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第十四話協力者(シュネルギアメンシュ)

第十四話協力者(シュネルギアメンシュ)


私はデュランとレヴィの模擬戦を混ざりてぇなと思いながら素振りをしていた。

だが十分ほど素振りした後素振りするだけでは満足できなくなり模擬戦を見るのをやめて木を切っている。

ドスン…………ドスン

あっははははスゲェなこいつの切れ味

凄すぎて笑いが込み上げてくる

やべぇ斬りたい

私はすぐさまデュランとレヴィの元に向かった

ダダダ

「やっぱ私も混ぜてくれよ!!」

そう言ってデュランを斬りつけた……が避けられた

「危なっ!! おいユリア俺が避けなかったらどうするつもりだったんだ!!」

「もう斬りしたくてたまらないんだ!!」

私がそういうとリオンが提案してきた。

「なあユリア斬りたいのなら今すぐ王国に向かうことにする。そうすれば必ず人も物もキルことが出来るぞどうだ?」

私はその提案に乗った。

そして私たちはレスカ王国にすぐ向かうことになり走り始めた。

ここから場面はリオンに切り替わります

「なあリオンまず王国に戻ったら『カッファル邸』に向かおうと思うんだがいいか?」

「カッファルなら信頼出来るからな」

「もしかしてエドのとこ行くんすかたいちょ?」

エドワルド=フォン=カッファルは親父の友人であり『レスカ王国の王を殺す』という共通の目的がある。

そしてカッファルはレスカ王国の特務機関"刻の破壊者(クロノスタドミール)"の長をしている男だ。

「ニコラはレスカ王国についたらレヴィたちと王について探ってくれ」

「私に任せてくださいっすた〜いちょ!!」

「おいニコラリオンはお前だけに頼んだわけじゃないぞレヴィにも…………」

ニコラはデュランにむすっとした顔で「デュランに言われなくても分かってるよ〜だ」とプンスカ怒っている。

するとユリアが「おい早くついてこい置いてくぞ!!」と俺たちに言ってきたが……あいつにレスカ王国の場所教えたか?

「置いていかれないよう俺たちも速度上げるぞ」

そしてレスカ王国にたどり着いた俺とデュラン、ユリアがカッファル邸へと向かいカッファルに協力を仰ぎニコラ、レヴィ、サーナが街に潜り王に対する情報を探ることになった。

そして二十分後俺たちはカッファル邸に着いた。

「なあリオン本当にそのカッファルってやつは信用出来るのかよ」

ユリアが俺に聞いてくるので信用出来るやつだということを説明した。

「話は分かったが信用出来るかどうかは自分で見てから決める」

「ああそうしてくれ」

コンコン

俺が扉を叩くと長年カッファルに仕えている侍女のエルノルが出てきた。

「リオン様デュラン様ユリア様ですね。坊ちゃんから話は聞いております。坊ちゃんのところまで案内致しますのでついて来てください」

カッファルのやつずっと俺たちを監視してやがったな……まあ想像もしてたがな。

十分後

「皆様こちらです。では私はここで失礼します」

「「エルノルありがとう」」

俺とデュランはお礼を言ったがユリアはまだ疑ったような顔をしている。

ガラガラガラ

「ようこそおいでくださいました殿下デュラン殿……それにユリア嬢……ささっこちらに」

カッファルがなぜか外向きの話し方をしていたのを見てデュランが

「おいカッファルなぜ俺たちに外向きの話し方なんだ虫唾が走るからやめろ」と怒りながら言うので俺は

「さすがにそれは言い過ぎだ」とデュランを注意した。

その後カッファルは笑いながら

「それでこそデュランだ。リオンたちがここに来た目的は『忌まわしきあの王を葬り去ること、そしてエタニティドラゴンを倒すため私に協力を求めに来た』でしょう。まあエタニティドラゴンはユリアさんの目的でリオンは"王殺し"だろ捕まれば死罪だよ、そう"捕まれば"だけど」

「何かあるのか?」

俺がカッファルにそう聞くとカッファルはデュランに「王の右腕が誰か分かりますかデュラン」と質問をした。

俺はその質問の意味を理解した。

「王の右腕って言ったら"蠱毒"のアルヴァートだろそれがどうしたカッファル?」

それを聞いたカッファルはため息を吐きながらも自慢げに説明し始めた。

「あのアルヴァートはな僕の部下なんだ。そして今は王宮にスパイとして潜らせてる。他にも"毒見"のニーヴに"調理"のポーヴァル"指導"のリーデル他にも諸々とな。だからな今なら毒殺なら簡単に出来るぞ、だが明日まで待て」

するとデュランはそういうことかと言いたげな表情をしている

するとユリアが「なぜ明日まで待つ必要があるんだ?」とカッファルに聞くと

「明日まで待つ理由か? それは明日がちょうど慧麟祭(けいりんさい)だろ。そんときゃ警備も薄くなるし……王の気が一番緩む日だ。あの日の王は自ら毒を飲むほど酔っ払う。そういうことだ」

ユリアは俺の顔を見て口ずさんで『こいつは信用してもいい』と言ったのを見て俺は安堵した。

そして俺はこのことをニコラたちに伝えるため屋敷を出ようとした時カッファルが俺を止めた。

「ニコラたちに伝えに行くんだろちょっと待てそのことなら伝達済みだ。もう少し待てばあいつらが屋敷まで来る。だから全員今日は休んどけ」

それを聞いた俺たちはありがたく休ませてもらうことにした。


読んでいただきありがとうございます!!

更新は出来るときにしますね

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