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三十六話 ゲームの中へ! その3

 おれ達は一週間、金属スライムを倒しまくった!

 その数70匹にもなる。かなりレベルも上がった!

 そしてお金も儲かった。

 おれ達は「始まりの町」の酒場で豪遊している!

「いや〜この町の酒はうまいっすね〜!」

 コタローはかなり酔っている。しかし宇宙怪人ハムスターは酒を飲んでもいいのか?聞いてみる

「地球のハムスターも飲んでも大丈夫みたいじゃ!多分大丈夫じゃ!」

 そうなのか……他のハムスター達も飲みまくっている。

「この世界最高だぞ!」

「もう元の世界に戻りたくないッチ!」

 ところで現実の世界ではどのくらい時間が経っているのだろうか?これも聞いてみる

「この世界と同じだけの時間が経っているんよ」

「じゃあ現実でも一週間経っているのか?それヤバくね……」

 ねここはその話しを聞いて

「それじゃあずっとここにいたらダメだわ!早くクリアして出ないと!」

 ねここは驚きながらそう言った。しかしハムスター達は

「もうこの世界で生きていってもいいっすよ!」

「そうじゃ!」

 ゲームの世界を気に入ったらしい。

「みんな魔王を倒そうよ!この町は平和だけど、魔王城に近いところは困っているんだよ!それに私は元の世界に戻りたいよ!」

 マオの言葉にみんながハッとする!

 ちなみにマオが違う世界から来たかもしれないという事はみんな知っている。

「マオのために魔王倒すぞ!」

「マオには世話になってるッチからねッチ!」

 みんな魔王を倒す気になったようだ。




 次の日……

 おれ達はマオの魔法でギルグの町まで戻ってきた。しかし……

「豪遊しすぎて武器と防具、両方買えないよ!」

 これは困る……装備を揃えられないじゃないか!

「そしたら、防具だけ買いましょう!魔王はスキルを活かして倒しましょう!」

 おれ達はマオの言う通りにした。



 おれ達は魔王城に着いた!ここまでの道中は敵が強くて辛かったがなんとか乗り越えられた!

「みんな入るよ!」

 みんなで魔王城の門を開けた!

 しかし魔王城には門番とかいないんだな……




 魔王城に入ってしばらく経った。モンスターは出てこない。

「いや〜これじゃあ楽勝っすね〜」

「コタロー油断しちゃダメだよ!」

 おれが注意するも……コタローは気が抜けている……そして

「ここ床がちょっと出てるっすね!踏んでみるっす!」

 それはトラップだ!前から弓が飛んできた!

 コタローは間一髪で避けた!

「ほら!これからは気をつけるんだよ!」

「わかったっす……」

 この後もトラップはあったがモンスターは出てこなかった。




 おれ達は魔王城の一番奥まできた!そこには大きな扉があった。

 おれ達が扉を開けると……魔王が一人で待っていた。

「ふっふっふ!よくきたな!」

「魔王!なんで城にモンスターいないッチか!?」

ハムッチが問いかけると魔王は答える。

「お金がなくて雇えないんじゃよ!」

 まさかの答えにおれ達は驚いた!魔王も大変なんだな……



 戦いが始まった!

「スーパースラッシュぞ!」

「塩胡椒がけじゃ!」

 おれ達はレベルが上がって、スキルも強化されている!

「うぎゃー!ダメージを受けたじゃよ!」

「スーパーパンチッチ!」

「一点突きっす!」

 魔王はかなりダメージを受けている!

「バクダン!投げちゃうんよ〜」

「うわー!じゃよ!」

 魔王は倒れ込んだ!倒したか?

「ワシの負けじゃよ……」

 おれ達はみんなで喜んだ!その時だった。

「ふっふっふ!油断したな!」

 魔王は黒い球になった!そしてマオにぶち当たった!

「この女の体を奪いとった!攻撃したらこの女が傷つくじゃよ!」

「そ、そんな!」



「どう戦えばいいっすか!?」

 おれ達は困惑していた!しかしねここがこう言った!

「私がマオの中の魔王を盗むわ!みんな隙を作って!」

「そんな事出来るの!?」

「私のスキル「心盗み」で多分盗めるわ!」

 そんなスキル持っていたのか!

「よし!みんなやるよ!」

「「「「「了解!」」」」」




 ハムスター達はおれとねここを守るように前の出ている!

 魔王の攻撃は激しい。しかし、おれの回復魔法も駆使して、なんとか持ち堪えている!

 防具を揃えていて良かった〜!

「みんな!もっと前に出て!」

「おうっじゃ!」

「頑張るぞ!」

 ハムスター達の頑張りに魔王は焦っているようだ。攻撃が徐々に激しくなってきた!

「くそ!こうなったら本気を出すじゃよ!」

 魔王が力を溜め始めた!

「今だ!ねここ!」

「『心盗み』のスキルを使うわ!えい!」

 ねここのスキルでマオと魔王を分離させる事に成功した!

「コタロー!魔王を倒すんだ!」

「やってやるっす」

 コタローは槍で魔王を倒した!

「やったんよ〜これでくゲームクリアなんよ〜」

「これで現実に戻れるッチ!」

 おれ達が喜んでいると……目の前が真っ暗になった。

 そして現実の世界に戻って来た!




「ハムケン!マオは機械に巻き込まれたんじゃないっすか?」

「ほーかもしれないね〜探してみるんよ!」

 おれ達は近所を捜索した。すると

「マオいたぞ!」

 ハムニブが見つけた!

「あなた達!確か別の世界で……」

 マオはおれ達の事を覚えていたようだ!

「マオ!なんでゲームの中では現実の事覚えてなかったッチか?」

「確か……魔王に記憶を消された気がするよ……」

 そうなのか……魔王にはそんな力があったのか…

「とにかく!みんなで祝勝会やろうよ!」

 おれの提案にみんなは同意した!しかし無事クリア出来て良かった〜!

次回予告

ハムタク

「ユーキ!ハムケンのお兄さんと弟さんがくるん

じゃ!」

ユーキ

「ま、マジで!?」

ハムタク

「この二人はクズで有名なんじゃ!」

次回

ハムケン三兄弟!

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