2/4
クリスマスプレゼント
気付くと時計はam 6:00
ケータイを握り締めたままどうも寝てしまったみたい。
化粧も落とさず涙でボロボロのひどい顔・・・
「最悪・・・」
化粧を落としに洗面台へと立ったときケータイが光っていることに気が付いた。
メール?
開いてみるとあの人からだ・・・
メリークリスマス。
俺からのプレゼント。
外出てみな?
相変わらずそっけないメール。
彼の言う通りベランダへ出てみると
外はキラキラと一面雪で真っ白に輝いていた。
「これがプレゼントね・・・くだらない・・・
そもそもこれはサンタさんから良い子へのプレゼントでしょーが。
ホント嫌になる・・・何で・・・」
何で・・・涙が止まらないんだろう。
こんなくだらないコトしか言ってくれない彼なのに
そんなメールさえ私にとっては嬉しくて宝物だ。
「はぁ・・・これからどーすんだ私。」
鼻をグズグズ言わせながら彼からのプレゼントを眺めた。