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バレンタインと血のお話

作者: 夜光虫

中国史のお話なんですが、3000年ほど前に殷が滅びて周っていう国ができた時に

それまでの功労者達や王族に、褒美みたいな感じで王公の位や各地の領地を与えていたんですよ。

それによって72個の国ができました。

ただ、時が経っていくにつれてそれぞれの国は独立国家となり、貧しくなったり野心を持ったりして、周りの国との戦争を重ねました。

国が滅びたり、新しい国ができたりを繰り返して

戦国時代となりました。

そのため、国王達は、国同士の均衡を保つために一番の強者を"覇者"と呼び、その覇者の配下となることで他の国や異民族からの攻撃を抑えていました。

覇者を選ぶ会合にて各国の王によって選ばれた"覇者" との盟約を結ぶ儀式とは


1:牛を殺し、その耳を切り牛の血とともにお皿に入れる

2:そのお皿の牛の血を覇者が飲む

3:そのお皿の残った血を国王たちが飲み、覇者への忠誠を誓う


というものでした。(牛耳るの語源はこれです)

これまでの話から分かるとは思いますが、この"覇者"たちは強者で英雄なんです。

特に有名な覇者としては

斉の桓公 晋の文公 秦の穆公などの人たちです。

これら英雄たちの魂は強すぎるがために未だ現世にも残っております。そのため、牛の血の塊である"チョコレート"を食べることで覇者達を満足させ、彼らの魂を治めているのです。

しかし、若者たちは覇者のすごさを知らないため協力してくれませんでした。

そこで、「恋愛を絡ませれば若者達も協力してくれるんじゃね?」と考えた人がいまして、そんなずるがしこい大人の策略に乗っかった無能な若者が

「好きな人にチョコを送るイベント」という謎のイベントだと思い込み、覇者たちを讃えているのです。

それが"バレンタイン"です。

中国の国的休日と日にちを合わせることで

心の余裕をもって覇者を讃えれるようにしたのです。

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