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ふたつ名の令嬢と龍の託宣【なろう版】  作者: 古堂素央
第1章 ふたつ名の令嬢と龍の託宣

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19-5

     ◇

 その夜、リーゼロッテは一週間ぶりに、ジークヴァルトの守り石をはずして眠りについた。力がこもって暴走しないように、定期的に守護者の力を解放するためだ。

 騎士服に着替えたアデライーデは、眠らずにリーゼロッテの隣の部屋で控えていた。そのことはリーゼロッテには知らされなかったのだが。


 アデライーデは、報告書にあった“聖女の力”には十分注意するように、という文章を、身をもって体験した。

 リーゼロッテの強い力が、屋敷の隅々まで包み込んで行く。

(これは、無知なる者にしか耐えられないわね)

 力あるものがこの浄化を受け入れると、己の全てを失いそうだ。なぜだかアデライーデはそんなふうに思った。

 リーゼロッテの力は、いやなものを全て捨て去って、無の境地になれそうだった。

(――いっそそれができたら楽かもしれない)


 そんなことを思いながらアデライーデは、重圧に耐えながら一睡もせず夜を明かした。

 今回は二本立て! 後半は、おまけ小話「番外編・伯爵家の面接風景」、無知なる者ホイホイ・ダーミッシュ家のお茶会以前の日常の一幕をお楽しみくださいませ~

 次回予告は、その後で! って、この次回予告、必要ですの? 遊び心で始めたものの地味に面倒……、げふげふ これからもがんばりますわ~

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