【番外編】ライトノベルで学ぶPHPプログラミング入門 【php --rfの巻】
登場人物について
コウタ:自称ごく普通の高校生。宇宙からやってきたロボット、ポコスケと同居。面倒事を嫌い平凡な生活を良しとする男。
宇喜多真琴うきた まこと:コウタの通う高校に転入してきた、自称コウタの幼馴染。AV部を設立する。いつも高飛車な態度でコウタに命令する。
愛華 あいか:黒髪の美少女。部では女優を担当。
「真琴~、str_replaceの引数の順番ってどうだったっけ?」
俺は新規にウェブサイトを作成してる。で、phpの関数str_replaceを利用しようと思ったが引数の順番を忘れてしまった。
「ググれ」
真琴の一言は冷たかった。
やれやれ…。
「真琴さん、料金の滞納で昨日からネット止められてますよ」お茶を淹れながら愛華が言う。
「そう言えばそうだったわね。でも今月の部費は旅行で使い果たしたから来月までネットは無理と言うことね」
「無理と言うことね、じゃないだろ?ググれないだろ…」
「実はね、ググって調べなくてもphpの関数の定義を調べる方法があるわ。とりあえずコマンドプロンプトを立ち上げて、コウタ」
俺は言われるまま自分のノートPCでコマンドプロンプトを立ち上げた」
「準備できた?準備ができたらphpコマンドが使えるかチェックして。確かコウタのマシンはphpにパスが通ってるはず。php -vと打ってみれば何か反応があるわ」
俺は指示通り、コマンドプロンプトの真っ黒な画面上でphp -vとコマンドを打ってみた。
php -v
PHP 5.4.16 (cli) (built: Jun 5 2013 21:01:46)
Copyright (c) 1997-2013 The PHP Group
Zend Engine v2.4.0, Copyright (c) 1998-2013 Zend Technologies
一応使えると言うことか。さて本題のstr_replaceの件はどうするのか。
「んー、大丈夫そうね。じゃ、php --rf str_replaceとやってみて、コウタ」
そしてこれも言われるまま実行。
php --rf str_replace
Function [ <internal:standard> function str_replace ] {
- Parameters [4] {
Parameter #0 [ <required> $search ]
Parameter #1 [ <required> $replace ]
Parameter #2 [ <required> $subject ]
Parameter #3 [ <optional> &$replace_count ]
}
}
「ここにParameter#0から#3まで出てるのがわかるわ」
「つまり、引数の0番目から3番めまでを表示と言うことか」
「そう、<required>が必須の引数で<optional>が書いてある通り、オプションの引数。この関数の場合、0番目の引数はsearchだから文字列の中から探す対象、1番目はreplaceだからそれを置き換えたい文字列、3番目はsubjectで全体の文字列、3番目のreplace_countには置き換えられた回数が入るわ」
「これは便利そうですね~」