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好奇心旺盛な彼女の事情



大宮聡介は不思議な男の子でした。普通はやりたくない仕事を自らこなし、男子ならサボりがちの階段掃除だって教室の床掃きだって何でもやる。でも別に人を求めているオーラは感じない。なんなんだろうか、あの死んだ魚のような目をした男は。クラスのゆかちゃんもみなみちゃんも口を揃えて気持ち悪いって言ってるけど、私は気持ち悪さよりもどこから活力が湧いているのか、彼のエネルギー源がなんなのか不思議でならなかった。


気になってしまうと堪らない性格故に、大宮聡介を観察してみる。ふむふむ、彼は一般的な右利きでお弁当が豪華。だっておかずに冷凍食品がないもん。エビフライが二本も入っているのに、大宮聡介は一つ目を半分くらいまでかじり、戻した。家庭環境になんかあるとか?まあ、あんまりジロジロ見るのもバレてしまうし、今回の大宮聡介観察は終了とする。と自己で解決して、私は大好きなハンバーグを口の中に入れた。ああ、今日も幸せだなあ。






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