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14)行動範囲??

 ですから。そんな皆さんが、某安置所で酒盛り?しつつ楽しく情報交換していたなんて。そんな面白・・そうな事実こと、全く知りませんでした。

 寒いはずの場所とこですが、すでに肉体はありませんし、皆さんには関係ありません。たぶん。

 ええ、そこですぐにお暇(=成仏??)してもいいわけですし。

 ですから、ほらっ! 新たな、お仲間??だって強制ではありません。参加自由なんですよ。


 まぁ、聞いてみると実に楽しそうなんですが。もし知っていたとしても当然、私は参加できません。

 ああ残念。本音は一回くらい参加したいですぅ!




「おっちゃんな~。死んでからの方が印象というか、記憶に残っているんよ。

 病院ここで起きたことの方が新しいからかな~ぁ。せやからおっちゃん生前の記憶はなぁ~」

 あんま残っとらんよ。

 ちょっと自虐的に、でも茶目っ気たっぷりにおっちゃんは話してくれました。

 ですがその口調はやっぱり、少しだけほんの少しだけどこか寂しそうでしたが。



 ところで発見です。皆さん。

 そう! 分かったことがあるんです。

 何とおっちゃんは『足音』をたてるんです!!!


カランコロンー カランコロンー


 と下駄をならせながら病院を歩くおっちゃん。


からころからころ


 急ぐのか、たまに走るおっちゃん。

 男前です!

 残念ながら、おっちゃんのカッコウはまんま、おっちゃん?ですが。

 ここは和服でお願いします!? とおねだりしたいです。

 着替えてくれませんかね。だって、下駄にはやっぱり和装でしょ。と思うんですが、どうでしょう。


 でもここは病院ですし、廊下は走ってはいけませんね。マネしちゃだめですよ皆さん。

 まず、誰にも見られないと思いますし、足音も聞こえませんか、ね。

 でもこれだけ人の出入りがあるとわかりませんし、

「病院ではお静かにお願いします」

 と標語のようなことを言って、注意したくなります。


 後、おっちゃん。せめて幽霊らしく浮かんでください。

 わざわざ足音をたてなくっても、移動できるでしょ!

 なんて言いたくなるのは私だけでしょうか。他にもいると思うんですよ。




 ああっ、そう『メリーポピンズ』もおっちゃんに習いました。おっちゃんは死しても、勤勉なんです。

 あちらこちらをおっちゃんはカランコロン。時にからころからころ、と駆け回り。

 病室だの図書館を移動します。そう、この病院には図書室があります。

 患者さんが自由に本を読んだり、映像を見たり、音楽を聴いたりできる場所がちゃんとあるんだそうです。いいですね。

 

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