とりあえずの海へ
みんなが通り過ぎたあとに歩くような
遅れ気味でも気にしないような
恋愛も、そう
たとえ、噂が流れても
あなたのことを好きらしい
わたしが
そんな噂が流れても
誰かと勘違いしてるよ、と
笑って話すように
「とりあえず、出かけよう」
あなたのひと言で出かけた
一コマ休講になったから
晴れた日に
とりあえずの海はステキだった
ただ、感動して
砂浜を歩いては
あなたよりも半歩、先を
あなたと来た場所だから
ステキに思う
あたりまえのこと
二人で撮ったフォト
眺めてはニヤついた
これなら噂になってもいいよね、と
勝手に思いながら
画面上では出来ないから
ココロの中での待ち受け状態
いつか、また
おんなじ場所に来て語りたい
それまでの噂は
気にしないで
ゆっくりと刻む
自分の強い思い