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黒の幕開け
朝焼けが少し差し掛かる明け方のこと。君はいつも足音を響かせやって来る。
あくびをしながら俺は頭をかき、日々繰り返される日常を受け入れていた。窓の外の騒々しさを覗くように窓を開ける。まただ…。君は今日もあの子が残した物を狙い構えている。俺は助けてあげたいと思うだけで…ただ見つめながら君の動きを確認していた。黒いマントに身を包み羽ばたき、声をあげ威嚇してくる。苦労せずに今日も残り物を奪い取るんだ。そして、仲間を呼び集めて集会だ。黒いマントが眩しい朝の出来事でした。
君の動きをひと通り見届けると窓を閉めた。
すると、目の前が真っ暗くなった…。黒く染まる朝から始まった幕開けだった…。次はどんな夢、いや朝を迎えるんだろう。色々ある。深い呼吸の中でまた眠りについた。僕はまだ生きていける。




