第十章22 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第5試合】19/間違い探し勝負
【恋人チーム】対【夫婦チーム】の第4戦は、【間違い探し勝負】である。
これもやはり命の奪い合いでは無く、ゲーム性の高い勝負となる。
殺伐とした世界を生きてきた両チームにとって、無駄な殺し合いはしないと言うことである。
気に入らなければ殺せば良いと言うのは素人の考えである。
相手を殺してしまえば足が着く可能性があり、やることが増える。
最も的確なもめ事を起こさない対処の方法は、関わらないと言う事。
関わらなければ相手に認識される事もない。
そのため、余計な事はしなくて済むのである。
どうしても関わらなければならなければ、無難なやりとりをすると言う事。
共に楽しく遊んだと言う事にでもなれば、相手は悪い印象は持たない。
本気はその時まで見せない。
下手に見せれば相手に対処される。
いざというとき、対処されないためにはその時に初見である行動を多く取れる事。
だから、決着が付くその時まで、実力は温存しておく。
それが両チームの取っている戦略である。
そう言う意味では同じ戦闘のプロ同士の戦いの1パターンでもあると言えるだろう。
話がまたそれたが、【間違い探し勝負】とはどんな勝負か?
それは、【作品】をお互い1つずつ提出し、それを今までの勝負と同じ様に【架空空間】を作り出し、それに反映させる。
そして、それと同じ様に、別に【架空空間】を作り出し、同じ様な【世界観】を展開させる。
ただし、その中に、最初に作った【架空空間】とは違った要素を100種類作る。
そして、お手本として先に展開させている【架空空間】と後に展開させた100の間違いがある【架空空間】を行き来して、間違いを先に100個全部見つけた方のチームが勝ちと言う勝負である。
ただし、普通の【間違い探し】と異なるのは、その【架空空間】は常に動いていると言う事である。
基本的には100の間違い以外は全く同じ動きを全く同じ時間帯で展開して行くが、100の間違いの影響でどこか違和感が発生する部分も存在する。
これに参加出来るのは、相手チームに対して展開させた【世界観】の【作品】以外の【作品】から1キャラずつ。
つまり、双方のチームは13種類ずつ作品を、持っているので、展開させる【作品】以外の【作品】から1キャラずつと言う事は12キャラまで【間違い探し】に挑戦する【キャラクター】を選択出来ると言うことになる。
ちなみにこの勝負に、大して、展開させた【作品】と【キャラクター】を使用した【作品】の割り振りだが、
【恋人チーム】は、【展開させた作品】が、
(01)【ドリーマーズ・パイロット】/(【龍馬案SF画集】)、
【間違い探し】に挑戦するキャラクターを出した作品が、
(02)【サクリファイス・ドール】/(【龍馬案SF図鑑】)、
(03)【美女大帝国】/(【龍馬案美女画集】)、
(04)【天美女楽園】/(【龍馬案美女図鑑】)、
(05)【エトセトラブ(ET CETERA LOVR)/その他恋愛】/(【エレオノーラ案恋愛画集】)、
(06)【ゴッテス・プロレスリング女神プロレス】/(【エレオノーラ案プロレス画集】)、
(07)【フロンティア・ファンタジー/(辺境ファンタジー)】/(【エレオノーラ案ファンタジー画集】)、
(08)【エイリアン・ファンタジー/異質ファンタジー】/(【エレオノーラ案ファンタジー図鑑】)、
(09)【エンシェント・ウエポン/(古代兵器)】/(【龍馬&エレオノーラ共同案SF画集】)、
(10)【アルティメット・ウエポン/(最終兵器)】/(【龍馬&エレオノーラ共同案SF図鑑】)、
(11)【フォートレス・ウエポン/(要塞兵器)】/(【龍馬&エレオノーラ共同案SF図鑑】)、
(12)【イマジネーション・ファンタジー/(想像空想)】/(【龍馬&エレオノーラ共同案ファンタジー画集】)、
(13)【オール・ラスト・ファンタジー/全最終ファンタジー】/(【龍馬&エレオノーラ共同案ファンタジー図鑑】)、
となっており、【夫婦チーム】は、【展開させた作品】が、
(13)【メモリ・タイプ・アンデッド/(記憶タイプアンデッド)】、
【間違い探し】に挑戦するキャラクターを出した作品が、
(01)【エクスティンクション・タイプ・アンデッド/(消滅タイプアンデッド)】、
(02)【エージェンシー・タイプ・アンデッド/(代行タイプアンデッド)】、
(03)【モディフィケーション・タイプ・アンデッド/(改変タイプアンデッド)】、
(04)【ネーミング・タイプ・アンデッド/(命名タイプアンデッド)】、
(05)【リインカーネーション・タイプ・アンデッド/(転生タイプアンデッド)】、
(06)【サクセション・タイプ・アンデッド/(襲名タイプアンデッド)】、
(07)【セパレーション・タイプ・アンデッド/(分離タイプアンデッド)】、
(08)【キス・タイプ・アンデッド/(キスタイプアンデッド)】、
(09)【リプロダクション・タイプ・アンデッド/(複製タイプアンデッド)】、
(10)【ブック・タイプ・アンデッド/(本タイプアンデッド)】、
(11)【メタスタシス・タイプ・アンデッド/(転移タイプアンデッド)】、
(12)【アブソープション・タイプ・アンデッド/(吸収タイプアンデッド)】、
とした様だ。




