表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/15

第九話憎悪の村人(オディウムヴィレジャー)

 第九話憎悪の村人(オディウムヴィレジャー)


 私が全力で走りながらこの男をジェイソンさんのところに連れて行っている時私の隣を走っている男が話しかけてきた

「おいそこの女のお前!! この男を置いていけ!! この男は俺たちの家族を殺しやがったんだよ……だから俺がみんなの仇を取らなきゃいけないんだ!! 置いていかないなら力ずくでも置いて行ってもらう……あの時俺が街に買い物に行ったりしなけりゃこんなことには……」

 もう相手にするのがめんどくさいがこのままじゃずっとついてきそうだから……相手してやるか。

 そう思って走るのをやめた。

「こいつは渡さねぇ……仇が取りたいんだったら私についてこい」

「はあ? なんでだよこっちな今すぐ殺したいんだよ!!」

「あの俺の意見は……聞くわけないか、諦めよう」

「……もういい今すぐがいいって言ってんだろ!!」

 ブン!!

「あっぶねえな!!」

 クソ……なんだよこいつ……ああもうめんどせぇな!!

 私はこの連れて行っている男を投げ捨てた

 ポイッ

「ちょっちょっと俺を投げ捨てるなぁ!!」

「これで殺せる!!! ありがとよ」

「…………ひっ、ヒィィィぁくっ来るなぁあ!!」

 よしこれでこいつに隙が出来……

「だから言っただろ俺の邪魔をするなって……するからこうなるんだよ」

 こんな怪我したのギルドで働いていた時以来か……ていうかよ

「お前そんなこと言ってねぇよ……イッテェな腕が飛んだじゃねぇか!!」

 そんな時……あのうるせえ声がまた聞こえてきた

「新しいスキル疲労変換を手に入れました。一部の疲れを蘇らせる代わりにその疲労を自己回復力を向上させるために使います。さっそく切断された腕をくっつけますか?」

 くっつけますか? じゃねえよ!!……まあくっつけてくれるのはありがとな。お願いするわ

「どういたしまして。それじゃさっそく腕をくっつけますね」

 そして私の腕がくっついた

「なっなんでこの女腕が!……まあいい邪魔をするなら殺すだけだ……すまんな今はこれしか方法がないんだよ悪く思うな!!」

 三分後

「お前なんで切っても切っても何も感じてないだよ!! お前の痛覚イかれてんのか!?」

「痛みは感じてるぞだから腕を切られた時痛がってただろ」

「あれで痛がってたのか……なんだっけマサが言ってたあれか『俺はなこの世界に来るまえに飛段が好きだったんだよ!! あの不死身なところとか信じたものに一直線なところとか…………』みたいなところ……お前もそれなのか?」

「何言ってんの? そもそもヒダンってだれだよ……そもそも私が言いたいのは私がこの男を連れて行ったところにはこの男を痛めつけてくれる人がいるからお前も一緒に行けば痛めつけられるぞってことだよ!! 復讐したいならすぐ殺すなんて優しすぎるだろ……じっくりと痛めつけて精神が壊れても治して永遠に苦しませた方が楽しいだろ……あはははははっ……おい引くなよ……でどうすんだよ。ついてくるのかついてこないのか?」

「痛みつけられるのは本当なんだな?」

「本当だ」

「分かった……ならついて行ってやる。さっきのことは謝る……腕を切断してすまない……いやもっとちゃんと言う。腕を切断してしまい申し訳ありませんでした!!」

「いいって腕ぐらい……私が働いてたギルドは……はは、もう笑うしかない……いや笑いもでねぇわ。本当にひでぇ場所だし……腕だってくっついたし……」

「でもそれは結果論です!! 俺が仇を取らなきゃってなってあなたに怪我を……」

「だからいいって言ってんだろ」

「連れて行くなら早く連れて行けよぉぉ……本当ごめんなさい!! 村の人殺してごめんなさい。謝って許してもらえる訳ないことだって知ってますだから……もういっそのこと早く連れて行って(痛いのは早く終わって欲しい……そもそもなんで俺がこんな目に遭わないといけねぇだよ!! 転生させたあの神に言えよ)」

「「なら早く連れて行ってやらないとな」」

 そうしてやっと私たちは移動を再開した。

読んでいただきありがとうございます!!

更新は出来る時にしますね

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ