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プロローグ「ボクは召喚を見た」

あらすじ


作者はその場のノリで見切る前に発車した

暗黒時代が始まった。

誰が言った言葉かは知らないが今の世界にピッタリだとボクは思う。


謎のモンスターによって扇動されたと思われる[魅了]状態の高ランクモンスター達が住処であるフィールドやダンジョンから出て世界中の街や村を襲い始めて3日目。


たった3日で世界中の国が疲弊し多くの人が死んだと父上たちが話しているのを聞いた。


庶民たちの間では魔王が現れたと噂されている。

きっとそれは真実なんだろう。


もちろんボク達は抵抗したさ。

今だって世界各地で騎士団や高ランクの冒険者がモンスター達と死闘を繰り広げていると聞いている。

防戦一方とはいえそのおかげでこの王都へのモンスターの侵入は無い。

そして後手に回るのも今日が最後になる。


今日、ボク等は切り札を手に入れるのだから。


「チャールズ王子。間もなく儀式が始まる頃合いかと」

「わかってる。ボクもすぐ行くよ」


ボク。[魔法大国マギア]第3皇子チャールズ・アレティー、13歳は歴史的瞬間に立ち会おうとしていた。


今、勇者召喚の儀式が始まる。





きっかけはお爺様の行っていた超古代魔法の研究だった。

古代魔法が使われていた時代よりもさらに昔に作られた魔法金属製の本。

遥か太古の魔の記録。

お爺様がその1部を10年かけて解読した所、そこに[召喚術]の発展系である[次元召喚]についての記述があったのだ。


それによると古代の人々は異世界から最強の戦士を呼び出し勇者とすることで世界を襲う未曽有の危機を防いできたのだという。


8年ほど前にソレを聞いたこの国の王。ボクの父上は何年も前から召喚のための準備を進めていたんだ。

きっと魔王の出現を予測していたのだと思う。

ボクの父上は賢い人だから。



普通の魔法もの何倍も魔力を使う[古代魔法]。

そしてその[古代魔法]のさらに数倍の魔力が[超古代魔法]には必要なのだと聞く。


でも父上はこの数年間。毎日特殊な魔石に自分の魔力を込め、保存することで[超古代魔法]に必要な魔力を貯めてきた。


そしてその成果が今示されるんだ。



儀式の間には大きな召喚陣が描かれ召喚のためのスペルが反響している。

唱えるのは父上を始めとした13人の[召喚士]。


その周りではボクを含めたこの国の重鎮達が事の成り行きを見守っていた。



これで世界は……救われるんだ。



光り輝く召喚陣は空間を歪めるほどの魔力をうねらせ別の世界への扉を開けた。

そして陣の中心に1つの人影が現れる。


「な、なんなんだアレは?」


召喚された勇者はボクの勇者に対するイメージを叩き壊し、さらに念入りに踏み砕くような存在だった。


まずこの距離からでもハッキリわかるほど酒臭い。

それにあの顔。パーツパーツの特徴が無さ過ぎてまるで空気の様じゃないか。

そのくせ髪形だけは妙にクッキリと目に映る。その7対3くらいの割合でピッチリと分けられた髪形が顔の存在感を塗りつぶしたようだ。


とはいえ召喚されたという事はコレが異世界で最強の戦士なのだろう。

父上は王としての威厳を保ちながらその勇者に尋ねる。


「貴様が異世界の勇者か」

「ウヒャほへヒヒヒヒヒ。ホー!」

しかし召喚された勇者はろれつが回らないほど酔っぱらっていた。


こんな事があっていいのだろうか?

この酒場に集まる酔っ払いの化身みたいなのが勇者?

勇者違いじゃないのか?


だがボクは気づいていなかった。

目の前の七三が信じられないほど強大な力を秘めていることに。



そして世界の黒歴史が動き出す。

この時、本当の暗黒時代が始まっていた事をボクはまだ知らなかった。





ども、谷口ユウキです(-_-)/


初めての人もそうじゃない人もお読みくださってありがとうございます

<(_ _)>


実はこの話は『プチトリ!!』のお気に入り件数が3桁を超えた記念に始めた『プチトリ!!外伝』です(・・;) 


ですがせっかくなので『プチトリ!!』を読んでない人でも楽しめるような話にしていきたいと考えています(^-^)


感想、ツッコミなどもお待ちしておりますので気が向いた方は是非( ̄∀ ̄)


不定期更新な作品ですがどうぞ気楽に読んでやってください(._.)/

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