#14 嫋やかに舞う
キリスト紀元(西暦)1571年10月31日
大前提、人に向いていないのではない。良識ある大人に向いていないだけ。だとして。
ならば天彦はこの外見容姿にも一定の理解を示せる。このミニマムボディこそ人あたりに対する最適解なのだろうから。
何しろ天彦、こう見えてクズ。行動のひとつひとつを粒立てられてしまうとまったく評価に値しない系のクズだと自覚しているのだ。
故に曰く、このまったく喜ばしくないチビアイコンのような外見も、初見の人には必ず警戒されてしまう目性もぜんぶ。そこには何か意味があり、何かの役に立っているのだと理由をいつも探している。つら。
そして天彦の目の前には、そんな自分とは真逆の、見るからに善良さを体現した品格の権化のようなイタリア紳士がいた。
彼はあざやかな緋色の聖職者服を纏い、終始にこやかに柔和な笑顔と雰囲気を絶やさず、急な訪問であるにもかかわらずソフィア嬢を最大限もてなし、ウィットにとんだ談笑に花を咲かせていた。
「急な会談要求にお答えくださり、主カルラに成り代わり心より御礼申し上げます」
「いやそこまでになされませ。メディナ・シドニア公グスマン家といえば同門も同じ。本来ならば兄フランチェスコ1世が自ら応接しなければならないところ。こちらこそ深く陳謝申し上げます」
いつまでお詫びラリーやっとんねーん――!
ウィットに富んだは盛った。本題どこさん、どこさん本題!?
彼是五十往復ほど、社交の辞令を受け交わす彼らはともに根気と疑心のオニだった。
そんなロンバルディア州副知事の名代として来臨したソフィア嬢に対し、儀礼の限りを尽くす社交の挨拶を長々と交わすイタリア紳士、
彼の名をフェルナンドと言った。
そう。兄フランチェスコ1世大公の実弟にして、トスカーナ地方に君臨するメディチ家期待の俊英である。
そんなフェルナンドは現在、カトリック教会枢機卿の地位にある。
この一族期待の俊英は、齢若干15の春から枢機卿の地位にあり、22歳の今日まで教皇の助言者たる枢機卿という大任を十全に全うしていた。やはり逸材。
それが世間一般評。天彦の見立てでも同様に才気・才知・才覚すべてが99のまさに完璧超人だった。
ただし本格プロファイリングはこれから。
こんな涼やかな好青年でも油断は禁物。ホンモノの化物こそ、本性を奇麗事のベールで覆い隠し、作り上げた世界観にそっと潜んでいるとしたものだから。
「こちらが噂の、マーキスでよろしいかな」
「何のお噂なんやろ。気になるわぁ」
「ふふふ、善くも悪くもってところかな。初めまして遠路遥々ようこそ。カトリック教会枢機卿のフェルナンド・デ・メディチだ。よろしく」
「お初にお目にかかります。黄金の国ジパングより遊学に参りましたアマヒコ=キクテイにおじゃります。これを機会にお見知りおきくださったら嬉しいさんにあらしゃいます」
ファーストコンタクトを65点の社交でかわした。
出来得るかぎり尖った印象を植え付けないことだけに腐心した、天彦の中では120点満点のファーストインプレッションのはずの御挨拶。
なのに、
「メネゼス提督からは色々と伺っているよ。色々とね」
「なっ……!?」
「ふふ、演技はお下手と見える。しかしそうか。あなたが私の財産の30%を失わせてくれた、あのアマヒコ=キクテイか。……これはよい機会を設けて頂いた。父と子と聖霊の聖名によって、アーメン」
フェルナンド枢機卿は額、口、胸でそれぞれ一回ずつ、美しい所作でクロスを切った。
一枚絵に切り取られても可怪しくないほど実に様になる仕草だが、対峙する天彦にそれを称える余裕はなかった。
まんじ。
何について指摘されているのかは言わずもがな。天彦が伊勢湾で撃沈させた交易船団の出資者であることの申告だった。
曰く実に総資産の30%を失ったらしい。メディチ家実子の総資産だ。それは果たしていくらドゥカードになるのだろうか。
目がちかちかしてゲロ吐きそう。
稼ぐどころかまさかの支払い請求イベントの発生に、思わず眩暈を覚えてしまう天彦だが。
こいつだけは無理だな。思ったら今後は遠ざかる選択肢を加えよう。少なくとも衝突はNGだ。
切実に思いながら反面、遠く何千キロも離れた場所での出来事が、まさかこんな場面で祟ってくるなんて。の感情で過去の行いをつい悔いてしまう。
「だがキミが無役の追放者であることは先刻承知。今すぐお返しあれなんて無慈悲なことは言わないさ」
「……枢機卿さんは身共の身辺の事情通さんにあらしゃいましたか」
「ふふふ、そういうことになるのかな。ときにマーカス、お茶は嗜むのかな」
「頂戴しましょ」
フェルナンド枢機卿はともすると好戦的とも受け取れる蠱惑的な笑みを浮かべると、ゆっくりとした所作で、天彦以下来賓客を別室へと誘うのだった。
◇
ずずず。
まさかこの時代に香り高い純粋紅茶が楽しめるなど夢のようだった。
天彦はその一口一口に意識を傾け、ベルガモットの香り立つアールグレイティーの香りを楽しむ。
「喜んでいただけたようだ」
「それはもう。感心しておじゃる」
「それはよかった。お代わりは如何かな」
「頂戴さん」
だがこれで一つはっきりとした。いや幾つかはっきりした。ひとつにフェルナンド枢機卿は野心家であるということ。
メネゼス提督から噂を訊きつけた上での別室誘導は損失補填(強要)フラグだろうから。あるいは言葉を選ぶのなら相談フラグだろうから。
そして二つに貴族間の情報は、思いの外共有されているということ。
とくに脅威足りえる異教徒に対する情報の共有速度は、自分の思う何十倍も速くて正確である認識を、天彦はそっとだが強く意識に植え付けるのだった。
「私は男性でも女性でも群れないお方が好みでね。言うなれば孤独を愛せる人物だな」
「枢機卿が惹かれるほどの御方さん。それは自然と孤立もしはる」
「ふふ、買い被りだよ。私など兄のスペア。お役目とて家名の威光を笠に着た所詮お飾りにすぎないのだから」
「身共は集合知を信じておじゃる。即ちお血筋の確かさの信奉者と言い換えることもできましょう。そして御家のお血筋の確かさは、始祖以来脈々と今に至るまで受け継がれていると、あんたさんに面と向かって確信に及んだ次第におじゃる」
「……どうやら、前置きは無用のようだ」
「然様にて」
フェルナンド枢機卿は少し脱力すると、けれど視線はまったく見せてこなかった鋭敏さを見せて天彦と真っ向対峙した。
こっわ。
噂話がおもしろい方に脚色されることは自身の体験を通じて、身を以って痛感している。
だからこそ天彦は、目の前のイケメン枢機卿に纏わりつく強固な毒殺バイアスを徹底的に排除してこの面会に臨んでいる。
だがそれを押して猶、不穏な気配がべっとりと、まるで纏わりつくように表面化しているのはなーぜなーぜ。
「マーキス。兄大公のことはご存じか」
「お噂程度なら」
「噂通り、いや噂以上の……、お人だよ」
「さいですか」
ナーバスな案件だ。必要以上には立ち入らない。
だが、相手がそれを許してくれるかどうかは別の話。
どうやらフェルナンド枢機卿は天彦と同等かあるいはそれ以上に、内なる興味を羅針盤として進む人物のようであった。
「当家当国は目下、非常に危ういバランスの上に立たされていてね。ひとたびかじ取りを間違えばたちまち船が沈んでしまうような、大時化の渦中にあると言って差し支えないだろう。つまり平時であれば問題ないのだが、この有事では民を導ける強力な指導力こそを問われるのだよ」
何を、誰の、とは問わず天彦は一度だけ小さく頷いて同意のサインを送った。
要するに銭がいる。それも国一つ丸ごと買えるほどの莫大な資金が必要。
フェルナンド枢機卿のご相談は、遠回しにその算段をつけろとのお達しであった。
「それで水に流そうではないか」
「それでのそれがえぐい件。……まあええさん、その前にお一つさんだけ」
「我が願い聞き届けてくださるのなら、いくつでもお答えしよう」
天彦は一呼吸入れて整えると、
「兄御前フランチェスコ1世大公さんを排除せず、如何にして大メディチ家の手綱を握られるお心算さんにあらしゃいますか」
と、問い質した。
天彦のこのどストレートな質問は、当たり前だが場の空気がこれでもかと凍り付かせた。
息も凍るほどのひりつく長い沈黙の時を経て、フェルナンド枢機卿が重い口をそっと開いた。
「問いに問いで応じる無礼を許されよ。ならばひとつ問う。貴殿はこれから向かおうとなされておられるヴェネツィア共和国でいったい何を求めるのか」
「そこに同席しておる者を使い、ヴェネツィア共和国を支配している寡頭支配層へ食い込み、内から喰らおうと考えさんにおじゃります」
言い辛いはずの設問だった。あるいはそれがほんの少しの意趣返しだったのかも。だが天彦は何てことのない風に頷くと、秒で応じてみせるのだった。
「……、ご存じベネツィア共和国は、僅か一国で大オスマン帝国と事を構える軍事列強大国ですぞ」
「ほな身共はその大ヴェネツィア共和国とやらを相手どり、たった一人で事を構えようとしている大阿呆者におじゃりますなぁ」
「貴殿。本気……、いや正気か」
何食わぬ顔でえげつない爆弾発言を残すと天彦は、今日一の涼しい顔で茶を啜った。どやぁ。
この場で最も魂消ているのがアイモーネ=マリピエロ主従であることはさて措いて、少なくとも天彦の言葉を選ばぬ所信表明はフェルナンド枢機卿の心に甚く突き刺さったようだった。
「言うは易し。ですがあまりのスケールの大きさに、我々のような凡人では言うことも憚られますな」
「時は有限。さて枢機卿、身共の問いに対するお答え、率直にお答え召され」
「地域一帯の銀行を買い占めようかと。答えになっておりますかな」
「はい。十二分におじゃります」
「それはよかった。ご理解くださいまして、安堵いたしました」
簒奪者とは誰も手を組みたくない。
王権(国のトップであれば大公でも同じ)は神から授与(神授)されることが専らであり、加えてフェルナンド枢機卿は与える側組織にいる人物。その上から数えた方が早いトップ勢。
マイナスイメージは一家の破滅どころか国を破滅させかねない。
要するにフェルナンド枢機卿は兄大公との不仲説をすでにご承知のようであった。そして非常に危惧なさっておられるよう。
天彦は触れず触らずそれとなく、
「独占におじゃるか」
「いいえそこまでの度胸も財力もございません」
「ならば寡占」
「ご想像にお任せしましょう」
「なるほど」
寡占。即ち少数の協力者による連名での市場支配を目論んでいるようだった。
だが天彦にその仲間の名を明かす心算はないようだ。現状では。
そしてフェルナンド枢機卿は経済による国家の支配を考えておいでのようだった。
兄大公を弑するでも失墜させるでも、排除するでもなく。
とんだ甘ちゃんねん。
天彦は内心で吐き捨てる。その瞳をこれでもかと輝かせて。その表情に馬鹿馬鹿しいほどの好意を浮かべて。
家族愛など信じない。父に、義理母に、あるいは祖父に、血縁という血縁に、その命を葬られようとした経緯から。
だがそれとはまったく別のロジックで、家族を愛せる人間を天彦は非常に好ましく思ってしまう。その感情が何に由来しているのか、まったく理解できないまま。
気づけば二人は立ち上がり、固く手を握り合っていた。ハンドシェイク。
「貨幣の発行をご検討なさいませ」
「……貨幣の発行、にございますか」
「そう」
「ふむ」
両替商(銀行)が発行する銀の引換券が、やがて貨幣価値をもつようになっていく。政府がこれを発行したのが紙幣の始まりである。
中国では12世紀の宋代から紙幣は流通していて、元朝を訪れたマルコ=ポーロがびっくりしたという記述が残っている。
「制度自体は理解できます。ですが帝国が、いやハプスブルクがそれを許しますかな」
「許すもなにも沈没ねん」
「え。……今なんと」
「沈没ねん。帝国は持って五年ほどとちゃうやろか。いや五年もったら大したもんや」
「ご無礼を承知で、その言説の根拠となるエビデンスは」
「エビデンスも何も身共がそうなるように種を仕込んだ。それ以上でも以下でもあらへん。――と、申したら枢機卿は信じてくれはるさんやろかぁ」
「まさか!? ……これが提督の申される、化け狐の化身、その所以か」
フェルナンド枢機卿は震えていた。
天彦の告げた仕込み。その理由のすべてに思い当たったからだろう。
スペイン帝国の隆盛もこの大量の資金によって成り立っていた。資金とは即ち銀貨である。
大航海時代にアメリカ大陸を征服したスペインが、メキシコと南米で次々に銀山を発見し、先住民に掘らせて大量の銀貨を発行し、ヨーロッパに持ち込みました。
この銀貨こそが「太陽の沈まぬ国」といわれたスペインの栄光をもたらしたのだ。が、栄光の時代はわずか1世紀ほどで潰えてしまう。そう。銀山が枯渇したのだ。
かつてスペインという国は軍事力で領土を広げ、新しい銀山を手に入れて富を吸い上げて一大帝国を築き上げた。
だがそのシステムが崩壊したのだ。産油国が石油が出なくなったらお仕舞いであるのと同じ原理で。
そのスペイン帝国崩壊の序章を、天彦は日ノ本からの銀流出阻止という形で描いていたのである。少なくともこの場で確と明言していた。
故に史実より十年以上は帝国崩壊が早まる。そう読み解いていたのだった。
「大戦乱時代の幕開けではないか」
フェルナンド枢機卿は確信的に、腹の底から絞り出すように声を振り絞って不穏な言葉を吐き出した。
スペイン帝国が崩壊すれば確実に各地で反乱が勃発。
決定的な国力を持つ国家が突如として台頭でもしてこないかぎり、各地は泥沼の戦乱地帯と化すことは必至。鉄板よりも確実に。
天彦はその結論に秒で至ったフェルナンド枢機卿を称えつつ、その覚悟のなさに冷笑を浮かべて同意の頷きをひとつ返す。
そしてそれでさえ戦国室町時代よりマシの感情で、
「御理解なさいましたかな」
「……はい」
「ならばよろしい。次になさることですが、その銭で傭兵を御雇い召され」
「傭兵。はっ!? ……まさか」
「はい。そのまさかにおじゃる。枢機卿ならばスイス傭兵を囲い込めるはずにおじゃる」
「しかしヴァロワ王朝の助力に駆り出されているのでは――」
「何を温いことを。世は戦乱地獄の到来。そう申さはったんは御自身と違いますのんか」
「……ですが」
「ええか。古今東西、傭兵は戦場を選ぶとしたものでおじゃる」
「確かに。つまり金」
「もう一声」
「貨幣か」
「おじゃる」
「……」
そして天彦はとどめを刺す。
「そう申せば途中、おもしろいネタ(火種)を撒いておじゃったなぁ。とびきり特級に特大のやつを。くくく、上手いこと育つとええさん」
「もしやフランス王国の混乱に乗じ!?」
「何その目ぇは。かわいいさんやろ」
「化物をみるような目、にございます」
「おいて!」
「マーキス。よもやルッカに内乱の火種を撒かれたのでは」
「さあ。いずれにしても枢機卿とはこれからも不思議と仲ようできる気がしておじゃるが、ん? 違ったでおじゃりますか。身共としては十分、これで貸し借りなしの借金棒引きの認識におじゃりまするが」
「あ、いや、それは、そんな滅相も……」
「ほな帳消しの認識でよろしいさんにおじゃりますな。これにて一件落着! ほほ、おほほ、おほほほほほほほほ」
「はは、あはは……」
よし儲かった!
浮かれ天彦の感情はさて措き、果たして枢機卿の口から出た笑いは乾いていたのかいないのか。
いずれにしても、フェルナンド枢機卿が天彦の推すアイモーネ=マリピエロの後見になることは確実視してよいのだろう。
「ご主人」
「ニコ、何も言ってくれるな」
「お召し物、履き替えられては」
「漏らしてはない。……まだ」
これにて僅か十人長だった一介の騎士アイモーネ=マリピエロは、ロンバルディア州副知事の鉄板よりも強固な後ろ盾と、フィレンツェ大公国No.2であるフェルナンド枢機卿の後見を得るという奇跡のような栄達を果たすのだった。
「神さんは申さはったん。人の編み出した倫理体系を摂理と呼ぶんやと。ならば摂理は編み出せる。なぜならお人が作ったから。笑笑これどない?」
「……」
そしてこうして星の数ほどある奇跡を演出した当の本人天彦は、いつものように気負いも衒いも良心の呵責もなく、出鱈目な絶好調節を炸裂させる。
ヴェネツィアには金になる木が散乱している。散乱は違うか。ならば、……なんでもいい。要するに銭になれば何だってよいのだ。天彦に無駄な拘りや節操はない。ふむ、手始めに現代製ぴかぴか鏡を制作しようではないか。そうしよう。
周囲のすべてをドン引きさせながらも、まったくお構いなしにご機嫌さんで炸裂させまくるのだった。
ほほ、おほほ、おほほほほほほほ――
高らかに朗らかに、快活な笑い声を木霊かせて。
【文中補足】
1、枢機卿
カトリック教会における教皇の最高顧問である。重要な案件について教皇を直接に補佐する「枢機卿団」を構成すると同時に、個々の枢機卿は教会全体にかかわる日常的な職務について教皇を助ける。
2、あざやかな服装
枢機卿は緋色の聖職者服を身にまとう習慣がある。
この緋色は信仰のためならいつでもすすんで命を捧げるという枢機卿の決意を表す色である。
3、ヨーロッパ基軸通貨
ヴェネツィア・ドゥカード金貨(14~17世紀)
フィレンツェ・フローリン金貨(13~16世紀)
スペイン・レアル銀貨(16世紀)
4、集合知
たくさんの人の知性を集めるとより優れた知性が登場する。という考え方であり「集団的知性」とも呼ばれる。 概念のひとつ。
5、スイス傭兵
主にスイス人によって構成される傭兵部隊で15世紀から18世紀にかけてヨーロッパ各国の様々な戦争に参加した。特にフランス王家とローマ教皇に雇われた衛兵隊が名高く後者は現存している。
6、フランス王国
1589年ヴァロワ朝が断絶するまでフランスはヴァロワ朝フランス王国として周辺国に覇を唱えていた。故に本編ではフランス表記はヴァロワ朝王国を指す。
7、ユグノー戦争
1562-1598年まで、フランスのカトリックとプロテスタントが休戦を挟んで8回40年近くにわたり戦った内戦。
8、ルッカ共和国
1160年から1805年まで続いたイタリアトスカーナ州ルッカを中心とする中世から近世にかけての国家。
領土はルッカを越え、現在のトスカーナ州北西部の田園地帯からエミリア=ロマーニャ州およびリグーリア州との国境にまで及んだ。
ルッカ共和国は1799年まで独立国であったが、その後事実上フランス第一帝政の従属国となった。
1805年にルッカ・エ・ピオンビーノ公国となり、正式に消滅した。
ツイッター絡みに来てほしい。
ドクシャ―と雅楽伝奏~について喋りたい(但し優しい人限定で)。
@kirakumoko502




