第十章44 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第6試合】4/バトル方式1
【リゼット・サルヴェールチーム】のチームリーダー【リゼット】と【ミッシェル・ウィンターズチーム】のチームリーダー【ミッシェル】がバトル方式を話し合う事になった。
リゼットは、
「私がリーダーの【リゼット】よ。
【リゼット・サルヴェール】。
そっちは誰が私と話すの?」
と言った。
すると【ミッシェル】が前に出て、
『私が【ミッシェル・ウィンターズ】。
チームリーダーです。
バトル方式を話し合いましょう』
と答えた。
「それで、戦い方だけど、私には1つアイディアがあるわ。
そっちは何かあるのかしら?」
『それは相談しないと無理です。
正直、私達のチームは凡人の集まりです。
ですが、凡人でも力を合わせれば大きな力となる。
それを証明するために参加しています。
私は外部スタッフと話し合い・・・』
「もう良いわ。
何も無いならこちらが提案するけど、かまわないかしら?」
『それは何とも・・・
相談させていただかないと』
「誰かに聞かないと何も出来ないの?
私は貴女に聞いているのよ。
これはチームリーダーが話し合ってバトルの方法を決めると言う事なんでしょ?
他の誰かの意見を求めている訳じゃない。
何も無いならこちらの提案を受けて貰うわ。
それで良いでしょ?
私、無駄な時間って嫌いなの」
『解りました・・・そちらの意見にお任せします・・・』
「そんな、睨まないでよ。
こっちも不平等な勝負を提案するって訳じゃないんだから。
ちゃんと公平な勝負を提案させてもらうわよ」
『解りました。
ただし、そちらの提案が公平かどうかはこちらで判断させていただきます』
「良いわよ。
私は不公平な勝負はしない。
力でねじ伏せる力を持っているのに不正はしないわ。
なんだったら、私が出した案の一部をそっちで改変したって良いわ。
こっちは原案だけ出させて貰えればそれで良いから」
『良いでしょう。
それで承知しました』
と言う話し合いになったのだった。




