#00β イタリア半島列強王国・公国・有力諸侯勢力地図
作中欧州情勢図
◇神聖ローマ帝国
ハプスブルク家 フランク王国から分裂した東フランク王国がもと。カロリング、ザクセン、ホーエンシュタウフェン、大空位時代、ルクセンブルクなどを経て、当時はハプスブルク家のマクシミリアン1世(1459〜1519)が支配していた。現在のドイツ、オーストリア、チェコにあたるところ。
名前に反し、神聖でもローマでも帝国でもない、多民族大小自治都市国家の連合体。
地図によってはミラノから、サヴォイア、モデナ、フィレンツェ、シエナまでを神聖ローマ帝国の境界線内に含んでいるが、これはイタリアを自国領土と主張し続けていたから。
◇ヴェネツィア共和国 十人評議会選出による国家元首制。交易による富と無敵の海軍力を背景に栄えた強力な国家。
チェーザレの快進撃を不気味な沈黙で見守り、苦境に立ったとたん牙をむいた憎いやつ。
◇ミラノ スフォルツァ家
◇マントヴァ ゴンザーガ家
◇フェラーラ エステ家。もとは教皇から封土された地(教皇領)であったが、公爵領として確立していた。
ルクレツィアが三度目の結婚(1502年、アルフォンソ・デステと)で嫁ぐ地。ここで最期を迎える。お墓も現存する。
◇フィレンツェ メディチ家 → サヴォナローラ → 共和制 → メディチ家
◇ピオンビーノ アッピアーノ家
◆ナポリ王国 アラゴン王家(アラゴーナ家)
◇ベネヴェント ホアン・ボルジア → チェーザレ・ボルジア
◇ビシュリエ アルフォンソ・ダラゴーナ
◇スクイッラーチェ ホフレ・ボルジア
◇スイス連邦 1499年に神聖ローマ帝国から離脱。正式にスイス連邦として独立するのは1648年ウエストファリア条約によって。
◇オスマン・トルコ バヤズィト2世(在位1481−1512)
諸都市支配者
◇ボローニャ ベンティヴォーリオ家
◇イモラ スフォルツァ家
◇ファエンツァ マンフレディ家 チェーザレの最初の敗北となる地。最終的には攻め落とすけど。
◇フォルリ スフォルツァ家 チェーザレが捕縛されても、忠誠をつくし最後まで抵抗した地。
◇チェーゼーナ マラテスタ家→ティベルティ家、マルティネッリ家 チェーザレは1500年のクリスマスをこの地で、民衆とともに楽しく過ごす。
◇リミニ マラテスタ家
◇ペーザロ スフォルツァ家 ルクレツィアの最初の結婚相手ジョヴァンニ・スフォルツァの所領地。
◇ファノ マラテスタ家
◇シニガリア デッラ・ローヴェレ家 チェーザレが裏切り者の傭兵隊長たちを一斉に始末した、シニガリア城のある地。
◇ウルビーノ モンテフェルトロ家
◇チタ・ディ・カステッロ ヴィテッリ家
◇ペルージャ バリオーニ家
◇カメリーノ ヴァラーノ家
◇フェルモ エウフレドゥッチ家
◇ピサ メディチ家
エミーリア街道
リミニからミラノへ続く街道。紀元前、ローマ時代に建設され、現在でも幹線道路として利用されている。ミラノではなくピアチェンツァを北の拠点とする説もある。 チェーザレはこの街道にある都市をイモラから順に進撃して行った。
フラミニア街道
リミニからローマへ続く街道。紀元前、ローマ時代に建設され、現在も幹線道路として利用されている。
それでは本編でお会いしましょう。