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あなたは神を信じますか  作者: 赤木 咲夜
本編 第一章 魔法の世界編
31/51

028話

面白い小説がないかとランキング巡りをしていました。


そこに「あなたは神を信じますか」という小説があった。


あ、しまった。タイトルがかぶってしまった。

と思ったら、私が書いた小説でした。


信じられません、正直まだ疑っています。


こんな奇跡が見れたのも皆様のおかげです。

本当にありがとうございます。

剣術

それは魔法を使わず、得物を使って格闘する技。


俺は剣術に誇りと自信を持っている。

そしてこの自分がもつ技術を教えるべくこの学校に戻ってきた。


俺の師匠はこの学校の先生だった。片手剣を使った剣術以外にも両手剣も鍛えてくれた。そして格闘術も。


だから私はこの学校での授業は魔法以外で戦う限りそれを認めている。


毎年俺の剣術の授業を受けに沢山の人がくる。

俺のもとから巣立った剣術使いはたとえ自分が持っている得物が無くなっても戦うことができ、さらに強い。


俺は教師としても誇りを持った。


俺は最初の授業は、自分が考える最善の装備で受けるようにいう。


初心者は自分がよろけるほど重い鎧を身に着けたりする。

だが、それを含めて授業なのだ。


手練れは防具を最低限にして素早さを生かした装備をしたり、あえて重装備にして大きな得物を使う人もいる。


今年も例年のように、自分が考える最善の装備で受けるように言った。


だが今年は一味違う。実技で試験管と同等に戦ったものがいるという。

その名はアラン。下級貴族ながらも素早い足取りと、踏ん張りが効く両手剣での斜め斬りが鋭いと聞いた。

さらに十二歳というのにC級剣士とD級ハンターの称号を持つ。

俺は楽しみだった。



ある生徒を見た瞬間、戸惑った

チャイナ服を着て、一切の得物を持たない少女。


まるでこの授業を嘲笑うかのような服装。そのまま下町に出ても違和感はない。


俺は確かに最善の装備で来るように言った。

完全にチャイナ少女は剣術を舐めている。


俺はチャイナ少女に剣術の厳しさを教えるとしよう。

相手は・・・アランがいいな。


俺は建物の影から出て、生徒たちに姿を現す。


「では、初回ということで最初に君たちの実力を見させてもらう。なお、剣技を含めて攻撃魔法以外は何を使ってもよいとする。」


ーーーーーーーーー


私は一回戦から指名された。それも相手は弟のアランだ。


正直正面衝突でかてる気はしない。

そもそも勝つ必要がない。


それはアランも知っていること、これはあくまで手合せなのだ。

なのにアランの目が本気だ。


「姉さん、手加減はしないで本気で戦って。僕も本気で行くから。」


何言ってるんだ弟よ、私死ぬよ、あんたが持ってるのは本物の剣なんだよ、刃がついてるんだよ、ついてなくても鈍器だよ。


弟は走って私に近づいてきて、右斜めおろし斬りをする。

私は風読みで動きを先読みしてかわす。


耳元で風を斬る音がする。髪の毛も何本か舞った。


もし、避けていなかったら死んでいたかも。


弟は縦横斜めランダムに剣を振る。

私は風読みを利用して、それをどうにかしてかわす。


死をイメージさせる本気の斬りが私の身体機能を極限まで高める。


人間は死にそうになれば、リミッターが外れて人間離れの動きができるのだ。


だが私は普段鍛えているわけではない。

息がすぐに上がる。

これ程の手数の攻撃をよけているのが奇跡なほどだ。


私は力を振り絞って後ろに飛ぶ、弟もそれに反応して後ろに飛んだ。


周りは静かで私の呼吸音と弟の呼吸音だけが聞こえる。


「さすがユフィ姉さん、僕の乱れ斬りが一発もあたらなかった。」

「・・・ゴホ・・・アラン、私を殺す気。死ぬかと思ったわよ。」

「そのチャイナ服、頑丈なんでしょ。」


忘れていた、このチャイナ服の防御力を。

わざわざ攻撃をかわす必要などなかったのだ。


そしてこの硬さは武器にもなる。


私は繊維で一本の棒を生成する。物凄く軽いがとても固い。


私は呼吸を整える。

そして心を落ち着けて集し、風を読む。


風が見える。

風は流れる。風は空気、空気は何かに押され風になる。


弟の吐いた空気、地面をなでる空気、私にぶつかる空気。

空気は風となり、風は私に情報をもたらす。


・・・わかる、弟が何をしようとしているのか。

筋肉が動くときにおきるわずかな風、今はそれが大切な情報源だ。


弟が剣を振り下ろす。

私は弟が降る剣の腹にチャイナ服を当てて軌道を変える。

そしてカウンターに繊維でできた棒を当てる。


かわすのではない。受け流す。

次の行動がわかっている今、それはとても簡単だ。


弟が次に切りかかるときにはもう受け流しの準備はできている。

よける必要がないため、大きな動きをする必要がない。


だんだんと動きに目が慣れてきた。

私の反撃のダメージは弟に響いていく。


バトルシーンを書くのは不得意ですが、なんとか私が描いているシーンが伝わったらと思っています。


読んでいただきありがとうございます。

楽しんでいただけたら、幸いです。

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