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練習

「おお〜軽い軽い!すげぇ!」

カイが大剣を振り回しながら言う。

「カイ、お前よくそんなデカいもの振り回せるな――ってあぶねぇ!」

カイの大剣が頬をかすめる。その瞬間、打音さんがプフッと吹き出して笑う。

「あなた達本当に面白いわね」

話は数分前に遡る―――

「それがあなた達の武器ね、これであの影骸と戦うのよ」

打音さんの言葉に、少し戸惑ってしまった。

いや、頭ではわかっていた、だが気持ちの整理がつかなかったのだ。

正直、こうなることは刀の重さを手に感じた瞬間にわかっていた。

だが――

「わっかりました!」

「いや、飲み込み早っ!まぁ結局戦わないとなんだろうけどさ…」

カイのおかげで気持ちの整理がついた。結局最初から決まっていたことだ。しょうがない。

それよりもまず、問題がある。

「それにしても、刀なんて使ったことないんだけど?」

「はぁ…練習あるのみでしょ?私も初めからこの銃が使えたわけじゃないわよ…」

まぁそれもそうか、当たり前だ。なんて思いながらカイの方を見る。

そこにはブゥンブゥンと音を立てて大剣を振り回すカイの姿があった。

そして今に至る。

「弟くん、大剣使いこなしてるね…なんだろう…悔しいのかな?」

打音さんが悲しみのこもった顔で言う。きっと彼女はあの銃を使うために苦労したのだろう。

ここでかっこよくフォローするのがイケてる男子というものだ。

「あいつは昔から段ボールであんなの作っては振り回してたからさ。きっとその感覚なんだよ」

「なるほどね。けど、その感覚のまま振り回せるのはれっきとした才能よ?」

確かにカイは昔から適応能力が高かったからな。そういう才能があるんだな。

「兄ちゃんは練習しないの〜?」

カイが手を振っている。もちろん、片手には大剣がぶら下がっている。

「OK、すぐ行く」 

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