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奴との会合(一方的)

長らくお待たせいたしました。次話でございます。今回のように次回の投稿は何ヶ月後となる可能性が高いので、本作をお楽しみなさっている読者の皆様はどうかご了承いただけると幸いです。それではどうぞ

目が覚めるとそこは真っ暗だった。


俺は鬱になった。


俺は夢だと思い再び眠りについた。


もうヤダ。お家帰りたい。


おわり



じゃねぇぇよ!


「は!? ふざけんなし! なんで何も見えないの!? わけがわからないよ! なんですか? 状態異常盲目ですか? 残念でした! 俺には女神様から状態異常無効っていうスキルをもらってるんですぅ! だから、状態異常? 何それ? 美味しいの? ができるんだよ! ばーか!」


ー混乱耐性を手に入れたー

ー暗視を手に入れたー


え? なんて? あんし? こんらんたいせい? ちょっっっっと何言ってるのかわからないなーあはは。


「混乱耐性!? なんで!? 暗視は正直今の状況的にありがたいけどよ。けどね、俺状態異常無効持ってんだけど!? なんで下位互換まで手に入れたの!? つーか今の声誰だよ! 怖いんだよ! どこにいんだよ! 俺の醜態を見て笑ってんだろ! 性格悪!!」


ー混乱耐性のレベルが上がったー


「上がってねぇんだよ! というか今の状態は混乱というより錯乱だよ!」


ー錯乱耐性を手に入れたー


「喧しいわ!!」

「gullll」

「え?」


ふと、何か音が聞こえたので音の発生源を見てみるが暗くてよく見えない。おい暗視仕事しろし。あ、ありがとう。暗視が仕事をしたことにより音の発生源を知ることができた。そこにいたのは化け物、邪神の類のものだった。

全長3mはあろう巨体を赤黒い筋肉がむき出しになっている足と丸太に金属の板を無数に貼り付けたような尾で支え、目もなく鼻もなく耳も髪もない口だけの顔、胴に軽ワゴンほどの大きさの口、人の腕のようなそれは龍の鉤爪のようなものついている。


「ぎゃあああァァァァァ!!」

「gulaaaaaaa!」


なんだよあいつは! 名状しがたき者かよ!

逃げなきゃ死ぬ。しかし後ろは向けない。向いた瞬間に殺される。ど、どうすればいいんだ…ぁ






「あの、女神様。こんなのってないですよね?」

「そ、そうですね。流石にあんなのはないと思います。……ど、どうします? 記憶を消して一からやり直す、いわば輪廻転生と身体を再構築して別の場所からやり直すというのとどちらがいいですか?」

「じゃあ後者でお願いします。流石に転移して一分以内に殺されるというのは、その、なにか心に来るものがあるので…」

「あ、やっぱりそうですよね。わかりました。少々お待ちください……はい。再構築が終わりました。それではお気をつけて」






はい。やって参りました異世界!(二度目)

いや〜今度は目の前が真っ暗というようなことは無く、青々とした草原が地平線の彼方まで広がってます。空には太陽が己が存在を主張しております。平和ですね〜


「あ〜、なんか安心するわ。あんのクト○ルフまじで覚えてろよ? 強くなったらぶっ殺してやる! ワンパンで殺してやるよ! シュシュシュ」

「gulll」


わ〜なんかうしろにいるな〜

後ろを振り返るとやつがいた。そう。名状しがたき奴だ。


「なんでだよぉぉぉ!」

「gulaaaaaaa!」


だが今度は草原だ! 逃げれば勝ちだ! に〜げるんだよ〜ん!


「gulalalaaa!」







「あのですね、なんで私の背後に奴がいるのですか? そこのところを詳しく説明してほしいのですが?」

「申し訳ありません! 大変申し訳なく思うのですが私の意見も聞いてください! 私もあんなの予想できたら苦労しないんです!」


はい。逃げたはいいものの直ぐに捕まってDestroyされた私です。なにあいつ? 俺のこと好きなの? えぇ?


「も、もう一度再構築して行きますか?」

「……次は奴が現れないようにしてくださいね?」

「そ、それはもう! 絶対にないと断言します! もし現れたらなんでもいたしましょう!」


え? 今何でもするって(以下略)


「じゃあ、お願いします」

「はい! 行ってらっしゃいませ!」


はは、逝ってきます。







はーい。やってきたよ! 異世界!(三度目)

まずは後方確認だ! よし! 奴は居らず見えるのはバカでかい山と整備された街道と青々とした草原だ! あと少しの木々! そして前方の確認! よし! 異状なし! 見えるのは先程の街道と木々と草原だけ!


ー気配察知を手に入れたー


「ふぅ、ひとまずは安心だな。さて、さっき手に入れたっていう気配察知っていうのでも使ってみるか」


はぁ!


俺は力んだ


しかし何も起こらなかった


「なんで? というかスキル? ってどうやって使うの?」


はぁ、こういうのも手探りで調べていくしかないんだな。


「とりあえず、この街道を進むしか道はなさそうだな」


あえて山に行くっていうのも一つの手だが、そうしたら奴がいる。そんな予感がする。……うん。山はやめておこう。


「さて、この一歩から俺の偉大なる物語のはじまr「gulll」」


………うん。しってt










「ねえ、あいつまじでなんなの? 行く先々で出くわすんだけど? 二度あることは三度あるって言うけどさぁ、何? あいつ俺のこと大好きなの? そんなに俺の肉を気に入ったの? 迷惑なんだけど? 知ってる? 好きの反対は嫌いじゃなくて無関心なんだよ? おれ? 勿論あいつのこと嫌いだけど? 何か?」

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