マスクの効果は、安全な距離2mが1mになるだけですよ。
最近ではとうとう、ウレタンマスクまでもがやり玉にあげるのをツイッターで見かけるようになりましたが。そもそも、空気中に滞留するようなエアロゾルは、一般的なマスクでは防げません。
……そりゃあ飛沫量20%と50%みたいな形で資料を出されれば、20%の方が効果が高いと思うのも当たり前だと思います。でも、そんな差は大した差ではないと思います。
しゃべる、大声でしゃべる、歌う、そういった行為で、飛沫の量は数倍から数十倍にまで増加します。マスクの性能なんて、それと比べれば小さな差です。
マスクに期待しすぎるのもいけないし、逆にマスクの種類で他者を非難するのもどうかと思います。政府の配布したガーゼマスク、あれと同程度の効果があるのであれば良いと思います。
通気性のあるマスクでも、マスクが障害物になって呼気が遠くにまで届くのは防止してくれます。それ以上の効果なんて、そもそも期待すべきでないのかなと。
マスクは飛沫を遠くに飛ばさないようにする道具だと割り切った方が良いと思います。エアロゾルには換気で対応すると。マスクを過信するより、屋内は等しく警戒しておいた方が安全だと思います。
――マスクの良い悪いを論じて「悪いマスクを悪者にする」よりもね、マスクをする人を一人でも増やすことを考えた方が、感染症対策としては有効ではないでしょうか。
たとえ一割でも、大きな差が出てくるのは前に示した通りです。ノーマスクよりははるかに良いと思うのですが、どうでしょうか。
……もちろん、「自分はもっと効果の高いマスクをするぜ」と不織布マスクに変えるのは良いことだと思いますが。
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ただ、一人で(話をせずに)歩いてる場合は、基本マスク無しでも良いと思っているのですが、幅がやたらと狭い歩道とかで見知らぬ人とすれ違うときには、屋外でもマスクがいるなと思うときがあります。
あと、サイクリングとかの運動時、人気のない郊外を走っているときはマスク無しだけど街中や人通りのある場所を走る時はスポーツマスクをしたりとか。
正直、マスク無しで出歩くには、日本は歩道が狭すぎると、そんな風に思います。