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悪い予感

 朝起きた時から、何だか嫌な予感がしていたんだ・・・。

 朝起きたら雨。

昨日の天気予報では、晴れのはずだったのに。

しかも現在の時刻は7時ジャスト。

ちなみに何時もの電車は7時40分。

結構やばい。

慌ててご飯を食べて、家を飛び出す。


「早く起きないからでしょ?」


と、母の声が追いかけて来た。


(解ってるよ、ぜーんぶ、悪いのは私だもんね。)


そう思いながら、急いでいた足はだんだんと重くなる。


「あ、電車行っちゃった・・・。」


駅に着いたら、ちょうど電車が出発するところだった。

駅にいた他校の生徒が、不審げな視線をよこす。


(私を見るな。)


よっぽどそう言ってやろうと思った。


(どうすっかなー・・・。)


次の電車は8時8分。

まだまだ時間はある。


「ま、いいか・・・。」


そう呟いて、椅子に座る。

袖口についたボタンが椅子にあたって、キン、と音をたてた。

ヘッドホンで外界からの音を遮断し、目を瞑る。

自分の好きな曲だけが耳に入ってくる。

この瞬間が好き。

その時、ケータイがバイブの音をたてた。


「ちっ。」


軽く舌打ちをして、ケータイを開く。

隣に座ったおばさんがじろりとこちらを見たから、睨みかえしてやった。

自慢じゃないが、私は目つきが悪い。


(あ・・・メールすんの、忘れてた。)


メールの内容は、朝一緒に登校している“友達”からだった。


(ふん・・・。)


おざなりに謝罪の文面を作り、送信をする。

メールは面倒だから嫌いだ。

暫くすると、電車がホームに滑り込んで来た。

ゆっくりと腰を上げ、ずり落ちたカバンを肩に掛け直す。

最近はスポーツバックをで、方が凝る。

まあどれでも同じなんだけれど。

電車に揺られながら再びケータイを開く。

新着一件。

宛先だけを確認して、読まずに破棄。

どうせ内容なんて解ってる。

フォルダを閉じ、待ち受けに戻る。

好きな漫画のキャラクターの待ち受け。

まあ、オタクみたいなもん。


(好きなんだから、いいじゃん。)


ネットでゲームでもしようかとも思ったけど、やめた。

バイト代が出るようになってから、ケータイ料金は自分で払っている。

って言っても、まだ一回しか払ってないけど。

電車を降りて、改札に向かう。

その途中で2回躓いた。

駅から学校までは20分くらいかかる。

遠すぎず、近すぎない、迷惑な距離。

バスに乗ると、小銭がなかった。

仕方なしに1000円札を崩す。

さよなら。

バス代のお釣りでジュースを買って、教室に入る。

ぎりぎりセーフ。

成績は悪いけど、授業態度はオッケー。

見た目は真面目で中身はカス。

私みたいな人種が一番厄介だとおもう。

見た目も中身もカスな人は、あけっぴろげに堂々とテストの点数を言う。

けど私は出来ない。

未だに私は猫かぶり。


「おはよー。」


間抜けなあいさつ。

こいつは佐久間理佐さくまりさ

高校の“友達”1号。

くだらない。


「あ、おはよー。」


正直言って、こいつにはうんざり。

一緒にいると、聞いてもいないのに男がどうとか喋り出す。

興味無いんだよ、こっちは。

しかも顔も微妙。

つーかブス。

そんなことも面と向かって言えず。

話に適当に相槌を打つ。

チャイムが鳴って、助かったと思ったけど、最初の授業は嫌いな英語。

もう、ほんとにサイアク。

 あー・・・何が書きたいかが解らん。

ま、もう暫しご猶予下さい。

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