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笑いの大学院  作者: koumei
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第四話:Gの悲劇




吉田 「Gの悲劇……か。なんか、また今回もパクリっぽいテーマだな」




吉原 「いいだろ、別に。題名からして、すでにパクリなんだから」



吉田 「……完璧に開き直ってるな。…まあいいや。それで、今回はどういう話なんだ?」






吉原 「昨シーズンの巨人は、本当にかわいそうだったよな。日本一まであと一勝というところまで行ったのに…」




吉田 「Gの悲劇、…………ジャイアンツの悲劇。…………やめろよ、そんなの」




吉原 「冗談、冗談。今回は本格推理モードだ!」



吉田 「本格推理?……うん。それは面白そうだな! 実は俺も、エラリイ・クイーンの大ファンなんだよ!」



吉原 「今日は私、名探偵ドルリイ・レーンが解決した“ある事件”を話そうと思っている。それを聞いて、ぜひ犯人を言い当ててくれたまえワトソン君」




吉田 「ありえねえコンビだけど……まあいいや。早く聞かせろよ」






吉原 「……そう、これは昔、俺が友人のAさん、Bさん、Cさん、Dさんと一緒に、俺の家の二階で飲み会をしていたときに起きた悲劇だ」



吉田 「なんか、……適当な名前だな…」




吉原 「いちいち名前を考えるのは、めんどくさいだろ!!」




吉田 「まあ…………いいや。それで何が起こったんだよ!」




吉原 「一階に居た俺の友達の吉崎さんが、何者かに殺されたんだ」



吉田 「殺人事件か!」




吉原 「吉崎さんの死因は撲殺で…………第一発見者のDさんの悲鳴を聞いて俺たちが駆けつけた時、すでに吉崎さんは虫の息だった…」



吉田 「かわいそうに…」




吉原 「すぐに救急車を呼んだんだが……吉崎さんはまもなく息を引き取った…」



吉田 「そうか、…………つまり、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんの中の誰かが犯人なんだな!」



吉原 「そうだ。途中でAさん、Bさん、Cさん、Dさんの順に一階にあるトイレに行っている。おそらく、その時に四人の中の誰かが…」



吉田 「うーむ。じゃあまず、事件現場の状況を教えてくれ」





吉原 「そうだな、事件現場でまず真っ先に目に付くのは、バナナの皮だ」




吉田 「バナナの……皮?」




吉原 「そうだ。……しかも、…………誰かが滑った跡まである!」





吉田 「……ま、まさか! 吉崎さんがバナナの皮で滑って、頭を打って死んだ……」




吉原 「………………」




吉田 「とか、ふざけたことをぬかすんじゃねえだろうな!!」




吉原 「ギク!」



吉田 「そんなオチだったら許さねえぞ!!」




吉原 「も、もちろん違うとも!」



吉田 「…………じゃあ他に何があったのか、続きを教えてくれ」




吉原 「……うむ。…………えーっと……確かー…………そうそう、殺害現場に人を殺せるような凶器は落ちてなかったんだ。落ちていたのはバナナの皮に、弾が入っていないモデルガン、たわし、スリッパの片方、洗濯バサミにハンガー、リカ○ゃん人形、そして……ラムちゃん愛用の10tハンマー!」



吉田 「最後のは十分凶器になるぞ…」



吉原 「…とまあ、これだけなのだが。実はこの中のどれかが、吉崎さんを殺す凶器になったんだ」





吉田 「うーん、……じゃあ次に、事件が起きた時の二階の様子を教えてくれよ」



吉原 「わかった。まず最初にトイレに行ったのはAさんだ。確かその時、下の階で、パン! という大きな音がしたな…」



吉田 「まさか!……銃声?」



吉原 「さあ、……どうだろう」



吉田 「むむむ、……怪しいな、その音」



吉原 「次のBさんがトイレに行った時は、おかしな音はしなかった」



吉田 「決まりだ。犯人はAさんだよきっと!」




吉原 「まあ、そう焦るなよ。Cさんがトイレに行った時は、下の階でドスン! という大きな音がしたぞ」



吉田 「吉崎さんが倒れた時の音か!?…………だとすると犯人はCさん?…」




吉原 「最後にDさんが、一階のトイレに行く途中で吉崎さんを発見したんだ」



吉田 「……つまり吉崎さんが倒れていたのは、一階のトイレに行く途中。人の目に付く所だったんだな?」

 


吉原 「そうだな。ちらりと視界の片隅に入る程度に」



吉田 「うーん、……視界の片隅でも、人が倒れていたら普通は気が付くよな」




吉原 「……………………………………」




吉田 「じゃあ最後に、Dさんが吉崎さんを発見した時の状況を教えてくれよ」



吉原 「わかった。……あの時、階段を下りているDさんの足音が突然止まって、『うわあ!』というDさんの悲鳴が聞こえたんだ。そして俺たちが駆けつけた時には……グス……あの丈夫が取り柄の吉崎さんが…」



吉田 「そうか、……でもまてよ! じゃあ、Dさんは一階には下りていないんだな?」



吉原 「そうだ。俺たちが駆けつけた時、Dさんは階段の途中に居た」



吉田 「……何かを投げつけるか、それとも何かの遠隔装置でも無い限り、Dさんは吉崎さんを殺害することはできないってことか…」




吉原 「さあ、俺の話はここまでだ。…………犯人が分かったかな?」





吉田 「………………分かった! 分かったぞ!!」



吉原 「嘘、……ほんとに?」



吉田 「ああ!! ずばり犯人はCさんだ!! なぜなら……AさんかBさんが吉崎さんを殺したとしたら、必ず次にトイレに行った人が、倒れている吉崎さんに気がつくはずだ! それに、Dさんには吉崎さんを殺す機会が無かった!……つまり犯人はCさん以外、ありえない!!」



吉原 「ふーん、…………じゃあ凶器はなんだったんだ?」  



吉田 「ふふふふふ。ずばり凶器は………………リカ○ゃん人形だ!!」



吉原 「リカ○ゃん人形…」




吉田 「そう、“ブロンズ製”のね!! これなら十分、人を撲殺することができるだろ!」




吉原 「うーん、…………発想は面白いが、……残念ながらハズレー! 人を殺せるような凶器は無かった、と言っただろ! リカ○ゃん人形は、俺が着せ替えをして楽しんでる普通のものだ」



吉田 「気持ち悪いことするな!!」




吉原 「さあ、ここでお決まりの読者への挑戦状だ。犯人、凶器、そしてこの話に隠された“秘密”をずばり当ててくれ! ヒントは “G○K○B○○○”の悲劇だ!」




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