二十三話 宇宙怪人ネコ再び登場!
ピンポーン!
ピンポンがなったから出る、すると……ネコミミ美少女がいた。
「え!だれ?こんなコスプレする人は知り合いにいないけど……」
「コスプレじゃないわよ!私、宇宙怪人ネコよ!前に戦ったでしょ!」
宇宙怪人ネコって……ああ、始めてハムスター達と戦った宇宙怪人か!
「でもなんの用?」
「地球で一人暮らしていくのしんどいのよ……この家で飼ってくれない?」
「ま、マジで……とりあえず上がって、話し聞かせてよ」
おれはたまたま家にいたハムスター達と、ネコの話しを聞く事にした。
宇宙怪人ネコはネコミミと尻尾がある事を除いたら、人間と変わらない姿をしている。しかし美少女だ!肌も白く、目はぱっちり二重だ。
服は赤いフリフリのスカートに上は黒い服を着ている。
「しかしなんでおれの家で飼って欲しいんだ?その美少女の姿なら飼ってくれる家、いくらでもあるだろ?」
「何もしなくても飼ってくれる家がいいの!下心があるやつの家なんかで飼ってもらいたくないの!宇宙怪人をいっぱい飼ってるこの家なら飼ってくれるかなと思ったの!」
ネコは真剣な目でそう言った。嘘ではなさそうだ。
そういえば
「宇宙怪人ネコと宇宙怪人ハムスターは敵ではなかったのか?」
「私の星では敵だけど、地球では別に戦わなくてもいいみたいなのよ……」
コタローにも聞いてみる。
「襲ってこないなら、別にいっしょに暮らしてもいいっすよ。
しかしネコちゃんかわいいっす!ファンになりそうっす!」
いいのかよ!あとそういえば、こいつアイドルオタクだったな……
「私の名前はねここっていうの。アイドルみたいな事はしないわよ!」
ネコだからねここか。わかりやすいな。
「ねここ、とにかく父さんと母さんに相談してみるよ」
「そうして!衣食住の面倒見てくれたらいいからね!お小遣いは、自分で稼ぐからね!」
「ねここもバイトするのか?」
「違うわ。パパ活よ!」
「え、ええー!」
父さんと母さんに相談したら、あっさり飼っていい事になった。
しかしパパ活なんてしても大丈夫なのだろうか?聞いてみる
「本当はしたくないけど、生きていくには仕方ないの!私はときめきがなくなちゃったら倒れちゃうから、ユーキ、助けてよ!」
ときめきがなくなったら倒れる?パパ活向いてないのではないか?てかさ
「ときめきがなくなったってどう判断するんだ?」
「表情とか見て察してよ!」
そんな事言われても……そうだハムケンに相談しよう!
「ハムケン、ときめきがなくなった事を判断出来る道具持ってない?」
「あるんよー買うなら五万円よー」
あるんか!でも高い……今は五万も払えない……そうだ
「それレンタル出来ない?」
「いいんよー、一日5000円でいいんよー」
「レンタルでも結構するな……」
でも借りるしかない……この道具はときめきメーターというらしい。てかパパ活一日で終わるのか!?一回一回レンタルしていたらすごくお金かかるぞ……
おれとハムケンはねここの、パパ活現場のレストランにきている。近くの席に座って、ときめきがなくならないようにサポートする。
「しかしハムケン、サポートといってもなにをすればいいんだ?」
「ときめきがなくならないように、このマイクを使って、イヤホンをつけている、ねここに褒め言葉を言うんよ」
そんな事をするのか……それでときめきがなくならなければいいけど……
しばらく待っていると、パパ活のおじさんがやってきた!
「君がねここちゃん?かわいいね♡」
「はい!そうです!剛力さんお願いします!」
ねここはだいぶ乗る気に聞こえるが……
「ユーキ、ときめきが下がってるんよー!このままじゃ持たないけん!」
やばい!おれはマイクを使ってねここを褒める!
「ねここ頑張っているよ!ねここお金のために頑張って!」
ときめきは少し戻った。しかし……
「ねここちゃん、彼氏はいるの?いなかったらいいなぁ♡」
「彼氏はいません!募集中です!」
「じゃあ僕立候補しちゃおかなぁ♡」
剛力さんの言葉にときめきが一気に下がる!
「ユーキ、やばいんよ!」
おれはねここを元気付ける
「ねここ別の彼氏探そう!いい人見つかるよ!」
ときめきは少し戻った。しかしパパ活始まる前と比べたら半分くらいになってる……
「僕結構お金持ってるんだ♡ねここちゃんも満足できると思うよ♡」
「それはすごく魅力的ですね!」
「ユーキ、ときめき上がったんよ!これはいけるけん!」
お金の話しでときめき上がるのか……やっぱり世の中金だな……
剛力さんはさらに話す
「ねここちゃん♡スリーサイズはいくつ?下着の色は?ていうか今晩どう?」
セクハラ発言の連続だ!ときめきは?
「ときめきめちゃくちゃ下がってるんよー!」
やばい!そしてときめきはどんどんゼロに近づいていく!
そして
「もう限界だわ……」
ねここが倒れた!そうだ!
「ハムケン!ねここにハムビタンZを飲ますんだ!」
「1700円払ってねー」
ハムケンはそう言ってねここのもとへ向かった。また値段上がってないか?しかし払うしかない……
ハムビタンZを飲ますと……
「元気出たわー!!!剛力さん!今日は話すだけですよ!!」
「そ、そうか……」
剛力さんは呆気に取られている。無理はない…
そしてパパ活は終わった。剛力さんは文句も言わずお金を払ってくれた。
「ねここ、いくらもらったんだ?」
「5000円よ!」
「え!たった5000円なの?」
ときめきメーターのレンタル料と同じじゃん……
「二人にも迷惑かけたし、パパ活は今日でやめとくわ!これからは真面目に働くわ!」
「そうしてくれ!パパ活はお金かかりすぎだ!」
おれ達は家に帰った。ねここは次の日、ピクリとも動かず寝ていた。やっぱりハムビタンZやばくね?しかし飲ますしかない……体に悪い影響なかったらいいけど……
次回予告
ハムッチ
「ゲーセン行くッチ!」
ユーキ
「いいけど…」
ハムッチはゲーセンで切れずに遊べるのか!?
次回
ハムッチとゲーセン




