眠れない夜
先生の口述筆記を手伝っていらうちにどんどん自分との差に気落ちしていく、ある日先生から言われた一言に主人公はさらに悩む。
引っ越してきて一ヶ月が過ぎた。あれから僕はほとんど毎晩小説を書いているいや、正確には先生の言ったことを書いているだけなのだが。僕自身も大学の講義中なんかの時間で自分の小説も書いてはいるのだが自分の才能が無いことを痛感されられる、先生曰く「小説を書くのに必要なのは才能よりもやる気だよ」とのことだがカメがやる気を出したところでやる気のあるウサギもいるんだから難儀なことである。
「譲司は海を見ていた、カモメが飛びたった。もう男はそこにはいない。」
「はいこれで終わり、お疲れ様よく頑張ってくれたね」
「え、ここで終わるんですか?譲司は結局どうしたんですか明美との恋はどうなったんですか」
「それを言わすのかい、野暮だねえ君は」
「ヒントだけだしとくと譲司はとっても強い男でそして誰より優しい男だったよ」
「あ、そうそう今度出版社に原稿を持って行ってくれないかな原稿料の話が出たらこの口座に振り込むように言っておいて」
「先生まだ持ち込んでも無いのにもう原稿料の話ってちょっと気が早いんじゃ無いですか」
「自分の作った話に自分が自信を持たなくてどうするの。君も小説家を目指すなら自信だけは持たないといけないよ」
「ほらそこで黙って考え込まないの、明日も大学でしょ学生なんだから寝た寝た」
先生に言われるままに自室に戻ったがその日はうまく眠ることができなかった、自分の作ったものなんだから自分が自信を持たなくてどうするのか先生に言われたことが頭の中にいつまでも残った……自分に小説家は向いていないのだろうか。いつの間に眠ったらしい翌日の講義は遅刻した。
いろいろあって復帰しましたがこんな感じでゆるく更新していくつもりです。
作中で先生の言っているやる気をもっと出したいものです。