初めての人
今回は初めて恋をしたときの感覚を書いておきたいと思い「初めての人」を書きました。
自分はあまり恋愛に興味が無かったのですが初めて本気になった人がいます。
でもその恋は…
中学一年生、ようやく中学生という場に来た。
小学校の6年間好きだった人とはクラスが離れて
仲良かった羽耶南ともクラスが分かれた。
でも、智とは同じクラスになり、最初の方では一緒にいた。
一年では何をやるのかまだ全然分かんなくて、
話したことのない人とはどうやって接したらいいのか分かんなくて
不安がたくさんだった。そしてある日、
クラスの学級長と副学級長を決める日。
誰が候補に上がるのかなーと思っていたけど、
まさかの出来事、自分が候補に上がった。
女子の中でもう一人候補が出たんだけど多数決で負けて自分がなった。
でも、男子の方がまだいるからそっちに任せればいいやと思っていた。
そして自分は副になり長は『塩道 瑛太』に決まった。
その時ぐらいだろうか…へんなことを言われるようになったのは
正副学級長というのはそんな簡単なものではなく、
クラスで問題があれば代表として怒られたり…
大変な事がたくさんあった。
よく決め事をする時もみんなの前で決める。
そんなときからクラスの人がおちょくってきて
「瑛太が好きだってー!」そんなことを言われる。
はっきり言ってこっちは全然興味ないし
そんなこといわれてどんな反応をとっていいのかわかんない。
とりあえず皆の言葉をシカトして前に行って話し合いをした。
本当にその時は誰も好きではなくて誰にも興味がなかった…
変な噂は流れていたけど皆が「嘘」って分かっていてくれてるから
ほっといた。そして月日は流れてもう11月。
9月にはこの学校の大行事の体育祭や文化祭があった。
このクラスにもなれて楽しい。
姉に教えてもらってあるゲームサイトへ登録していた自分は
久しぶりにサイトを開いてみた。色々いじってみて操作もなれて
そのサイトにはまった時だった。
友達検索があったから同じ住みの人いないか探してみた、
そしたら「三神住み」「中2」という人を見つけて友達希望を出した。
そして色々話していくうちに同じ学校だという事がわかった。
その人とはたまにメールをしたりしていた。
そして11月中旬に1件の友達希望が来た。
それは男子からだったけど「三神中でしょー!」という内容から
この人と同じ学校だという事がわかってOKをした。
始めは「名前は!?」と直球に言われたけど内緒にしてみて、
毎日メールで話していた。相手が先輩だという事がわかって、
何部かということもわかって、お互いに情報を教えあっていた。
向こうはうちの事がわかったみたいだけどこっちはまだ分からない…
ちょっとそれは…と思い自分も頑張って探した。
そして1週間くらいが経ってお互いに知り合いになった。
それでも、友達希望が来た時からのメールは止むことはなく
ずっと続いていた。 多分その時くらいだと思う、
あの人のことを好きになったのは…ある時メールをしている時だった、
夜中だったけど「直メしない!?」と言う誘いを受けたのは…
いつも学校から帰ってきてから夜中までメールをしていたから楽しかった。で、いきなり直メの誘い自分も気になっていたから、OKをしてメールをやり始めていた。直メを初めた当時はまだお互いに本名を知らなかった、だからサイトのアバターの名前で登録していた。
でも、何日か経っていくうちにお互いがいろんな人に聞いて
本名も分かった。その人は『根本 達紀』先輩だった。
その時からかな、本気であの人のことを好きになったのは…
5時間目に理科のときは一番楽しみだった。
理由はあの人の掃除分担の場所が理科室だったから。
教室に戻る時に会えるのがうれしかった。
その時にはもう自分があの人のことを好きだと言うことは
「智」や「咲」は知っていた。この2人は一番の仲良しで
信用のできる人だったから何でも話せた。
――――いつだったかいきなり向こうの態度が変わりメールでも
絵文字を使ってくれなくなり、メールの文章も短文になった…
それがとってもショックだった。
「嫌われた」と思って立ち直りが出来なかった、
でも、なんとか立ち直りあの人のことを諦めようともしたけど
諦められなくて…そんな日が何日も何日も続いていた。
だけど諦めることが出来ない自分は影であの人のことを想う事にした。
そして卒業式という日。
あの人といられるのも後1年になってしまった…。
少し残念な気持ちもあった。今のままで卒業式を迎えるのは嫌だ、
少しでも前みたいな関係に戻りたいなぁ思っていて頑張っていた。
そして春休みになり、皆進級して私達は2年になった。
新しい気持ちで行きたいと思っていた。
ところが5月くらいにあの人がサイトをやめると言い出した。
それがショックでメールで理由を聞いてみた。
でもやっぱりメールでは短文で絵文字を一個も使ってくれない。
やっぱ嫌いになったんだと思った。正直かなり落ち込んだ…
それ以来メールは1通もしていない…
そして月日は流れて11月あの人を好きになって
もうすぐで1年とちょっと。
携帯も新規にしてアドレスも変わった。
アド変の連絡を皆に送ったところあの人には届かなかった…
向こうはアドレスを変えてウチには送ってくれなかったんだ…
その日からメールは途切れてあの人とも関わりもなくなった。
ところがまだサイトをやっていたらしく、関われることができた。
たまに、本当にたまにだけどサイトで書く日記にもコメントをくれた。
その時に一番初めに自分で友達希望を出した人とまた親しくなり、
毎回書く日記にコメントもくれた。
ミニメールもたまにするようになって、
本当に仲良くなった時、直メをするようになった。
その時はあの人とは違い優しい人だった。
2週間メールが続くのが当たり前になっているくらいに…
その人の本名も知った。「水井 涼」という先輩。
ウチがあの人で傷ついた分癒してくれる人だった。
心の支えになってて助かっていた。
そして12月くらいに2年の自分達は
生徒会の引継ぎについて忙しくなる。
自分も役員になった。
本当は予定では役員にはならないはずだったのに…
なぜ役員になったのかは分からないけど…
裏で色々やってる自分がまた忙しくなる気がして気が重い…
でも、役員になれてうれしかった。
だって役員ならあの人に少しでも近づけるでも、
本当は事務局になりたかったって言う気持ちがある。
なぜかというとあの人は事務局の書記をやっているから。
それで事務局になれば、そうすればあの人にも今以上に
関われる気がしたし話せたかもしれないから…そしてある日、
羽耶南と計画を立てた。羽耶南とはあの人のことをNJと呼んでいる。
羽耶南もサイトに登録をしていて協力してくれると言ってくれた。
そして羽耶南とその計画を実行する時、
その計画とは羽耶南のアバターのミニメであの人の気持ちを聞く
と言うもの…自分ではその計画が上手くいくものだと思っていた。
上手くいって、前みたいに仲良くなれると思っていた。
でもそれは逆効果で向こうを怒らせてしまった。
その日の19時くらいにサイトに接続してみたら
あの人が日記を書いていた。その内容が
「まじうざいからやめるわ!今回はまじでやめるわ!」と言うもの。
それを見た時かなりのショックだった。でもその時に想った事が、
『あのメールではすごく短文でつまらなそうだった。
前ウチとメールをしていた時とは全然違う。
だとすればあの時から変わったんならそれまでウチに
優しくしてくれたのはウチだけのもので…』
そう考えるとうれしくも感じていた。
どんな妄想だよ、って思うかもしれないけど本気で好きな人が
いるならこの気持ちが分かると思います。
自分は本気でNJの事が好きだったのでそう思ったんだと、思います。
羽耶南には失礼かも知れなかったけど、そんな気持ちを生んでいた。
でも、その気持ちと反対で
『もうあの人のことを諦めよう』と言う気持ちも生んでいた。
完全に嫌われた。向こうはうちの事が嫌い。
そう思ったから諦める決意をした。
その時は嫌われたって言う気持ちが大きくて
あの人についてもう考えるのも嫌だった。
またその時実感したことがある。
『本気で好きになった人があの人で
小学校の時好きだったあの人はただの上面だけだった』ってこと。
6年間好きだったって言うのが嘘だったかのように打ち砕かされた…
そして今感じてるこの恋が本当で…
今思えばどうしてあの人のことをほんきで好きになったんだろう?
特別カッコいいわけでもなく…
特別でもない…成績は普通?らしい。
そんな人に本気になったのは自分でも驚き。
でも、その想いと一緒に一つ思いついたこと。
今のこの気持ちを大切にもう恋はしないで
あの人で最後にしようと思います。
タク兄にはすごく感謝してます。
いつもいつも見守っててくれてありがとう!
小学校の時から出会って色々あったけどタク兄にも
本気にはならなかった。それほどあの人が好きでした。
今の気持ちは本気で好きになったあの人が卒業する前にちゃんと伝えたいとおもいます。
何もしないで終わらせるより伝えたいと思いますので―――――
本気で好きになって変わらない恋をしてる
自分がバカらしくなってきた時があります。
それでも諦めないで頑張りました。
最後に・・・・
「本当の恋」を教えてくれてありがとうございました。
これで最後になりますがとても感謝しています。
今回は読んでいただきありがとうございました!
どうでしたか?
幸せな人はこれを読んでどう思うんでしょうか?
自分と同じ気持ちを持っている方は同情してくれるのでしょうか?
そんなことを思いながら書きました。
今回は本当にありがとうございました!