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序章〜あらすじ
うっ、くっ、うぉ、‥‥ふーー
満足そうに至福の声をあげる男性
私の仕事は毎日人々の闇を受け止める事だ
私の配属された場所は大都会東京のとある駅
男女共用の有料トイレ、いわゆるトイレ界のエリート中のエリート
でわなく‥駅の中にある普通のトイレしかも男性トイレというはずれクジを掴まされた哀れなしがない便器です
一日におぞましい数の人を受け入れる
この日本を影で支える暗躍部隊だ
朝の始発から夜の終電まで約19時間労働
今日も激務を終えふと眠りにつこうとした頃
「先輩、もぅこの仕事辞めようかなって思うんですよ」こう言い出してきたのは隣の新米便器
「ばか野郎!お前ふざけんな!」怒りのあまり客の尻を洗う液体がこぼれ落ちた‥