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東方陰影記  作者: 凛
60/70

57話

四季のフラワーマスターとはΣ(゜Д゜)へぇ

「ちょっと……咲夜。あれってどういう事なのよ……」

神崎の部屋の扉を薄らと開き、レミリアは中を指さす。

「……紅魔館が爆発しないといいですけどね」

「キュッとしてドカーンする?」

「しなくていいわよ……」

一番下からフラン、レミリア、咲夜の順に頭を重ね神崎の部屋を覗く。中には落ち着かない様に尻尾を小刻みに揺らす犬走椛に、妙にイラついた様に貧乏揺すりをする風見幽花、そして何故か落ち着く神崎が妙な空気を作っていた。


「で、話をまとめさせて頂くとするなら、今はいない姫海棠はたてさんが故意か否かはわからないが風見さんにとってあまり好印象ではない一面が撮影されてしまった、という事ですね?」

そのとある一面、というのが何かは知らないが彼女が怒る、という事はかなりの失敗の様なものを撮られてしまったのかもしれない。

「そんなところね……。でも、彼女がこの娘を置いていった理由は知らないわよ?」

「……わふぅ」

少しだけ安心したように犬っぽい息をつく椛。風見幽香がここにいる理由は彼女を迎えに姫海棠はたてがやって来るのではないだろうか、という至極単純な考えの元の行動であった。

「まぁ、紅茶でもどうですか?」

と、何も無い机を指さす。当然の様に2人と覗く3人は不思議そうに首をかしげる。神崎は少しだけ微笑み、大きめのテーブルクロスで二人の視界をほんの一瞬だけ覆い尽くした。


「ダージリンでよかったらどうぞ?」

彼女達の視界が晴れた時、何も無かったはずの机に敷かれたテーブルクロスの上には3人分のカップが置いてあった。

「……っ!?」

扉から覗くいくつかの目が丸くなる。

「……へぇ、面白いじゃない。これがあなたの能力かしら?」

「えぇ、これがーーーーーーーーーーーーーーーー」


パタン。

言葉はそこで途切れ、覗いていた扉は固く閉ざされた。

「気付かれてたみたいですね……」

「夕月の能力って何なのかなぁ?」

咲夜とフランはその場で首をかしげる。一方、レミリアは何故か静かに窓の外を眺めて笑っていた。

「ふふ……」



***


「……随分と便利な能力ねぇ」

「そう思えるだけマシですよ、まあ……最終的にはこいつだよりになりそうですけどね」



2人が少しだけ打ち解けていく間、椛はただひたすらこんなことを考えていたという。


(帰りたい……)

o((=゜ェ゜=))o

そろそろもこたんとかこーりんとか書きたいでござる。

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