表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
全世界戦争記  作者: えんじぇる
3/4

作戦会議

どうもえんじぇるです。

今回からは本編です。

初投稿なのでいろいろと至らない点もあると思いますが暖かい目で見てやってください。


※誤字脱字があれば御指摘願います

ここは桃源郷__。

小さな土地の中に、あらゆる世界を展開する夢のような世界である。

桃源郷にある様々な施設は「護聖者」達によって管理されている。


ニ「零輝(レーキ)!1拍遅い! 戦場では一瞬の油断が命取りになるぞ!」

レ「くっそ、悪ぃ! もう一回頼む!」

桃源郷に青年達の声が響き渡る。

ここ、桃源郷では、毎日のように稽古をする声が聞こえる


ア「それにしても、前王からトップが変わってからというもの、ここは随分と活気づいてきたわね」


鬼「ったりめぇよ/ 前王と違って、今回のトップのニーナはかなり好戦的みてえだからな。

俺もこのまま他軍の進行を許し続けるわけにゃ行かねえと思ってたもんで、力が発揮できるいい機会だぜ」


時「他軍の者共と渡り合える力をつけるためにも、毎日しっかりと鍛錬を積むことが重要です。 さ、私たちも休んでばかりではいられませんよ。」


ア「はいはい……」


__________


ニ「さて、みんな揃ったか?」


鬼「おう、バッチシ揃ったぜ。 話ってのはなんだ?」


ニ「ああ、作戦会議をしようかと思っていてな」


レ「おっ、いいねぇ。 やっぱ護ってばっかじゃ行けないからな〜! 他世界に攻め入るなんて久しぶりでワクワクするよ!」


紅「それで、作戦会議は具体的にどんなことを話し合うのかしら?」


ニ「ああ、他世界に本格的に攻め入る前に、少し仲間集めをしようと思ってんだ」


ア「仲間集め?」


ニ「ああ、今のままだと頭数が圧倒的に足りてないからな。 前王が残した十字軍はみんな優秀だが、他世界にはかなりたくさんの兵が集ってるはずだ」


時「そもそも土地の大きさからかなり違いますしね」


ニ「そこでだ、こっちも仲間を集めることに専念することから始めようと思ってる。 とはいえ短期間で大量に集めることは難しいだろ?」


殺「確かにその通りね。 それに、短期間で集まるような兵じゃ全く戦力にならないことも考えられるわ」


ニ「てわけで、量よりも質を重視していきたいんだ。 まあ仲間を集めるったって、他世界に忍び込まなきゃならんし、どこの世界にも干渉してない連中を探すのも一苦労だからな。 自分の世界に反乱しようとしてる、みたいな連中を集めていきたいんだよな」


ア「そう簡単に見つかるもんかしらね?」


レ「やってみなきゃわかんないぜ。 目星は付けてんのか?」


ニ「まあ取り敢えずは……」


紅「まあ、その取り敢えずを聞いてみましょうか。 簡単に案を立てるのも難しい案件だしね。」


ニ「最初に仲間に引き入れたいのは天界の連中だと考えてる。」


ア「天界といえば世界順位3の巨大世界よね。 忍び込むのも一苦労なんじゃない?」


ニ「まあそこは何とかするしかないとしてだな。

天界に忍び込む理由を話そうか」


殺「何とかなるといいけど」


ニ「天界に住む奴らってのはな、自分たちのことを最も位の高い者だって考えてるらしいんだよな。 自分たちのことを完璧な種族だと考えて、行動や考え方なんかも理にかなっている種族なんだ」


ア「なるほどね。 まあ自分の種族がもっとも位が高いって考えてるのはありがちなことね」


ニ「でもまあ、天界での生活は完璧な動きを要求されるからな。 退屈だしストレスがたまるしで、耐えられない奴らもいるわけだ。

天界の理に耐え切れなくなった奴らは、完璧な行動をとることをやめ、他の天人からは非行を行う劣等種とみなされる。 んで、劣等種とみなされた連中は、天界の端、天牢と呼ばれるとこに追放される、ってわけだ」


時「牢屋に入れられるんですか?」


ニ「いや、名前はそうだが天人にとって住み心地が悪いってだけで監禁されてるわけではない。

監視はされてるかもだが……」


ア「じゃあ、その天牢に暮らす連中は天界への反逆者になり得るってことね?」


ニ「そういう事だ。 天人ってだけあって戦闘力もかなりのものだろうし、ここで天人崩れの連中を集めて戦力にしに行こうかと考えてる。 みんなはどうだ?」


紅「戦力としても充分だし仲間になってくれる理由もあるんだけど、あとはどう忍び込むかよね」


レ「吸血鬼の2人なら大丈夫なんじゃないか?

なんでも霧状になれちゃうわけだし」


ア「時雨(シグレ)はどうなの? あんた霊体化出来るんでしょう?」


時「霊体は見えるから怖いものなんですよ。

スケスケではありますが視界から消えることはできません。」


ニ「吸血鬼は招かれなければ入ることが出来ないと聞くが……」


殺「あたし達は教徒じゃないのよ。 十字架だって効きはしないわ」


鬼「吸血鬼の本領を見せてやるよ

高貴な種族がどっちなのか見せてやるぜ」


ニ「んじゃ、この案件は2人に任せた。

俺たちは別の案を考えておくよ。」


殺「まあ任せときなさい。

すぐに連れ帰ってみせるわ。」

これにて「作戦会議」は終了します。

「」前の文字ですが、

ニ…主人公

レ…零輝(レーキ)

ア…アリス

殺…殺忌(サツキ)

鬼…鬼狂(キキョウ)

です。

次回からは天界作戦です。

ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ