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友達


「あなたが転校生の高橋さんね。可愛いわね〜!私が男だったら絶対好きになると思うわ〜あっ言い忘れてたあなたのクラス、1年B組の担任の赤井智子です。よろしくね!高橋さん。」


「はっはい。こちらこそよろしくお願いします。」

なんかテンション高い先生だな…低いよりはいいんだけど高すぎるのもアレだな。


石田に職員室にまで案内された後オレ…じゃない私は担任の赤井先生に学校の注意事項やクラスの雰囲気を教えてもらっていた。先生の話では和やかですぐ仲良くなれるよ!個性豊かだし!!との事。個性豊かって言われると大体問題児が多いクラスを良い風にワザと言ってるように感じるのは私だけだろうか…でもそんな事考えても仕方ないし、ポジティブしかない!


「じゃあそろそろSHRだから着いてきて。私が呼んだら教室の中に入るんだよ〜緊張しなくても大丈夫だからね!軽〜く、挨拶して自己紹介して、笑いとったらいいだけだから!」


「笑いとるって結構ハードル高いような気がするんですけど赤井先生。」


「冗談だって!軽く挨拶・自己紹介だけでいいから!気楽に気楽に!じゃあ私先に教室入ってるからね!」

本当にテンション高い。でも今日はそれを見習うくらいのつもりで頑張らないと!!


「じゃあ転校生入ってきてー」


「はっはい!」

よし。覚悟を決めろ。頑張れ頑張れ髙橋秋。

覚悟を決め、教室のドアを開けるとうるさかった生徒がすぐに静かになった。え?オレそんなに変なのかな…そう思っているとまたうるさくなる。なるほど静かになったりうるさくなったりするから個性豊かなのかな…?


「えっえーと髙橋秋です。よろしくお願いします!」

ぺこりと頭を下げた。


「うわっ見た目も清純派の美少女だけど声も可愛いじゃん。サイコーだろ!」


「何かとても礼義正しそうだし、緊張してる所も可愛いー!」

何かとても騒いでるけど緊張で何言ってるか入って来ない。それにこれだけ騒いでるって事は全く興味無しとかじゃ…ぼっちは嫌だな


「じゃあみんな髙橋さんと仲良くね。時間あるし質問とかある人ー?」

先生ナイス!いい感じ質問答えて少しは興味持ってもらいたい。そして友達になりたい。


「はーい。趣味とかありますか?」

趣味なんて野球に決まって…でもそれって女の子らしくないような…でも女の子らしい趣味なんて無いし。料理もある程度だし…


「えーと野球観戦とか好きです。」

何ていうか苦し紛れな感じになってしまった…次で取り返す!


「はーい!彼氏居ますか?」

え?え?コレ居ないんだけど何て答えれば良いの?


「えーと…その「はい!そこまで!そういう事は密かに聞きなさい!後席は空いてる所で…織田さんの横ね!じゃあホームルーム解散!!」

やっと終わった。長かったな…取り敢えず織田さんと仲良くならないと!席に着いて荷物を置いていると、織田さんから話し掛けられた。


「髙橋さん。よろしくね!私は織田綾。綾って呼んでね!」


雰囲気のある綺麗な女性って感じだ。黒髪のロングでとても落ち着いてる印象でモテるだろうなとすぐ予想がつく。


「えーとこちらこそよろしく!じゃあ綾って呼ぶから私も秋って呼んで。」


「了解改めてよろしくね!秋。あと私と仲のいい楓。自己紹介して!」

綾の後ろにいたのは金髪の大人しそうな子だ。背が150ないくらいで綾の服掴んでる所を見るとかなり人見知りなのだろう。顔も童顔でとても可愛らしい。


「楓さん。よろしくね!」

楓さんは緊張した様子というか可愛い〜じゃなくてとても顔が赤い。大丈夫かな…


「よっよろしく!ハーフだから金髪です…私も野球好きだから今度一緒に試合見に行きたい。えと後、私も呼び捨てがいい。秋って呼ぶから。」


「うん!楓よろしくね!今度見に行こっか!!」楓はエヘヘと嬉しそうに傾く。絶対男の時なら好きになってるーでも今は女だから。多少はね!うん。抑えられるはず。まあ何とかやって行けるかな。


誤字、脱字やアドバイス等の指摘あればとても嬉しいです。

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