表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/19

少年期2 奴隷2

もうちょっとうまく書きたいんだけど、むずかしいなー。


奴隷商人であるクルフトゥーに率いられ、とある広地にでる。

「bんしrtん;あいjぼいあj;えr;ばb」


クルフトゥーがなにやら呪文を唱え始めると広地に紫がかった魔法陣が形成される。


―――転移門。


見たことはなかったがこれが転移門だというのは状況的にもわかった。しかし何故こんなところにあるのか。

まだ場所としてはダラム王国の中なはずだと思われる。


「さぁ、いっきましょうか。魔界へ。あなたたちの言う魔大陸へ…くふふ」


村人と魔族たちを乗せた荷馬車はその場から忽然と姿を消した。




ゴシャっ。


鈍い音と共に荷馬車が悲鳴をあげる。転移したみたいだ。

荷馬車の外に出されると、あっさりと荷馬車は壊れてしまった。転移時の衝撃を代わりに受け止めてくれたのであろうか。そこから俺たちは徒歩で近隣の街に向かう。

立ち止まれば容赦なく殴られる。山賊たちと違いあとの残らないように魔力を浸透させるような殴り方だ。肌にあとは残らない。


しばらくすると一つの街についたようだ。目を隠され、街に入る。

そのあとはどこかの建物の中にいれられ、監禁された。

しばらくするとクルフトゥーの言っていた再び買われるというものが始まるのだろう。


村の女の子がすすり泣きを始めると周りからもぽつり、ぽつりと鳴き声が上がる。

俺にはもうなく元気もなかった。乾いた体からはむしろむき出しの殺意、やり返してやるといったものが残った。



一人一人連れ出されていき、連れ出されたものは戻ってこなかった。時折悲鳴が聞こえてくるだけだ。

この部屋を出た後にどのような未来が待っているのか、聞かなくても教えてくれているようだった。


「でろ。ソコノオマエダ」


魔大陸へ来る前からずっと監視していた魔族の男が俺を引きずる。ようやく俺の番か。

仕切られた黒いカーテンを開くと足元に血が溜まっていた。少し視線を上げるとさっきまで泣きクジャっていた女の子が動かなくなっていた。


こころがすこし、さめた。


「お前、名前はなんつーんだ」


俺が今立たされているのはステージのようだ。離れたところに貴族の人達と同じように着飾った魔族たちが5人ほど座り並んでいた。中でも正面の魔族は威圧感が異常だ。見た瞬間に殺されると思った。


「ゆ、ゆ、ゆーりです」


視線で敵対するような意図をだす。下手に刺激しないほうがいいかもしれないが、死んだ目をしているよりは彼らの興味を引くかもしれない。

小さいながらも必死に声を搾り出す。こんなところで死ねないんだ。きっとこいつらは俺たちを《ドレイタチ》を買いに来たんだろう。気に入られなくてはとなりで転がっている子と同じ運命が待っているのだろう。

どうすればいい?おれは何をすれば生き残れる。


「あ〜ら可愛い子じゃない。わたしがボロボロに使い潰してあげるわ。買ったわ」

右端に座る女の魔族がそう言う。


「いや、人族の男子なんて中々手に入らんからのー。儂がいただきたいもんじゃ」


反対側の年寄りめいた魔族も名乗りをあげる。

競売みたいな形なのだろう。他の魔族も様々なことを言い出すが、半分以上は魔族語なのか聞き取ることができない。最初に発言した以来黙っていた真ん中の男が、口を開いた。


「お前は何がやりたい?」


「…俺はしにたくない」


それだけ言うと周りの魔族たちは口々に笑い出した。なにがおかしいのか彼らは笑いをやめない。

「それだけ殺気をだした目をしていて、言う言葉がしにたくないってひーハライテーwww」


左から二番目の魔族は笑いながら俺に説明してくれる。

その後どうやら真ん中の男が俺を買うことになったようだ。次に通された部屋で変な色の飲み物を飲まされると気絶してしまった。











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ