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M市の一家不審死について
M市のマンションの一室で祖母(76)、父親(53)、母親(51)、長女(18)、長男(17)、次男(14)の6人の遺体が発見される。母親は自殺、次男は餓死。それ以外の4人は他殺と考えられており、それぞれの死因は、祖母が窒息、父親と長女は撲殺、長男は絞殺と判断されている。
壁には何かを叩きつけたり、引っ掻いたような跡があり、それらは特に扉や窓に集中していた。死体の一部は白骨化しており、死後、ある程度の期間があったと考えるのが妥当であるが、6人のうち、祖母を除く5人については遺体発見の前々日である10月24日にそれぞれの学校、職場でいるところを多くの人に目撃されている。