表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/50

四十一話 筋トレをやってみる

 今日はハムスター達が全員揃っている。

 ハムニブは家で筋トレしている。今は腕立て伏せをしている。

「ハムニブ!ジムとか行かないの?」

「そうだなぞ……俺に合う良いところがあれば通ってみたいぞ!」

 そんな会話をしていたところに……

「みんな〜ジムのチラシが入っていたんよ〜」

 ハムケンがチラシを持って来た。そのチラシを見てみると……

「入会金無料ぞ!一月の月会費も無理ぞ!これは行くしかないぞ!」

「ハムニブだけじゃなくおいらも行くっす!動画撮るために、最近は引きこもっているっすからね!」

「私も行くッチ!運動を最近してないッチ!」

 結局みんなで行く事にした。みんな無料には弱い。




 宇宙怪人ハムスターだと説明しても、あっさり入会させてもらえた。

「僕はインストラクターの肉倉です!みんなの筋トレを指導させてもらいます!よろしくお願いします!」

「よろしくじゃ!」

「お手柔らかにね〜」

 肉倉さんは爽やかな男性だ。服を着ていてもマッチョなのが分かる。おれ達はみんなで挨拶した。

「早速ストレッチから始めます!」

 ストレッチはラジオ体操みたいな感じだった。

「じゃあ筋トレ始めていきます!まずは筋トレの王道!ベンチプレスからやっていきます!」

 まずはおれからだ!

「ユーキさん!まずはバーベルだけで上げてみましょう!」

 おれはベンチの上に仰向けになった。その状態で重りをつけずにバーベルを上げる。

「始めはゆっくりだ!」

 肉倉さんの言う通りにゆっくり持ち上げていくが、結構重い。これ重りつけては出来ないかも……

「三回、四回……七回、八回!さあこれで終わりだ!」

 なんとか八回をやり切ったが……しんどいな……

「これバーベルだけで何キロぐらいですか?」

「20キロだよ!」

 そりゃ重いわけだ!今日はおれはここまでにしておこう。



「結構重いっすね……筋肉落ちてるかもしれないっす……今日はここまででやめとくっす。」

「重いんよ〜!明日筋肉痛になちゃうんよ〜」

 コタローとハムケンはバーベルだけでギブアップした。

「こんなの持ち上げられないッチ!もっと軽いのがいいッチ!」

 ハムッチはバーベルも持ち上げられなかった。宇宙怪人ハムスターって以外と筋肉ないのか!?

 そんな中ハムタクは違った。

「これだけじゃ軽いんじゃ!肉倉さん!重りつけてくれじゃ!」

「ハムタクさんはイケるかな?20キロのプレートつけてみよう!」

「重いんじゃ!しかしこのくらいならイケるんじゃ!」

 ハムタクは40キロを持ち上げられた!

 しかしハムニブはもっと凄かった。

「俺はもっとイケるぞ!60キロを上げれるぞ!」

「わかりました。やってみましょう!」

 肉倉さんに危なくないようにしてもらって、ハムニブは上げてみた!すると……

「上げれたぞ!普段の筋トレの成果が出たぞ!」

ハムニブは60キロを八回も上げれた!

「すごいな!ハムニブ」

「なかなかやるんじゃ!」

 おれ達はみんなでハムニブを褒めた!

 その日は他のトレーニングはせずにおれ達は帰った。ハムニブは家に帰っても上機嫌だった。



 おれ達は次の日もジムへ向かった。

「みなさん!今日はスクワットをやってみましょう!」

「肉倉さん!今日はバーベル持たないんですか?」

「バーベルを持ってスクワットする場合もあるけど、今日はなしでやってみましょう!」

 おれ達は肉倉さんの言う通りにした。

「太ももと床が並行になるようにしゃがみこんでください!」

「きついっすね……」

「辛いッチ……」

 みんな頑張ってやっている。てか宇宙怪人ハムスターはスクワット出来るんだな……みんな足が少し伸びている……

「最後!八回目!これで終わりです!」

「しんどいんよ〜!」

 しかしハムタクとハムニブはまだ元気そうだ。

「俺はまだまだ出来るぞ!」

「僕もじゃ!」

「じゃあ二人はバーベルを持ってスクワットしてみましょう!」

 そして二人はやり出した。

「もう二人にはついていけないっす!」

「もうジムはしんどいッチ!」

「続けたらバイト出来なくなるんよ〜!」

 コタロー、ハムッチ、ハムケンの三人はもうギブアップだ。

 ハムタクとハムニブはトレーニングをやり切った!




 おれとギブアップした三人は次の日からジムに行かなかった。

 しかしハムタクとハムニブは通っているようだ。

「二人は本格的にジムに通うの?」

「通うぞ!」

「お金も払うんじゃ!」

「え!二人共お金あるの?」

「ハムケンから借りるぞ!」

「んじゃ!」

「え!ええーーー!!!」




 二人は働きもせずにジムに通い続けた。

 そんなある日……

 おれが家に帰るとハムケンが二人と話していた。

「二人共いつになったらお金返すんよ!」

「申し訳ないぞ……」

「しばらくは返せないんじゃ……」

 ハムケンは明らかに怒っている!

「もう!二人にはお金貸さんけん!」

「ジム行けなくなるぞ……」

「そこをなんとか!じゃ!」

「ダメやけん!ジムに行きたいなら働くんやね!」

 二人はその後ときどき働くようになった。

 やっぱり借りてばかりじゃダメだね……

次回予告

ハムノヨ

「ユーキ!ロボット連れて来たのよ!」

ユーキ

「ま、マジで……」

次回

ロボットを愛する男とロボットの花嫁 前編

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ