表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/45

41)ご意見ください

 

 さて応えて下さるのは私の声に応えはあるのか???

 返事を待っていま・・・・・・。お、おっちゃん! マキ夫人も!!

 ありがとうございます。

 って、このお二人は『助けて~。幽霊さん』と声を出す以前から病室ここにいらっしゃっているんですが。

 ほら、それ以前に夢見が悪くって叫んじゃったから。この病室って現在『幽霊さん大注目!?』な状態のままだったんです。

 え、じゃ『助けて~。幽霊さん』は必要ないって? いえいえ。大事です。

 サツキちゃんの中から自由に動けない私では出来ない行動ことを、はっきりと声に出すことで幽霊の皆さんに助けを求め。協力して貰えれば、出来ることが増えるはずです! 何とかなる。いいえ、なんとか出来ることが増えるかもしれないんですよ。ね、皆さん♪


 少なくとも、サツキちゃんの為になる事だったら。私、いくらでもお願いします。

 幽霊が土下座やったとして見えても半透明だし、意味あるかは分かりませんが。必要ならいくらだってしますよ、土下座。

(ただ、その場合。問題は私じゃなくって、サツキちゃん自身が動いちゃう可能性がな事)


 善処、します。必ず、サツキちゃんからスルッと出てからやって見せます!!

 と、張り切っていたのですが。

 その光景は「目撃者にショックを与えます」って忠告されました。

 えっ、ううっ、どうしましょう??

 サツキちゃんから、はっきりくっきり離れないと余計に不気味さが増す(・・)だけ、だと!!

 下手すると、私の所為でサツキちゃんが周囲の生きた人間ひとに怯えられます。逃げられます。それでは意味有りません。

 ああぁ、どうしましょう。


 きゅっ、と拳を握りしめ。さて、どうすればいいのかと考え中。

 ええっと、私的には皆さんに「アンケート」とかしちゃってみたいです。

 とはいえ、幽霊の出すアンケートってまさにリアルホラーですよね。

 それ以前に「法螺ほら」としか思えないって??  「ホラー」じゃなく?

 そうですか、やっぱり。はぁ、残念。

 ただ、セルフ突込み?の腕は微妙に上がりそうです。

 ああでもないこうでもないと右向いて左向いて、うろうろと(サツキちゃんの中ですが)してると、おっちゃんにポンと肩を叩かれました。おっちゃんは自分をグイッと親指で差し示し『任せろ!?』とジェスチャーしてきます。

 ところでおっちゃん。何を『任せろと?』私、まだ何も言ってませんよ。

 正直、ウザいです。


 ねぇ、マキ夫人。どうしましょう。私じゃ、判断できません。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ