かったんじゃ…」

バツガ「こいつらを見逃した所でまた何処かの誰が傷つくだけだ」

桜木「なるほどね、理解はできるけど共感はできないわね」

赤井「私は理解もできないわよ…」

バツガ「それじゃあな」

バツガ…赤髪で髪はボサボサじゃない、しかも目が虚ろじゃない、生気を感じない表情してる、正直怖い。

秋原「おーい、ふたりと‥も…」

水野「何があった?この三人は?」

御太山「死んでる〜!?」

ゴロツキAくんヒャッハー!しか言ってなかったな、正直もう少し喋らせても良かったな、バツガ…う〜んもう少しかっこいい登場あったな、ちょっと後悔、後悔の連続ですねぇやりますねぇ(???)って事で(どういう事で?)次は異世界での初めての飯を食わせようと思います。

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