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二十八話 新店舗!ハムケンコンビニ

 ハムケンはコンビニバイトに受かってからずっと同じコンビニで働いている。

「ハムケン!今のコンビニも長いよね。ずっと働くの?」

「ずっとは働かないけん!実は自分でコンビニやりたいんよ」

「え!そうなの?まさかハムケン宇宙怪人銀行から借りるの?」

 おれがそう言うとハムケンはちょっと考えて

「それを悩みよんよ……自己資金じゃ足りないんよ」

 と言った。ハムケンはちゃんとしているんだな……

 そしてお昼にハムケンはバイトに行った。そこで困った事が起こる。

「ただいまやけん!ユーキ!大変なんよ!」

「ハムケン、どうしたんだ!」

「うちのコンビニ潰れるんよ!」

 ハムケンのバイト先のコンビニが!しかしそうなると……

「マジかちゃ!おれっちも仕事無くなるちゃ……」

 一休も同じところでバイトしてたっけ……

「それでいつ潰れるの?」

「来月やけん!もうこの際だから自分のコンビニ開きたいんよ」

「ええー!マジでー!」

「みんな手伝ってよー」

「まあバイト代払ってくれるならいいわよ!」

 ねここは手伝ってくれるようだ。他のみんなはどうだ!

「ハムケン!僕も手伝うんじゃ!」

「ハムケンには世話になったから手伝うぞ!」

 ハムタク、ハムニブも手伝ってくれるみたいだ。他のみんなも手伝ってくれるようだ。しかし大丈夫かな……





 ハムケンは次の日からコンビニ開業の準備を始めた。バイトもしながら資格を所得するため講習を受けに行ったり、フランチャイズ契約をするため大手コンビニに交渉したりしている。

 ところで開業資金はというと……

「自己資金もあるんよ。でも足りないから宇宙怪人銀行に借りに行くけん!1000万円借りるんよ。」

 結局ハムケンも宇宙怪人銀行から借りてしまった……これでハムスター達は全員宇宙怪人銀行から借りてしまった……返せるかな……

 ハムケン達がバイトしていたコンビニは潰れてしまった。そしてハムケンによると開業の目処を立ったらしい。

「来月から開店できるんよ!本部が土地と建物用意してくれたけん!」

 そうなんだ。でもさ

「ハムケン!店が流行るための何か考えある?」

「それも考えているけん!本部にも許可もらえたけん。ハムスター星の商品売るつもりなんよ」

「え!それって大丈夫なの?」

「多分大丈夫なんよ」

 多分かよ……大丈夫だといいけど……





 ハムケンのコンビニがついに開店した!ハムケンは客呼びをしている。

「今日開店なんよー栄養ドリンクのハムビタンZ無料やけん!飲んでみてよー!」

 損して得取れの大盤振る舞いだ!おれももらいたかったが、ハムケンはくれなかった……

 今日の客入りはどうなんだろう。一休に聞いてみる。

「多くも少なくもないちゃ!こんなものちゃ!」

 そうなのか……確かにお客さんは途切れないが、店の中がいっぱいになるほどでもない。

 良く売れているのはハムケンが仕入れたハムスター星のお菓子ハムクッキーだ。元気になる物が入っているみたいだが、地球の人類が食べて大丈夫な物だろうか?

 今日の営業が終わった。

「やっぱり今日は赤字やね。仕方ないねーみんなの給料はちゃんと払うからねー」

「給料払ってくれるのはありがたいけど……本当に経営大丈夫なの?」

「今日来たお客さんが常連になってくれると思うけん!大丈夫なんよー明日からハムビタンZが売れるけん!」

 ハムケンは自信満々だ。売れるといいけど……





 次の日からハムビタンZとハムクッキーは飛ぶように売れた。お客さんもどんどん増えてハムケンのコンビニは大忙しになった。そんなある日ハムケンとおれのコンビの時だった……

 制服を着た警察の人がやって来た!そしてこう言った

「こちらのコンビニで売っている、栄養ドリンクとお菓子に違法な薬物は入っていませんか?」

 警察に疑われている!確かにハムビタンZとハムクッキーを食べると元気になるが……ハムケンはこう答えた。

「違法な薬物なんて使ってないけん!一つ持って行って調べててよー」

「わかりました。一つ貰っていきます」

 警察の人はそう言って帰って行った。

「ハムケン!大丈夫なの?」

「ハムビタンZには地球には無い物が入っとるだけやけん!検査しても分からんよ!大丈夫よ」

「そうなの!ならいいんだけど……」

「でも警察にマークされると商売やりづらいけん。ハムビタンZは裏で売るよー」

「え!ええーーー!!!」

 ハムビタンZを売るのをやめると、急にお客さんが来なくなった。ハムクッキーは売っていたが……また警察の人がやって来て…

「すいません。ハムクッキーも薬物が入っている可能性があるので販売やめてもらえます?」

 と言われたので販売をやめた。するとお客さんがほぼゼロになった。

「もうこうなったらしょうがないねーコンビニ経営辞めるけん!」

「仕方ないか……しかしハムケンこれからどうするの?」

「ハムビタンZ売りながら、またコンビニでバイトするんよ、まだ借金残っているからねー」

 結局ハムケンも借金を返済出来なかった。ハムスター達全員が借金まみれになってしまった……これから普通に生活出来るかな……

次回予告

借金を4000万円もしてしまった宇宙怪人ハムスター達はどうするのか!?

次回

借金まみれ!

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