逃避行1
異世界
陰謀
強奪作戦 前
強奪作戦 後
を大幅改稿いたしました。まだ読まれていない方は読まれることをおすすめします。
「このまま処刑されるか俺の物になるか選べ」
俺はそう言って手を差し出した。この言い方は卑怯だ。そんな事は分かっている。なぜなら俺の物になるという選択肢しかないからだ。
だがしかし!アメリアを手に入れるためなのだ。仕方ないことなのだ
「誰がお前みたいなへ、変態のものになんか」
なん…だと…!?
後一歩というところで
「いいんだな本当にこのまま処刑されても」
「私は聖騎士だ。教会の決定には従わなければならない」
騎士....か。現代日本から来た俺には騎士精神なんてもんは分かりはしない。
しかし、だからといって諦めるわけにはいかない。命が惜しいなら俺のものになれと言っても聞きそうにない。
ならば生きる目的を与えてやろう。
そうすれば俺のものになりたくなるだろう
「では聞くが、お前は処刑されるようなことをしたのか?」
「断じてしていない!」
予想どうりの答えだ。処刑されてもいいと言いつつもこの女はこの世界に未練がある。
ならば俺のものになったも同然だ。
「そうか…
もう一度聞く、俺のものになるか?
俺のものになればお前の目的を手伝ってやってもいい」
「....くっ お前のものになろう」
ふ、ふはははは 計画通りだ。
「ふっ 懸命な判断だ」
俺は拳銃を構えアメリアの首にかかっている縄を撃ち切った。
【パンッ】
「きゃ」
意外と可愛い声が漏れる
「じゃあさっそく…」
俺は指をわしゃわしゃしながらアメリアに近づいていく。
「な、何をする気だ」
「何って服を脱がすんだよ」
そう言って俺はアメリアの着ていたものを剥ぎ取る。
囚人服みたいなもの一枚しか着ていなかったため簡単に剥ぎ取れた。
美少女の生服ゲットだ!
「や、やめ「きゃあああああ」」
ビリビリ
エリザと違い、ボリュームのある果実がこぼれ落ちる。
しかし、垂れているということはなく張りのあるそれは見事なボディーラインを描かせている。
いつまでも眺めていたいが、今は時間がない。
後で堪能しよう
「うるさい!いいからとっととこれに着替えろ」
叫んでいたアメリアの身体をあまり見ないようにしながら黙らせて、昨日服屋で買っておいたこの世界の標準的な服を渡す
「あ、ああ」
ついでに奴隷の首輪も着けておく。
俺をケダモノを見るかのような目で睨んできたが、特に何も言ってこなかった。
契約はしていない。
「よし、煙が晴れないうちにとっとと移動するぞ」
アメリアが服を着終わるのを待って移動を開始する。
目的地はもちろん昨日建てておいた塔だ
アメリアの手を掴んで走り出す。
そうしなければ煙の中迷ってしまうのだ。
「あ、」
「どうした?」
「なんでもない」
若干顔が赤い気がする
「何処へ行くんだ?」
聞いてくるが無視だ。
現在混乱した市民たちが逃げ出し、その場は大混乱に陥っている。その中を突っ切って逃げるのは困難だ。
そんな事をしていてはそろそろ駆けつけてくるであろう騎士に見つかってしまう
美人のアメリアは目立つのだ。
それに打算もあった。
この世界では情報端末がないため、情報の伝達は人の足で行われるだろう。
となればまだ城壁の門を守っている兵士にはアメリアの強奪は知られていないはずだ。
城門を封鎖される前に王都の外へ逃げ出さなければならない。
「ここだ。登るぞ」
俺たちは鉄塔までたどり着くとその鉄塔を登り始めた。
「こんなところに登ったらあっという間に見つかってしまうぞ」
アメリアは渋っているがここは信じてもらうしかない。
「大丈夫だ。行くぞ!」
頂上までたどり着くと俺は用意しておいた滑車を魔法の袋から取り出した。
それを鉄塔から伸びているワイヤーに取り付けていく。
滑車からは取っ手と思われるものがのびている。
日本人なら一度は遊んだことがあるのではないだろうか、空中に張られたワイヤーを、専用の滑車で滑り降りる遊具だ
「何をする気だ」
「これでよし」
「アメリア掴まれ」
俺はアメリアを抱き寄せると、鉄塔を蹴り一気に飛び出していった。
「な、何を....きゃああぁぁぁぁぁぁ」
【シャアアアアア】
煙の中混乱し、押し問答になっている市民たちの頭上を超えていく。
空中遊泳は数分で終了し、路地裏に建っているもう一方の鉄塔へとたどり着いていた。
「ほいっと」
俺は滑車を回収するとアメリアの手を掴んで何事もなかったように一般市民に紛れて王都の出口へ向かって歩き出した。
「止まれ、身分証を見せろ」
城壁の南門に到着すると検問があった。これは予想どおりだ。俺は冒険者ギルドのカードを兵士に渡した。
「はい」
「うむ、問題なさそうだな」
「そっちの女は」
そう言ってアメリアの方を指さす。アメリアはフードをかぶっており顔は良く見えない。
「彼女は私の奴隷ですよ」
そう言って奴隷の首輪を見せる
「そうか、若いのに結構稼いでいるんだな」
「おかげさまで。そう言えばさっき大きな爆発音がしましたけど何かあったんですかね?」
そう言ってまだ煙が立ち上っている方向を見る。
「わからん」
ふっ 予想通りだ。まだ、情報は伝わってきていないようだな。
「さっき騎士団が向かっていったからそのうち調べがつくだろう」
「そうですか。怖いですね~」
お前が言うかという目でアメリアが見てくるが気にしない。
「ほんとだな。よし、通っていいぞ」
「ありがとうございます」
そう言うと俺たちはのうのうと城門をくぐり抜け、王都を脱出した。




