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第十章15 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第5試合】12/恋人チームの出逢いエピソード3

 【龍馬】と【エレオノーラ】は殺し合いをする時が来た。

 【エレオノーラ】は、

「【ドロフェイ】の仇。

 殺してやる」

 と告げる。

 【龍馬】は、

「その【ドロフェイ】とやらが生きていたとしたらどうする?」

 と返す。

「ふざけるな。彼は私の目の前で爆死したんだ。

 遺体もあった。

 生きている訳がない」

「それが偽装だったとしたら?

 そして、君の目を盗んで女の子とイチャイチャしていたついでに、君の元彼の事を調べていた。

 ずいぶん、あこぎな事をやっている男みたいだな。

 君の前にも4人ほど騙されて、無実の異性と殺し合いをさせられた美女が居たよ。

 ん~、残念。

 俺がその場に居たら、その子達も守ってやったんだけどな。

 現場に居られなかったのが残念だ。

 だが、君は違う。

 今、この場にいる。

 俺には君の目を覚まさせるチャンスを貰った様だ。

 神とやらに感謝しないとな」

 と言って、暗躍していた【ドロフェイ】や【キトリー】を含む黒幕達の悪事を暴いて見せた。

 そして、その組織を壊滅させた後、傷心の【エレオノーラ】に、

「今、俺はフリーなんだよね。

 もし、良かったら、騙された者同士、ちょっと付き合って見るかい?」

 と言った。

 【エレオノーラ】は、

「嘘つき・・・あんたは騙されて無かったじゃないの・・・」

 と言ったが結果的には付き合うことになった。

 その後、【夢異世界部活学校】にも通うようになり、【選ばれし者】の中でも【恋人】と言うくくりで【神魔】によってくしゃみや咳をすると身体が入れ替わる状態にさせられるなどしたのはまた別の話である。

 【エレオノーラ】が浮気を繰り返す【龍馬】を結局は許してしまうのは、この時の返しても返せない恩があるからである。

 この2人にはそう言った絆の様なものがあったのだった。

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