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ふたつ名の令嬢と龍の託宣【なろう版】  作者: 古堂素央
第3章 寡黙な公爵と託宣の涙

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5-4

     ◇

 カーク家の廊下を歩きながら、ヨハンは巨体を丸めてエラの顔を覗き込んだ。


「さっきはブランシュが失礼した」

「え? いえ、本当に気にはしておりませんので。ですが、ブランシュ様は少し幼い印象の方ですね……」


 リーゼロッテへの受け答えも、子爵家の令嬢ならば完全にアウトな振る舞いだ。相手がリーゼロッテだからよかったものの、といった所だろう。


「ブランシュはあと数年で社交界デビューを迎える。オレも何とかしたいと思っているんだが……」


 ヨハンは小さくため息をついた。


「実はブランシュの母親は市井の女性で、オレとは腹違いなんだ。子爵家に迎え入れたのも数年前のことで、いまだ作法が身につかなくてだな」

「そうでしたか」

「いや、オレの母はブランシュが生まれる随分と前に亡くなっている。その事で父上を責める気はないんだ。だが、もっと早くにふたりを家に迎えてやれていたらと思うと……」


 そこでヨハンは言葉を切った。いつの間にか立ち止まっていたヨハンを振り向き、エラもその歩みを止める。


「……ブランシュの母親は辻馬車に乗っている時に暴漢に襲われたんだ。ブランシュの目の前で殺されたらしい。ショックのあまりブランシュは、それまでの大半の記憶を無くしてしまった。目が見えないのも精神的なもので、機能的には問題ないと医師に言われている」

「そう……でしたか」


 言葉を失ったように、エラはようやくそれだけ口にした。


「ああっすまないっ急にこんな話をして! さあ、ここだ、入ってくれ」


 たどり着いた部屋の扉を開き、ヨハンは中へと促した。その部屋に足を踏み入れたエラが、目を丸くして感嘆の声を上げた。


「これは……!」


 一面の壁に美しい刺繍が飾られている。ハンカチサイズのものからタペストリーと言えるものまで、芸術と思える刺繍が所狭しと並んでいた。


「この部屋はカーク子爵家の女主人が、代々受け継いできた刺繍部屋なんだ。母親から娘に刺繍が伝わって、それぞれが力作を残すものだから、今ではこのありさまだ」


 ふらりと魅入られたようにエラは壁際まで歩いて行った。部屋に置かれた棚やテーブルの上は、色とりどりの刺繍糸や裁縫道具が取り揃えられている。


「ヨハン様……よろしければ、手に取って見てもよろしいでしょうか?」

「ああ、好きなだけ見ていってくれ」


 半ば放心したように問うてきたエラに、ヨハンは満面の笑みを返した。


「ちなみにこれはオレが刺したやつだ」

「これをヨハン様が! さすがです」


 目を輝かして言うエラに、ヨハンは巨体をもじもじさせた。


「ほら、以前ダーミッシュ伯爵家で約束しただろう? そ、その、ふたりで一緒に刺繍を刺そうと……」

「覚えていてくださったのですね。今公爵家で刺繍教室を開いているので、お時間が合いましたらぜひヨハン様もご一緒に!」

「あ、ああ……みなで刺す刺繍も楽しそうだな」


 しゅんとヨハンはうなだれた。エラは目の前の刺繍に夢中で、そんなヨハンの様子は眼中にない。


「オレが刺繍を続けているのも、いつかブランシュに教えてやりたいからなんだ」


 ふいの真剣な声に、エラはその顔を上げた。静かな目をしたヨハンと見つめ合う。


「母は早くに亡くなったので、オレは祖母から刺繍を習ったんだが、その祖母もすでに他界していてだな。代々カーク子爵家で大事に受け継がれてきたものだ。オレの代で失くすのも心苦しいだろう。これはもうオレが教えるしかないとなったんだ……」

「だからヨハン様の刺す刺繍は、こんなにも素晴らしいのですね。ヨハン様のそのお心が、そのまま刺繍にあらわれているように思います」


 エラはヨハンの手を取って、熱い尊敬のまなざしを向けた。


「そそそそのようなことはっ」

「そのようなこと、絶対にあります」


 真っ赤になって挙動不審になるヨハンに、エラは力強く頷いた。


「だって、こちらの刺繍など、このエラ、もうため息しか出てきません。あまりにも繊細で、美しくて……」


 刺繍を手に取り、エラがほうとため息をつく。そんなエラの横顔をヨハンは呆けたように見やっていた。


「いや……やはり美しいのはエラ嬢……君だ……」

「え? 今、何かおっしゃいましたか?」

「あ、いや、何でもない!」


 慌てたように、わちゃわちゃとヨハンは手を振った。


     ◇

「うーん、収穫なしか」


 残念そうに言って、カイは両手を上げて伸びをした。


「ねえ、リーゼロッテ嬢。公爵家の奥書庫でヒカリダケを見たんだって? ここにも生えてたりしないかな?」

「そうおっしゃられましても……」


 本棚を見回してみるものの、光る本などどこにも見当たらない。


「まあ、そう都合よくいかないか」


 肩をすくめたカイは扉へと向かった。リーゼロッテもそれに続こうとする。


 コトリ、と耳元で音がした。リーゼロッテは部屋を振り返る。


「どうしたの?」

「何か、音がしませんでしたか?」

「音?」


 カイは警戒したように部屋の中央へと戻ってきた。気配を探るが不審な動きはない。


「ユリウス様はどうです?」

「いや、オレも何も感じないな」


 同様に部屋を見回していたユリウスもまじめな表情で返した。


「わたくしの気のせいだったのでしょうか……?」


 それにしては、やけに耳につく音だった。遠くで鳴ったのに、すぐ耳元で聞こえるような。その瞬間、再びコトリと音がした。


「あ! また鳴りましたわ!」


 その言葉に、カイとユリウスが目を見合わせた。


「何も聞こえなかったけど」

「オレもだ」


 そう言いながらもふたりは、リーゼロッテを守るように立ち、部屋の中を見回した。


「カイ様、あちらが……」


 そう言ってリーゼロッテは部屋の一角を指さした。その先にあったのは、窓の近くに置かれたチェストだ。


「あちらの一番上の引き出しが光って見えます」

「引き出しが? リーゼロッテ嬢はユリウス様のそばにいて。オレが確認するから」


 リーゼロッテが頷くと、カイはチェストの上段の引き出しを慎重に引いた。飾りのチェストだからだろう。そのいちばん小さな引き出しの中には、何も入れられていなかった。


「何もなさそうだけど」

「その奥に何かございませんか? 奥が光って見えますわ」


 カイは引き出しを完全に引き抜いた。片膝をついて、引き出しが無くなった暗がりを覗き込む。次いでその隙間に手を入れると、カイの指先に何か硬く冷たいものが触れた。


「鍵だ……」


 指に掴んだものは小さな鍵だった。それをしげしげと眺めた後、カイはその下にあった鍵付きの引き出しの鍵穴に、それを差し込んだ。何の抵抗もなく、その鍵が回る。


 ユリウスとリーゼロッテが遠巻きに見つめる中、カイはその引き出しを開けた。中をじっと見つめ、気配を探る。危険はないと判断して、カイはそこに入れられていた少し大きめの箱を取り出した。


「宝石箱でございますか?」

「うん、そうみたい」


 女性が好みそうな装飾が施された箱だった。


「近くで見てもよろしいですか? なんだか気になってしまって」


 奥書庫の時のように、やたらとその箱が自分を呼んでいるような気がする。きのこが生えている様子はないが、意識が惹きつけられて視線をそらすことができない。


「危険はなさそうだけど、一応気をつけて」


 カイは手にした箱をテーブルに置いた。頷いてリーゼロッテはそこまで歩を進める。慎重に手を伸ばし、指先が箱にそっと触れた。

 その瞬間、箱からオルゴールが流れだした。澄んだ音色が部屋の中を響き渡る。


「オクタヴィア……」


 物哀しく流れるその旋律は、オクタヴィアが唄っていたものだった。ジョンがいつも聞いていた、あの唄だ。


 刹那、指先に電流が走る。それはリーゼロッテの腕を伝い、脳の中に直接、膨大な量の記憶が流れこんできた。


 あたたかい日差しの中、駆け回る子供たち。やさしく包むのは最愛の人の大きな腕だ。微笑んで見つめ合い、柔らかく口づける。やがて子供たちはこの手を離れ、時折可愛い孫たちが会いに来る。そんな日々が繰り返される。


 脳裏に流れ込んでくる映像の渦は、オクタヴィアの記憶なのだろうとそう思った。映るままに任せて、そのイメージの海をただ(ただよ)った。


 五人の子供に大勢の孫やひ孫たち。愛する家族に見守られながら、その生涯を閉じる。オクタヴィアは天へと旅立った。

 満ちたりた人生だった。そう、心から感謝しながら――


 唄が聞こえる。オクタヴィアの唄声だ。


(ああ……これは哀しい唄なんかじゃない)

 ――オクタヴィアの、愛の唄だ


 生のよろこびを(たた)えた唄声が、リーゼロッテのすべてを包んでいった。熱く胸が締め付けられ、哀しくもないのに涙が溢れ出る。


「「リーゼロッテ」嬢!」


 両側からユリウスとカイに肩を掴まれ、リーゼロッテははっと意識を戻した。目の前にあるのは、手を伸ばしたままのオルゴール。音はやんでいたが、溢れ出す涙が止まることはない。


 震える指先のまま、リーゼロッテはオルゴールの蓋を開けた。箱の中には、ひとつのカフスボタンがころんと入れられていた。

 青い石がついたそれを手に取ると、オクタヴィアの意識がふわりと流れ込んでくる。これはジョンの誕生日にオクタヴィアが贈ったものだ。思いの残渣(ざんさ)のような欠片が、リーゼロッテにそう教えてくれている。


「オクタヴィア……あなたはしあわせだったのね」


 思いの残渣に語りかける。それは朧気(おぼろげ)な人型をとり、揺らめきながらオクタヴィアの形となった。


「そう……そう……そうなのね……」


 その思いが流れ込んでくる。しあわせを手に入れたオクタヴィア。その生涯は愛に溢れ、満ち足りたものだった。ただひとつ、ジョンの事を除いて――

 オクタヴィアの唯一の後悔が伝わってくる。己を満たすために、彼を利用してしまった。それもあんなにもひどい(すべ)を用いて。


 同調するようにリーゼロッテの胸も締め付けられる。それでも飲まれてはいけないと、リーゼロッテは深い呼吸をゆっくりと繰り返した。


 そっと瞳を開き、オルゴールの奥に入っていた一通の手紙を取りだした。


『親愛なるジョバンニへ 

        オクタヴィア・カーク』


 封筒に書かれた文字に、指を滑らせる。その指先に感じるのは、ただあたたかな思いだった。


「カイ様、わたくし、ジョンに会いに行きますわ」

「え? それは、ジークヴァルト様がなんて言うかな……」

「ですから、カイ様もご協力くださいませ」

「協力?」

「ジークヴァルト様の説得ですわ」


 リーゼロッテの決意に満ちた顔に、カイは目を丸くした。


「やれるだけはやってみるけど、あまり期待しないでね?」


 カイの頼りない返事に、リーゼロッテは大きく頷いた。


     ◇

 まだ雪がところどころ残る裏庭を通り、ジークヴァルトに抱えられてジョンの元へと向かう。後ろに続くのは、公爵家にいる力ある者全員と、それにカイが加わった。カークは安全のために、部屋の前で留守番中だ。ちょっと不服そうに居残っていた。


 ジョンに会いに行きたいというリーゼロッテの要求に、ジークヴァルトは(かたく)なに首を縦に振ろうとしなかった。しかし、あれやこれやの交渉の末、リーゼロッテが「あーん一日無制限券」を提示すると、しぶしぶではあるが要求が通されることとなった。


(ジークヴァルト様の判断基準がよくわからないわ)


 そう思いつつも、ツェツィーリアが黙々と菓子を頬張る姿は、リーゼロッテも見ていて微笑ましいと感じたりはする。きっとジークヴァルトも自分への餌付けに、そんな快感を覚えているのだろうと、納得することにした。


(ツェツィーリア様と同じ子供扱いなのも、これはもう仕方ないわね)


 今はジョンのことを最優先で考えよう。会いに行って何ができるかは分からないが、オクタヴィアに託された一通の手紙を手に、リーゼロッテはジョンのいる枯れ木の前に到着した。

 ジョンの枯れ木があった場所は、山盛りの雪にうずもれていた。周囲の雪は多少残っている程度なので、そこだけが異常な光景に映る。


「ヴァルト様、もう少し近づいていただけませんか?」


 抱き上げられたまま上目遣いで覗き込むと、ジークヴァルトは仏頂面のまま、無言で言われたように歩を進めた。


「ジョン、聞こえる? わたくしよ」

 声をかけるが反応は見られない。


(こんなオレオレ詐欺みたいな呼びかけじゃ無理かしら)

 そう思って、そっと雪の壁に手を伸ばした。


「きゃっ」


 触れるか触れないかの瞬間に、雪山が盛大に緑の輝きを放った。その場にいた者たちが眩しさに目を覆う。光が収束した後、目の前に現れたのは、緑の大きな繭玉(まゆだま)だった。


「これは……」

「お前がやったものだ」


 ジークヴァルトにそう言われ、あの寒い日を思い出す。バルバナスの(めい)で会いに行ったジョンは、耐え難い憎しみにもがき苦しんでいた。


 だが、今ならわかる。ジョンが抱えているのは悔恨と喪失だ。オクタヴィアの命をこの手で奪い、誰よりも大切だったはずの彼女のしあわせを、自らが踏みにじってしまった。


「ヴァルト様、下に降ろしていただけますか?」

「駄目だ」


 逆にぎゅっと抱え込まれてしまう。仕方なしに抱えられたまま、リーゼロッテは再び緑の繭玉に手を伸ばそうとした。


「駄目だ。触れずにどうにかしろ」

「そんな……こちらはわたくしの施した力なのですよね。危険なことはないのでは……」

「中にジョンがいる」


 リーゼロッテの手を掴んで、引き寄せる。ジークヴァルトはそのまま手を離そうとしなかった。


 仕方なしにリーゼロッテはもう一度ジョンに呼び掛けた。


「ジョン……わたくしの言葉を聞いて。お願いよ」


 瞳を閉じて気配を探るも、何も反応は返ってこない。ただ、繭玉の緑が煌々(こうこう)と輝き、その場を早春の冷たい風が吹き抜けていく。


「ヴァルト様、手で触れるだけですから」


 もう一度懇願する。あの日の苦しい状態のまま、ジョンがこの中にいる。そう思うと、一刻も早くオクタヴィアの思いを届けたかった。


「お願いですわ、ヴァルト様」


 ぎゅっと眉間にしわを寄せたジークヴァルトは、リーゼロッテを下へと降ろした。


「触れるだけだ。オレからは離れるな」

「はい」


 後ろから小さな手を取り、自身の手を重ね合わせる。ジークヴァルトはそのままリーゼロッテの手のひらを繭玉へと押し付けた。


「ジョン、そこにいるんでしょう? 今日は大切なことを伝えに来たの。オクタヴィアはあの日、命を落としたりしなかったの。しあわせに生きて、もう天に昇っていったわ」


 手のひらに意識を集中させるが、自分の力の波動が返ってくるだけだ。身になじんだそれは、ゆらゆらと体の中を出入りしている。ただかすかに、繭玉の中にゆりかごのような(かたまり)が感じ取れた。


(駄目だわ……完全に心を閉ざしている)


 繭玉から一度手を離すと、リーゼロッテはオクタヴィアの手紙を取り出した。この手紙をジョンに届けることができたなら。

 ふいにあの唄が耳によぎった。

(ああ、そうだわ……これをジョンに届ければ……)


 リーゼロッテはすぅと息を吸ったあと、その唇に旋律を乗せた。オクタヴィアの思いそのままに、ジョンに向けて愛を唄う。


 ジークヴァルトの腕の中、のびやかな唄声が響いていく。高く低く、時には密やかに。

 届けてほしい。オクタヴィアの願いを。この確かな愛を――


 繭玉が輝き、その糸がするりと(ほど)けていく。ジークヴァルトに抱かれていた体が、一瞬でゆるんだ繭玉の中へと引き込まれた。


「ダーミッシュ嬢!」


 焦ったようなジークヴァルトの声がする。また心配をかけてしまった。でも、きっとここは大丈夫。

 そんな意識がぼんやりと浮かぶ。瞳を開くと、膝を抱えたまま丸くなったジョンが、目の前に浮かんでいた。

 枝にぶら下がる果実のように、ゆりかごに揺れる赤子のように。


 そんなジョンをリーゼロッテはやさしく揺さぶった。瞳を開き、ジョンはゆっくりと顔を上げた。放心したようなその顔には、幾筋もの涙が伝っている。

 リーゼロッテは手にした手紙をそっとジョンへと差し出した。ゆっくりとした動きで、ジョンはそれを静かに受け取った。


(オクタヴィアの思いが、ジョンの中に――)


 その光景のまばゆさに、リーゼロッテはその目を細めた。何色にも輝く光の(うず)が、すべての(おり)を消し去っていく。


 ジョンは一瞬だけ苦し気な表情(かお)をして、天高くを見上げた。巻き上がる前髪の下、龍の烙印が瞬間(あか)い光を放つ。そして残像も残らぬまま、(くれない)のしるしは跡形(あとかた)もなく消え去った。


 雲の狭間からあたたかな光が差し込んだ。ジョンが天に還っていく。光はジョンをやわらかく包み込み、その体は純度の高い白に溶け込んだ。


 (ほど)けゆく繭玉ごと、リーゼロッテはジョンの背へと力を注ぐ。無事、天に昇れるように。もう二度と迷わぬように。


 雲と狭間の境目が分からなくなったころ、リーゼロッテの脱力した体は、ジークヴァルトの腕の中に受け止められた。


 あまり力は入らなかったが、リーゼロッテは安心させるように、ジークヴァルトへと微笑んだ。


【次回予告】

 はーい、わたしリーゼロッテ。一時的にダーミッシュ領へと帰ってきたわたし。そこにカイ様が訪ねてきて、ダーミッシュ家の書庫をお見せすることに。

 そんな中、ウルリーケ様のご容態がよくないと連絡が来て……。わたしの代わりにグレーデン家へお見舞いの品を持っていったエラを待ち受けていたものは?

 次回、3章第6話「束縛の檻」 あわれなわたしに、チート、プリーズ!!

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