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ふたりの手  作者: みかん
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クリスマスプレゼント



気付くと時計はam 6:00



ケータイを握り締めたままどうも寝てしまったみたい。



化粧も落とさず涙でボロボロのひどい顔・・・




「最悪・・・」




化粧を落としに洗面台へと立ったときケータイが光っていることに気が付いた。



メール?



開いてみるとあの人からだ・・・




メリークリスマス。

俺からのプレゼント。

外出てみな?




相変わらずそっけないメール。


彼の言う通りベランダへ出てみると


外はキラキラと一面雪で真っ白に輝いていた。



「これがプレゼントね・・・くだらない・・・


そもそもこれはサンタさんから良い子へのプレゼントでしょーが。


ホント嫌になる・・・何で・・・」




何で・・・涙が止まらないんだろう。




こんなくだらないコトしか言ってくれない彼なのに


そんなメールさえ私にとっては嬉しくて宝物だ。




「はぁ・・・これからどーすんだ私。」




鼻をグズグズ言わせながら彼からのプレゼントを眺めた。



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