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成長についての考察1

例えば筋力の成長。

これは筋繊維に負荷をかける事により筋繊維が損傷する。

新陳代謝により筋繊維は復元するが、この時に損傷前より太く成長する。


次に計算能力や暗記能力などの頭脳的な成長。

これは脳内のシナプスが特定パターンの電気刺激を繰り返す事により、そのルートが最適化されていく。

迷わずに目的地まで最短でたどり着けるようになるイメージだ。


どちらにしろ共通するのは細胞の変化である事。


では実際に計算能力が成長している現象をどう捉えたら良いだろうか。


【仮定】

成長が脳細胞に起因するものである。


【エネルギー】

まず大前提として細胞は栄養がないと動かない。

電気的な刺激であるので分かり易いが、動けば必ずエネルギーを消耗する。

エネルギーとはいうなれば炭素を酸素と結合させて発生する熱である。

炭素と酸素が結合すると二酸化炭素が発生する。

C + O2 → CO2 + J


二億年間思考し続けるだけで、脳細胞を動かす炭素と酸素を大量に消費し、二酸化炭素を大量に生み出す事になる。

睡眠も休息もしてない分、さらにその量は増えるだろう。


【細胞としての限界】

二億年という長い時間が現実の時間軸の場合、細胞はそんな長い年月に耐える事は出来ない。

炭素と酸素の結合は燃焼と同じなのだ。

入れ物に負荷をかける。

ドラム缶の中に二億年間火を炊いて、ドラム缶は元の形を維持出来るだろうか。


【結論】

そもそも細胞は休息を必要とする。

睡眠も休息もしていない状態で維持出来ており、能力の低下も見られない事から、現在の思考自体が脳細胞によって行われていない可能性が高い。

よって計算能力の成長なども、脳細胞に起因するシナプスの最適化ではなく、まったく別の現象であると思われる。


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