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異世界に来た少年少女達  作者: 大野(偽名)
第一章森の王
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タダーノムッラー

秋原「この村思ったより結構人いるな」

桜木「そうだね、とりあえず他のクラスメイトの情報やこの世界の常識や魔法のやり方とかを手に入れよう」

水野「ここは全員バラバラになって情報を手に入れよう、1時間後くらいにあそこの時計塔で会おう」



秋原「あの~すいません?ちょっとよろしいですか?」

村人A「あ、どうした?それにしてもお前なんか変な格好してんな」

秋原「あはは、実は自分達ちょっと遠くの方から来た者でして」

「異世界から来ました!」なんて言ったら「は?何言ってんだお前」ってなって会話拒否されて情報が手に入らない、しかもこういう村はすぐ他の村人に情報共有がされて誰とも会話して貰えなくなる、そうなったら終わりだ、ならば遠くから来た常識を知らぬバカなら哀れんで情報をくれるだろう。

秋原「あ、そういえば最近俺みたいな服をした人みませんでした?」

村人A「いや、見てねぇな」

まぁだろうな、この世界に来てまだ1日目だ、他の皆がここに来てる可能性は低い。

グゥ~

村人A「おい、お前腹減ってんのか?」

秋原「お恥ずかしながら…」

村人A「それにしてもお前よく見たら服も汚れてるし汗だらだらじゃねぇか、何かあったのか?」

秋原「あそこの森で死にかけまして」

村人A「まさかボアーと会ったのか!?」

秋原「ボ、ボアー?」

村人A「片目に傷が着いたでっけぇ熊だ、あいつはあそこの森の王と呼ばれててな、あそこの木の実や動物を全部ボアーが食っちまった、俺達村人はあいつの討伐を冒険者組合にお願いして10人の冒険者達がボアー討伐に行ったんだが、帰ってきたのはたった1人…そいつが言うには仲間は全員死んでボアーの片目を斬ったとだけ、そいつはボアー討伐がトラウマになって今ではこの村でひっそりと暮らしてるよ……」

え、俺らワンチャンガチで死んでた?そんなヤバい熊だったのかよあの熊、って言うか木の実や動物いなかった理由ってそう言う事なの!?めちゃくちゃ怖いじゃん。

村人A「お前は運が良かったな、ボアーから逃げられる奴なんてそうそういねぇ、腕が立つんだろうな」

秋原「あはは…」

村人A「お前今日の寝床とかは決まってるのか?」

秋原「実はボアーから逃げる時に持ち物全て失いまして…」

ここでただ普通に自分達金持ってないんすよとか言ったら「へー、おつかれ」って言われて終わる、ここはボアーから逃げる時に持ち物全て失った哀れな人と思われて施しとかを貰おう。

村人A「なるほどな、それじゃあ教会に行ったら神父様から何か貰えるだろう、あの人は優しいからな」

秋原「わかりました、最後に1つ良いですか?」

村人A「おう、なんだ?」

秋原「さっきのボアーと戦った人の今の居場所ってわかりますかね?」

村人A「あー、教会から東に向かって歩けばポツンと1つの民家がある、そいつはそこにいる」

秋原「色々とありがとうございます、それじゃあ」

村人A「おう、またな〜」


秋原「ふぅ~、ボアーと戦った人なんて絶対強いだろうな、その人から戦闘を教えてくれれば…」

赤井「ちょっと!あんた話聞いてるの?」

村人B「あのねぇお腹空いてるのはわかるけどお金あるの?」

赤井「それは…」

村人B「お金無いならとっとと帰ってちょうだい、私達も暇じゃないのよ」

赤井「ちょっとくらい貰ったっていいじゃない!」

こいつ何やってんだ!?見た感じお腹空いた赤井が飯食べようとしたらボロボロな風貌を見た村人が怪しんで金あるか聞いて無いけど腹減ったからよこせ、ってなってるよなぁ。

秋原「赤井〜、行くぞ」

赤井「ちょっとやめて、掴んで連れて行こうとするな」

秋原「すいません、うちの子がご迷惑をおかけして、ほら行くぞ」

村人B「はぁ、次こんな事あったら許しませんからね」

秋原「はい、本当にごめんなさい、もうこんな事が無いようにしっかり言い聞かせるんで」

赤井「やめろ〜掴むな〜」


秋原「はぁ、お前バカか?」

赤井「バカとは何よ!失礼な」

さっきまで失礼な事をして村人を困らせたバカはどこのどいつだよって思ったが言わないでおこう、これでキレて何かしでかしたら困る、はぁこいつ本当に高校生かよ。

秋原「とりあえずもう1時間経ったから教会に行くぞ」

赤井「わかったわよ…」

はぁそれにしてもこれじゃあメスガキじゃなくてただのワルガキだろ…

桜木「あ、ふたりともおーい」

御太山「ずいぶんと遅かったですな、秋原氏」

秋原「こいつがちょっとアクシデント起こしてな…」

赤井「私のせいじゃないわよ」

秋原「どっからどう見てもお前のせいだよ、0/100でお前のせい」

赤井「はぁ!」

水野「とりあえず落ち着け、情報交換と行こうじゃないか」

桜木「私は特に何も、この村で私達見たいな格好してる人は私達だけって、この村に皆はいないね」

御太山「拙者はこの村の名前がタダーノムッラーと言う事とお金の単位がアセントと言う事がわかりましたぞ」

秋原「なんだか知ってても知らなくてもあまり困らなさそうな奴だな…」

御太山「酷いですなぁ、秋原氏拙者が汗水流して手に入れた情報をそんなふうに言うなんて、傷つきますぞ☆」

秋原「傷ついてる様には見えないが」

水野「俺はこの村から北に3日間歩けばトッシと言う都市に行けるって言う事、とトッシはこの世界の三大都市の一つでとても広く冒険者組合の本部があるらしいぞ、冒険者組合と言うのは分からんが恐らく名の通り冒険者の組合なのだろう」

赤井「ふーん、私は特に何も無いわよ、ただこの村人間全員終わってるって事はわかったわよ」

秋原「終わってるのはお前の思考回路だよ…」

赤井「はぁ!」

秋原「あ、口に出てたか、すまん、それで俺は」

赤井「何勝手に話そうとしてんのよ、そんな暴言言っといて謝罪がすまんだけってどういうことよ!」

桜木「赤井さんは村人さん達の悪口言って謝罪も無しですけどね」

赤井「……」

秋原「はぁそれで話を戻すと俺はさっき会ったあの大熊がボアーと言う怪物で10人の冒険者が討伐しようとしたら、9人は死んで1人は生き延びたけどトラウマになって今はこの村でひっそりと暮らしてるらしい、片目の傷はその時のらしい、あと教会に行くと神父様が助けてくれるらしいのと桜木と全く同じ情報を手に入れた」

御太山「大収穫ですな、秋原氏」

水野「とりあえず教会に向かって話を聞くか」

桜木「赤井さんはもしかしたら何かするかもしれないから別行動の方がいいんじゃない?」

完全に厄介者扱いされててちょっと同情する…いやしないわこいつが悪いんだし。

水野「別行動するにしても監視役として誰かついて行ってあげた方がいいな」

桜木「私がやるよ、今のところあんまり役に立ってないし赤井さんとお散歩して村がどんな風になってるか見てみるよ」

秋原「ああ、わかった、任せたぞ」

赤井「ちょっと桜木掴まないで、力強くない?いてて」

桜木「赤井さん行くよ」

御太山「水野氏秋原氏拙者達も教会に行きますお、道案内お願いしますぞ秋原氏」

秋原「ああ、任せろ」

いや~、思ったより文章量多くなっちゃいました、時計塔なんて村にあるイメージないですけど…別行動して合流の流れを作るにはしょうが無かったんや…しょうがが無かったんや……あ、ちなみに何ですけどボアーの名前は適当にボスとベアーを足して二で割った感じなんですよね、それにしても赤井さんトラブルメイカーですね、個人的にリアルで会いたく無いですね、製作者までに嫌われる赤井さん可哀想ですけど自業自得って事で、と言う事で(どういう事で?)ぜひコメントでご感想を教えてください。

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