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※乙女ゲーム

……………前話から十日後です。

……………………乙女ゲーム…………乙女ゲーム?




「チューベット!遠慮なく来い!」 


「はっい!」


ビュンッ!!!


気合いを込め本当に遠慮なく父の正中線を狙い刃先の無い模擬戦用の槍を突きだした。


「む、本当に遠慮がない!」


カン!!


持てる最速で突きだした私の槍は父の模擬槍によって側部が叩かれ狙いをずらされる。私の槍は父の横を通り過ぎた。私は間髪いれずに槍を横に薙ぎ父の胴体を狙う。父の模擬槍の腹で軽く防がれた。力ではまるで勝てない。直ぐに槍を引いた。


父はもう一度打ち込んで来いと言った。


「いきます!」


私は朝霧に包まれた庭で父と一対一の鍛練をしている。

ミィトボォル家の男の毎日の日課だ。



私は軍家としてベーグルパン国建国当時から支えてきたミィトボゥル伯爵家の三男、チューベット。


本来なら修練には父と私の他に後二人、私の兄の長男と次男が居る筈だが、長男チューポンは軍人として今は長期演習に出掛けているので不参加。次男は……


「チューベット!踏み込みが甘い」


「はい!」


今朝の鍛練は父と一対一、此処には父と私しか居ない。

私が尊敬する父はしっかりと指導してくれてもいる


だが私は苛立っていた。


父の目には……


私は内心の苛立ちを隠し修練に集中しようとした。


だが


「ふぅ、チュアルフは今日の修練にも来ないか。

…………今日の修練は此処までだ」


「ありがとうございました」


私は立ち去る父に見えなくなるまで頭を下げた。

血が出るほどに唇を噛み締める情けない姿を見られたく無いからだ。


私は……私は強くなっている筈だ。

だけど父に一撃入れることすらできない。

なのに父は……怒らない。


この程度の強さでは此処に居ないアレより劣る。いや比べる事さえ可笑しいのか。チュアルフ、五百年の歴史があるミィトボォル家でも、歴代最高位の才能が有ると言われる槍の天才。


今の私の年で王国主催の武術大会に優勝し雷炎の槍と呼ばれた……二歳違いの兄だ。


私は………血が繋がった兄だがアレが正直憎い。

父は何時も才能の塊であるアレと私、チューポン兄上を比べていた。そして10に成った頃には兄弟な筈なのに余りの才能の差に!私達に期待どころか失望もしてくれなくなった!


父は一対一の修練をしている時でも私よりアレの事を考えている。なのにだ!私を苦しめているアレは何をしている?アレは才能に胡座を掻き二年前からサボりが酷くなり、最近では全く修練に来なくなった! 武の最高位に登れる才能を腐らせ!婚約者でも無い女と女遊びに現を抜かしている!


情けない。本当に情けない。


いや、本当に情けないのは……



私は鍛練の汗を井戸の水で流し服を此れから行く学院の制服へと着替え、修練を兼ねて鋼の鎧と同じ重さの重りを付け、自宅屋敷から四レン(キロ)ほど有る学院に走って向かった。


早く来すぎて人気の殆どない学院。 

私は自分のクラス、二学年B教室へと入った。 

まだクラスにも数人程しか来ていないようだな。


「チューベットおはよう」


「ボンゴレおはよう」


「ホウムもおはよ……寝てるのか?」


私の先に来ていた友人、同じ伯爵家のホウムに子爵家のボンゴレ

「……zzz」


「ホウムが寝てるよな」


「ああ、本当に寝てるな。しかも熟睡だ。なにか昨日あったのか?…しかし迂闊な……ふっ……やるか」


「当然だ。こんな絶好の機会を見逃す俺たちじゃない。おっと偶然にもこんなものがある」 


「おお、そんなモノが偶然にもあるとは、素敵な偶然だ」


「じゃ、やるぞ」


「ああ」


がさごそ


爽やかな朝だとボンゴレと窓の外を見る。肩が震えてるのはしかたない。


初めの授業が始まるまでの平穏な朝の時間帯。私は修練で疲れた体が休め気の許せる友人と語り合えるこの時間が一日で最も好きだ。だが今日は少し妙な感じがする。気のせいか?


「お、おい!なんやこれ!」


「あ、起きたのかホウムちゃん」


「新しく生まれ変わった気分はどうだホウムちゃん」


其処には女子に姿を変えた知人。

無駄に似合ってるな。


「お……お前らかやったの!おまえらこの女子の制服を何処から調達してきたんや!?」


「「さぁ?」」


「さぁってなんやねん!?てか教室で着替えさせたんか!?」


胸騒ぎの様な物を感じながらも友人と日常会話をしていていた。

気付けば他のクラスメイト達も登校してきてクラスが賑やかになってきた。それにしても、クラスメイトにホウムが変態と呼ばれてたのは知人として嘆かわしい。


「お前らのせいやろ!?服はどこか吐けや!?」


今日も変わらない一日が始まろうとしているーー


ーーそう思った。



初めの異変。


クラスの女生徒二人が窓際に行き外を見て不思議そうにしている。何故か気になり友人も黙り会話を聞いていた。


「変よね」


「う、うん、なんだろうね」


「何で鳴き声が聞こえないの」


聞こえない?鳴き声?


あ。  


俺も気付いた。確かに聞こえない。朝に五月蝿いほど鳴くホーレン鳥の声が聞こえない。学園に来るまでの道すがらには鳴き声は聞こえていた。まだ鳴き止む時間帯じゃないよな。なんだ?なにか気になる。動物の異変は見逃すなと家の教えでもあるけど、それに関係なく胸騒ぎもする。


「なにか変やな」


女子制服のままの知人がそう顎に手を乗せて呟いた。


「「変なのはお前だ」」


「だからやったのお前らのせいやろ!?制服どこに隠したか言えよ!」


そんな話はどうでもいいとして……ドンドンと胸騒ぎと嫌な予感が大きくなる。誰が言うにもなし三人で移動し外を見る。学院から遠ざかるホーレン鳥の群れが見えた。 

それはホーレン鳥だけじゃない。よく見れば学院の外に向かい走る学院で住み着いていただろうネスミや猫の姿もある。


「……学院から動物が逃げている?」


「おいおい、ヤバイんや無いか」


「そうだな。昔から動物が逃げるのは何かの聴けんの予兆、不吉の前触れだと言われているな。不吉はともかく危険の前触れは間違いない。具体的には地震や災害を本能的に察知して、強力な魔物、確かSクラスの魔物が現れる前に同じ現象が起きると聞いた事はある」


「冷静に言うなや」


いうほど冷静じゃないけどな。

私は、どのクラスメイトよりも最も不安を感じていると思う。証拠に背中に冷めたい汗が流れていた。


私の家、ミィトボォル家の血族が代々持つ超感覚がある。超感覚と言っても単純だ。ただ危険関知、危険を察知する力が異様に高い。危険関知の感覚の鋭さがミィトボォル家の男であるという証とされている。この感覚だけはアイツにも負けてない。父からは兄弟の中で最も戦場で生き抜く可能性が高いのは私だと言われた。


しかし、どうすべきか。


危険関知が今までに感じた事の無いほどの警告を発している。この教室からいや学院から逃げろと騒いでいる。家訓としてどんな時も感覚を信じて行動しろと言われていた。


皆に警戒するようにか逃げる様に言うべきか。


しかし此処はほぼ全ての貴族子息と優秀な人材が通う学院。その為王城に匹敵するほど防衛力を持つと言われているベーグルパン学院に、そうそう危機が来るはずが無い。もし此処で警戒するよう言ってか逃げる様に言って何もなければ……。


家訓に従えと言うように、危険関知の感覚は消えるどころか更に強くなる。汗が吹き出すように流れて肌が泡立つ。

これは気配も感じる。何か恐ろしい気配が近づいて来ている。此処までの大きな気配は本気で戦闘をする父やアレにも感じた事がない。


「ボンゴレ、ホウム……来るな」


「ああ……来るとしても何が来てるんだ?」


「判らんが嫌な気配だ」


「そうやな嫌な感じや」


友人の他にも軍閥の家出身のクラスメイトが何人も何もしてないのに息を乱していた。反応は時間が経つごとに酷くなる。強大な気配、恐ろしい何かが近付いてる。


「昔父上とAAAランクの魔物と相対した事があるけど…」ボソボソ


「AAAランクって町でも滅ぼせるレベルやろ。そんな化け物と会った事あるんか、って、今話すって事は、まさか、それと同レベルっていうんか」


「比べ物に成らない程。……こっちが上だ」


「は、はは、…とんでもない情報をアッサリ追加するなや」


驚異に反応して同じ軍家のクラスメイトは何の打ち合わせもなく自然と集まり一ヶ所に塊る。まるで戦う術の無い草食動物の様に我が身を守る様に。


「君達は何をしてるんだい?筋肉が頭に回ったのかい?」


クルクルヘアーの男が近づいてきた。

アーザンス殿、侯爵家の嫡男で一言で言えばバカのボンボン貴族。貴族の鏡と言われている。ダメな方の貴族の意味で。


何も感じないバカ、アーザンス殿が端から見れば突然可笑しな行動をした私達をバカにし笑う。呆れも怒りも感じなかった。寧ろ笑えてる彼が羨ましかった。もう、気配は間近だ。


「…どうする」


「殺意は感じないよな。しかし念のために逃げた方が……」


「ダメだろう。下手な事を言えない」


どうやら軍属以外のクラスメイトも危険に気付いている。クラスメイトの一人が寒いとポツリと漏らしガタガタと震えだし、その震えは強力な伝染病の様にクラス全体に広がった。最も暑いメルファの月(夏)に近い時期なのに、クラスメイト全員が寒さを感じている様に震え出していた。


「ふむ?チューベット殿、寒いのか?他の者も震えているな。風邪でも流行ってるのか?」


アーザンス殿この気配にも全く無反応とかある意味大物だな。ドンドン、ドンドンと何かが近づいている。時間が経つごとに何かの気配が増す。ガチガチと何かが鳴っていた。


煩いと思ったら………自分が歯で鳴らしてる音だ。

そんな私をアーザンス殿以外の誰もバカにはしない。


ズシャ

 

体が震えた。何かが廊下を何かが歩く音が聞こえた。


"ズシャ、ズシャ、ズシャ"


学院の廊下を何か恐ろしモノが……歩いている。

音の重量感は…トロール並み。


恐ろしい気配の正体。


外の微風の音が聞こえるほどクラスから音が消えた。アーザンス殿は不思議そうに周りを見て珍しく空気を読んで黙っている。


クラスから朝の平穏な空気は完全になくなり、外の存在に気付かれない様にか微かな息の音以外は物音一つしなくなる。まるで自分達を死に導く死神が通りすぎるのを待っている様だ。自分の心音が煩く感じた。見渡せばクラスメイトの何人かがお互いを抱き合い声も漏らさず泣いていた。


"ズシャ、ズシャ、ズシャ"……


死神は我がクラスに目を付けた。

足音がクラスの前で止まったのだ。


"イャアァ……イャアァァ"


誰かがか細い悲鳴を上げていた。



そして


冥府への扉が開くようにクラスの扉がーー




ーーいま開いた。



開いたドアの先に死神がいた。


血塗られた斧を背負い人形も見間違うほど綺麗な姿。形は人間。絹の様な滑らかさの銀髪に翡翠の様な瞳の美しい少女。そう目に写るのはただの美しい人間としての姿の筈だ。


なのに…………(オーガ)、怪物にしか見えない。


怪物は俺達と同じぐらいの大きさで同じ学院の制服をきていた。


制服……嘘だろ。おい。  

制服を着てるってことは、まさか。


「はじめまして、いえ、恐らくはじめまして。私は今日からこのクラスでお世話になりますシャノン、モンブランです。カスタード国からの留学生で皆さんより二歳年上になりますが、どうぞよろしくお願いします」


最悪の答えに一瞬意識が遠のいた。


「あ、あああなた様は確かか、カルピィス公爵令嬢のシャノン様では………に、二年前につ、追…」


このクラスの女性貴族としてはトップの侯爵令嬢のカマンベェル嬢が言葉に詰まりながらも話し掛けた。良く会話が成立すると…公爵令嬢?…シャノン…………二年前…………何か覚えが……とんでもなく嫌な予感が。


「…はい?」


怪物は張り付いた笑顔をカマンベェル嬢に向けた。


「何でもありません!こここここ、心より歓迎いたします!シャノン様!!フゥ」


カマンベェル嬢は問うことを止め最後は意識を失っていた。 

仕方がないだろうと思えた。最後まで言えただけ立派だ!

それより先生はどうしたんだ!早く来てくれ!本当にあの怪物が新しい生徒なのか!?


「おお!お美しいマドマゼル、シャノン嬢、少しよろしいですか?」  


「…………なんです」


「私はアーザンス、シリアナー侯爵家のアーザンスです」


クラスが死んだように沈黙するなか爽やかに声を掛けたのはアーザンス殿。この気配でも気づかないのか!?いや気配に気づかなくてもバカでかい斧を背負ってるのなんで無視できる!?


「……そうですか」


「シャノン嬢、学園について判らない事もあるでしょう。この私が手取り足取り教えて差し上げましょう!」


普段どんな女性でも落とせると豪語するアーザンス殿。女性の誰もが自分に惚れると無駄に自信のあるアーザンス殿。この学園の女子の大半をナンパしたと言うキチな武勇伝があるアーザンス殿。まさか、まさか、何時もみたいに口説くつもりか!?


「……お構い無く」


「ハハハハハ、そんな事を言わずに、紳士としてのたしなみですから遠慮などはいらないですよ」


ズンズンと近付き怪物の手をとった。怪物は張り付いたモノでなく自然に笑った。ああ、アレは……


「ふっ」


上手くいったと言うようにニヤけたアーザンス殿。ち、違う。違うんだアーザンス殿。あれは、あの笑みは!友好的なモノじゃない!止めろ。止めるんだ!死んでしまうぞ!


「…はなせ」


「はい?なにかおっしゃりましたか」


「その手を離せっていってんだよ!!」バチン!!

  

「フベラ!??」


アーザンス殿が首がもげるかもと思える速度で頬を叩かれて舞う様に回転しながら倒れた!!倒れてピクピクと痙攣してる。し、死んだか?


「ふべ、な、何をするんだ!死ぬかとおもったぞ!?」


あ、生きてた。しかも元気だ。


「ウルセーー……HEY?それより髪の毛クルクル野郎さん?手をとったのはなんでだ?女の子がイケメンに手をとられたら嬉しいとかお花畑な事は考えてたのかな?まさか考えてませんよね?あのゴキみたいは事を?あん?貴方みたいな人が世のモテない男を不幸にするんですよ」


「あぺぺ!!?」


よく判らないがアーザンス殿が胸ぐらをつかみあげられ女子に恫喝されている!!アーザンス殿ってイケメンか?一応顔だけはイケメンか。


「ふふふ、反論がないと言うことは正解と」


「……」


胸ぐらを捕まれて反論以前に話せないとおもうんだ。

あと何の正解なんだ。


「アーザンスくん男の敵はですね。それならちょうど良いですね。あ、クラスのみなさんにもお伝えしなければいけませんが。担任の先生が新しくなります。男の敵を趣味をかねて調教してくれる頼もしい先生が新しく担任になってくれるんですよ」


え?担任が新しくってなんの話……新入生が伝えることなのか!?趣味をかねて調教ってなんだ!?


「ちょ、調教って」


「詳しくは年齢規制があり話せません」


年齢規制がある事をやる先生なのか!?


「まぁ実際に見た方が早いですね」


何を実際に見せる気だ!


「カムヒアァアアア!!!プリィン先生!!!」


誰か呼んだ?先生って本当に新しく担任が来るのか!?

なんだオレの危機関知が目玉を潰せと轟くように叫んでる。


"ゴガアアアアアアンン!!!"


「はぁぁい!呼ばれて登場ぷりんちゃんよ♪」


壁を何かが突き破ってきた!?

何者!姿を見て……ゴファ!?


「「「ギャアアアアアアア!!!!!!」」」

 

服装は可愛らしいスカートのたけが異様に短いフリフリのドレス。頭にはカチューシャ、如何わしい店の服装か。

着てるのが女性なら嬉しい衣装を!着てるのは父上より立派な筋骨をもった眩しい笑顔の巨漢の男、ぐふぅ。


「はぁい♪シャロンちゃんのお呼びに登場♪その前に皆さーん盛大な挨拶ありがとねん♪初めまして私はプッチン、プリン♪皆さんの新しい担任よん♪気軽にプリンちゃんとよんでね♪

とても美味しそ、ゴフン!!可愛い男の子もいるクラスの担任になれて大変嬉しいわ」


此方に視線がぁぉぁ!!!??


「プリン先生、プリン先生」


「はいはい。なにかしらシャノンちゃん」


「この髪の毛クルクルをプリン先生の《兄弟》にしてほしいんです」

 

「ふぁ!?シャノン嬢なにを言ってるのです!?」


「う~ん、ちょっとタイプじゃないけど良いわよ♪この子女の子で遊ぶ悪い子の目をしてるから♪先生の初仕事としてみっちりと絞ってあげるわ。皆さんそんな訳で次の授業は自習ね♪私は彼と保健室(パラダイス)に逝くから♪」


「だ、誰が行くか!?化物!!」


「問答無用よん♪」


「いつの間にか担がれてる!?誰か!誰かぁ助けてぇ!!チューベット殿!助けて!助けてくれ!!」   


名前を呼ぶなぁ!


「…ウフフ♪久し振りの男の子、ジュルリ」


「ヨダレ!!?誰かあああああああ!!!!」


なにも聞こえないなにも聞こえないなにも聞こえないなにも聞こえないなにも聞こえないなにも聞こえないなにも聞こえないなにも聞こえないなにも聞こえない。


「だれがあああああ!!たすけてぇぇ!!!?」


ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、


声が聞こえなくなった。


「ふぅ、逝きましたね。あら?失礼しました。私、顔がよろしい方が少々苦手でして、つい…………皆様?なぜ目を塞いで呻いてるのですか?プリン先生"今日は"ちゃんと服を着てましたのに?」


私はおぞましい言葉を最後に聞き静かに意識を失った。



プリン先生。


マスクはしてません。

髪はドリル風ツインテール、

身長2メートルちょっと

年はヒミツ(見た目は30代)

体重は130キロ前後。体脂肪二%

先生の正装はゴスロリ、……魔法少女ミルた○では有りません。


主人公とは親友関係のつもり。

主人公より圧倒的に乙女(男の捕獲)力は高い


…………後悔してます。

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