“ソウジキ”の野郎は突っ込んでくる
私は今、とある家に潜入している。
それは、ある偉大な計画ーー猫の国を立ち上げるために。
だがしかし、私は今とっっっっても困っている。
それはーー“ソウジキ”という野郎のせいである。
この“ソウジキ”の野郎が毎回毎回私がどこにいようと追ってくるのだ。実に迷惑である。
“ソウジキ”の野郎は下品極まりないやつであった。時と場合を考えず、紳士たる私に何回もの迷惑をかけてきた。
私が仕事(潜入捜査)に集中しているとき、やつは突っ込んでくる。
私が仕事に疲れているとき、やつは突っ込んでくる。
私が晩餐を楽しいんでいるとき、やつは突っ込んでくる。
私が食後の散歩をしているとき、やつは突っ込んでくる。
私が.......。
私が...。
...もう言葉も出ないのである。
やつは騒々しさ極まりない大声を出し、反省することもなく、私の寛大さを無駄にした。
何という残念なやつだろうか...
ここまで話したら、あなたにもわかるだろう、私の苦労を。
潜入捜査を甘く見てはいけない。
こういう目に合うのだから。
猫の国を立ち上げたら、奴め、お前を一番に訴えてやる。
“ぶーーーーーーーな音をたて過ぎる上、ストーカーしまくった、同居迷惑の罪”
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