001話
気まぐれに更新します。定期更新は今のところする予定はありません。この作品は後先考えずに書く予定なので矛盾が少々存在する可能性があります。文章表現等は素人なので勘弁してください。後々治ると思います。コメントなどは読む予定ですが返信は積極的にはしません。ですが感想などは大歓迎です
ニート
社会から切り離され、一生を自らの意思で棒に振り、ただ生きている存在
ニートだけにはなるものか。
そんなことを考えていた時期は俺にもあった。社会から見下され、生活保護という名のお金をやり繰りし、どうにか生きている俺。
学生の頃は親のお金を使って友達と遊び、警察と盗んだ車で追いかけっこなんかもした。学校のサーバーをクラッキングするためだけにハッキング技術を学んだ。自衛隊顔負けの無音飛行物体を作り、女子更衣室で盗撮したりもした。
たくさんのいたずらや犯罪を犯したが、警察に捕まることはなかった。それは運が良かっただけだった。
だがそんないたずらができたのも高校卒業後するまでだった。
卒業した途端、俺の運は悪くなった。
高校の内定ではいった企業はブラック企業、朝7時に出社で次の日の午前帰り。その上バイト並みの給料。鉄粉が飛び散る中マスク無しの作業で、体調を壊して辞めて行く者も多かった。
危険な薬品もたくさん扱った。
俺は化学だけは成績がよく、それだけにいろんな化学薬品の性質を知っていた。だから自分が使っている薬品はとても危険であることを理解していたが、ほかの仕事仲間はそんなの全くしらない。ゴム手袋さえしないし、手についても気にしない。
会社は利益だけを優先し、倒れた人が入れはすぐにその人を捨てて代わりの人を雇った。
こんな劣悪な環境の中、俺は三年間勤務した。そんなある日・・・俺は倒れた。診断は急性肺炎。余命はなし。いつ死んでもおかしくない。原因は明らかに過労と劣悪な環境下での労働。
両親は俺が務めていた会社を訴えた。だが、いろんなところかの圧力で揉み消された。妹は泣き、毎日俺の病室を訪れた。そして会社は僕を雇っていたという記録さえなかったことにした。
俺は死ぬのか。そう思った、だが俺はまだ生きている。ついには退院した。だが余命はない。
そして俺は職を失いニートとなった。
退院直後は元気だった。ただ少しでも運動したりすると、すぐ酸欠で苦しくなる。それだけだ。
それでも一か月もするとベットから出れなくなった。一日の大半が夢の中。この前目を覚ました時は病院だった。意識を持つごとに一週間以上過ぎていく。そしてある日、自分の体が冷たくなるのを感じた。
死ぬという感じではない。ただ暗くなっていき、なにか体の芯から感覚が無理やりにとられていく感じだ。最後にはコンピュータの電源を切るように意識を失った。
これが俺の人生だった。
家族は静かに身内だけで葬式をした。一晩中母や父、妹が俺の枕元の線香を絶やさぬように交代で居てくれた。
なせそんなことがわかるかって、何故ならば俺は幽霊になったからだ。
いろんな思い出を家族は親戚と語った。おれは会話に参加できない。だが、それを横で聞いていた。
最後、この世を去る前。妹に乗り移った。はじめ両親は戸惑ったがお別れのあいさつくらいは妹も許してくれるだろう。
俺は俺の体が火葬される間、両親に色々なお礼をした。
そして自分の最後の体のひとかけらが燃え尽きた瞬間、俺はこの世を去った・・・はずだった。
・・・あなたは神を信じますか・・・
答えはNOだ。仮に存在したとしても、信じることはない。人生を通して経験したこと。それは成り行きまかせの神頼りでは生きていけないことだ。
こんな気まぐれな小説を読んでいただきたいありがとうございます。




