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選んだのは君だけじゃないよ!

作者: 七瀬



僕はずっとそう言われ続けてきた、、、!


『僕だけが特別じゃないって!』 ってそう言う意味なんだろうなって思う...。


僕は僕だけが、僕しかできない! 僕だけの特別なモノが欲しかったんだ、、、!



だけど、、、?

その事を他の人が知ると、、、?

必ずと言っていいほど、こう言われる、、、!


『選んだのは君だけじゃないよ!』



人は人を妬んだり、羨んだり、他の人にないモノを持っている人に

嫉妬するんだと思った、、、!


僕が好きになって付き合った彼女にも同じ事を言われた、、、!


『マサキ! ワタシさ~実は、選んだのはマサキだけじゃないんだよねぇ~!』

『・・・えぇ!? それ? どういう事、、、?』

『ワタシと付き合う候補の1人として! マサキが入っているだけよ!』

『・・・じゃ、今の僕たちの関係って? なんなの、、、?』

『まあ~そうだな~彼女気分を味わえて嬉しいでしょ?』

『ふざけんな!』

『じゃさ~! もうワタシ達! 終わりね!』

『あぁ! そうだな!!!』

『さようなら!』

『・・・・・・』



・・・いったい!? 何なんだよ、、、?



僕は僕だけを選んでくれる人と出会いたいだけなのに、、、!

そんなに難しい事なのかな、、、?


そう言えば、、、?

僕は子供の頃から、特別扱いをされた事がなかった事を思い出す、、、!


兄弟も多く、僕は5人兄弟の4番目で、、、。

一番上の兄と一番下の弟は、お父さんお母さんに可愛がられていた、、、!

次に可愛がられていたのは、次男坊の兄貴!

頭が良くて成績優秀だったから、何時も両親に褒められていたよ!

その次は、三男坊の兄貴! 

愛想が良くて、誰にでも気さくに話しかけれる兄貴で、、、。

僕は三男坊の兄貴が1番、兄弟の中で羨ましいと思っていた、、、!


僕が一番、親の愛情が薄かったんだと思う、、、。

地味で無口で、自分の気持ちを上手く表現できないから、、、!


そうやって育った僕は、、、少しひねくれているのかもしれない!!!



そんな時に、出会った女性が君だったね、、、!

大学にある図書室で僕が1人本を読んでいると、、、?

君が僕にこう聞いてきたよね、、、!


『あのう、、、? ここいいですか、、、?』

『えぇ!?』

『今日は、なんだか人が多いのかな? どこも席がいっぱいで、、、!』

『あぁ、ううん! いいよ!』

『こんな事って? 滅多にないですよね!』

『あぁ、うん! そうだね!』


このことがキッカケで、僕と君は直ぐに仲良くなって、、、!


今は、恋人同士みたいに何時もふたりで一緒にいるのだけど、、、?

まだ、付き合っている訳じゃないし、、、!


いや? これって、、、?

もう、、、付き合っているのかな、、、?



...僕は何時も頭の中にあるこの言葉が浮かんだ、、、!


『選んだのは君だけじゃないよ!』


だから僕は、変わろうと思うんだ、、、!




彼女に僕ははっきりとこう言った、、、!


『僕が選んだのは、君だけだよ!』

『ううん。』




僕たちは、もっともっと今までよりも仲良くなった、、、!

僕はこの言葉を、君に言えて良かった。





最後までお読みいただきありがとうございます。

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