当ても無く
春は喪失感に苛まれます。
もう何も分からないの
周りをぐるっと見ても黒1色
瞳には光も宿らず
ただ彷徨うだけ
当ても無く歩き続けているうちに
虚しくなるの
自分は何をしているの
何がしたいの
何もかも分からなくて
視界がぐるぐるしてくる
はっと気がつくと
そこは知らない世界
楽しかったあの頃は
もう遠くへ行ってしまった
ほんの少し前のことなのに
ひどく懐かしい
込み上げる思いにはぜんぶ蓋をして
振り返らないように
涙を流さないように
今日もまた
自分に嘘を吐く
大丈夫だよ まだ頑張れるよ
閲覧ありがとうございました。