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第十章10 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第5試合】7/夫婦チームの作戦タイム1

 一方、【夫婦チーム】が考えた【13種類の特別なアンデッド】だが、これにはある特徴がある。

 これまでの4試合と【恋人チーム】が考えているのは基本的に、【フィクション】である。

 それに対して、【夫婦チーム】のは事実を元にした【ノンフィクション作品】として、【13種類の特別なアンデッド】を作っている。

 作品と呼べる物は、【13種類の特別なアンデッド】の周りについているほぼ、【事実の出来事】なのである。

 そこが他のチームと大きく異なる事である。

 他のチームも【フィクション】を実体化させる事は出来るが、元々、【作り物/創作物】である。

 それに対して、ほぼ事実というのが大きな違いである。

 それは人外である【吸血鬼】と【狼男】の夫婦を中心にメンバーも人外ばかりで構成されているチームだからこそ、【覇王杯/オーバーロード・カップ】に耐えられる【ノンフィクション】を用意出来ているのだと言えるのだった。

 その【13種類の特別なアンデッド】は、

 (01)【殺されそうになった時間は存在が消えるタイプの被害時間消滅型の不老不死】、

 (02)【他の存在の命を担保に生きていて、自分が殺されてもその別の誰かが代わりに死亡するタイプの命代行型の不老不死】、

 (03)【死亡するという【事実】が自動消滅し、生きていると言う【事実】に入れ替わる仕組みを持っている事実改変型の不老不死】、

 (04)【予め真名を複数持っており、1つの名前で死滅すると別の真名で復活する事が出来、真名を増やせるタイプの不老不死】、

 (05)【本体が死滅すると自動的に消滅した代わりに新たな本体が代わりに誕生するタイプの存在数維持型の不老不死】、

 (06)【名前を継承する事により、本体が別の存在に移っていく不老不死】、

 (07)【本体が異空間にあり存在していない状態で、分体で普段行動しており、分体が消えたら本体からまた分裂して再生する不老不死】、

 (08)【キスをすると本体を自在に移動出来る不老不死】、

 (09)【身体を裂いても裂いた両方の身体の部位から本体が分裂して再生する不老不死】、

 (10)【本体が本になっており、その本を消滅させない限り、やられても本から召喚し直せば復活出来る不老不死】、

 (11)【自分を殺した相手が自分になると言う転移系の不老不死】、

 (12)【一度でも身になった物(血や肉、髪の毛や爪、排泄物に至るものまで)があればそこから復活出来る不老不死】、

 (13)【誰か1人でも覚えていたらそこから復活出来る記憶を媒介にした不老不死】、

 となっている。

 どれも厄介な不老不死であると言えるだろう。

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