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静寂と偽りの中で
雫が落ちて、僕の頬を伝うと、目の前が明るくなり目醒めた。黒の幕開けから、かなり時間が過ぎてしまったみたいだ。周りは静かで壁も冷たい。床も冷たい。
少し、僕は焦り出す。この感触が僕の冷静な心を掻き乱した。なんなんだ…これが僕に対する洗礼なのか。
窓を探してみる…鉄格子の窓になっている。
落ち着け!!落ち着け!!侍魂で乗り切ろう。きっとこれも夢なんだ…そう思いたい。爽やかな朝を見届けた後の記憶がない…。夢の中で目醒めた夢なんだよな~と嫌な予感が過るのを必死で塗り替えた。これは何色でもない。心の中での葛藤が再び僕を苦しめた。
あっ!!洗面台が…迷わず顔を洗ってみた。少し、爽やかな気持ちが…しかし、何も変わらない。一体、どうなってんだ。落ち込んだ。心が青く染まった。
これは、黒にも負けない色の心ってやつか?
2極化する中でブルーになって泣いた。そして、空白の時間を探りに行くのだった。




