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Strike!  作者: 蜂蜜@
5/21

4話 今、なんていった?自分...

 

 俺らが龍之介先生の超KYな人で大笑いしていた。


 俺ももちろん笑っていた。


 見つめられている事も気づかずに・・・――――――


                                         



「えっとぉ、ワシの好きな食べ物はー・・・」


 龍之介先生の話を笑いをこらえながらも、俺・水野李玖は結構真剣に聞いていた。すると肩を軽く叩かれる。


「水野さん?」


「ふぇ?」俺は声が聞こえる方に振り向いた。


 



・・・・・・・・・・―――――――――――げ。


 コイツが誰だが認識したとき、俺は一瞬ピキッと固まった。


 一ノ宮和いちのみやかずだ。


 一ノコイツはわが校でも結構有名な奴で10人中8人くらいは知ってると思う。


 一ノ宮グループ(最近有名になってきた会社)の一人息子。「欲しいモノは何としてでも手に入れる」がモットー。特注だかなんだか知らねーが、白い学ラン。で、もって成績優秀。超美形イケメン。こういう奴がなぜこの学校にいるのが不思議だ。


 ちなみになんでもできる一ノ宮を俺はあまり好きではない。女子はキャーキャー言ってるけど・・・。


 一ノ宮は前を向いたまま、よく通る声で小さく呟く。


「ね・水野さんって綺麗だよね」



 ネ・ミズノサンッテキレイダヨネ・・・

 

 俺は一ノコイツの口からこぼれた言葉を聞きピキッと固まった。今日、何回聞いただろう・・・。というかコイツからは聞きたくない言葉だ。


「そ、そんな事・・・」


「謙遜はいいって。それよりさー・・・」一ノ宮は俺の方をぐるりと向く。すると一ノ宮のさらさらの髪が揺れた。


「俺と付き合わない?水野」


                                        *

 菊来紅葉は二人の様子を見て必死に考えていた。


 

・・・・・・・ヤバイ。


 李玖ちゃんがナンパされてるわ・・・・・


 あの、一ノ宮グループの一人息子・一ノ宮和に....


 これはナンパ・・・なのかな?でもー・・・・ナンパっぽい・・・


 一ノ宮和はナンパとかする人じゃないのにな・・・ってゆうか女ったらしでもないと思うし。


 う・・・・


 あたしは少し戸惑いながらも二人の様子を見ることにした。


「却下」


 ・・・・・・・・。


 以外とスッパリ断る方なんだ....。(それにしても今のは早すぎる...)


「もうちょっと考えなよ〜。ね?」


「却下!」


「あの水野さ...」


「却下ったら却下!」


 ・・・・・・・・・・凄いな・・・・・・あんなにキッパリ断っていいのか....一応一ノ宮グループの一人息子・一ノ宮和に....


 ま・そこが良いトコなのよね!これじゃあ悪い虫も付かないし!お父さんも安心するわ!私も安心・・・・え?


 ・・・・・・・・・今・・・・・なんていった?自分・・・・・。


なんか変なトコで終わりました・・・。(^^;&ネット小説の人気投票に参加しています!投票していただけると励みになります。(月1回)

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