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あなたは神を信じますか  作者: 赤木 咲夜
本編 第一章 魔法の世界編
11/51

008話

はい、今日も連続投稿です。

さて問題です。努力して使えるようになった魔法。アインの書を取り上げられた今、反省ししばらく魔法を自重するか。


答えはノー


魔法が使える喜びを得た今、もう魔法に夢中です、ただ屋敷の中で魔法を使うのはやめました。ばれると面倒。お気に入りの場所は屋敷より少し離れたところにある湖。ここならば少々無茶をしても怒られることはない。


私は常に魔力を汲み出せるだけ汲み出し、体中に魔力を循環させている、それもなるべく早く、なるべく多くの魔力を。そしてすべてそれを無意識でも完全にコントロールできるように、毎日寝ている間もそれを維持した。もちろん少しの魔力も漏れも許されない。魔力の漏れはおそらく暴走に繋がる。

私はこの状態を待機状態と名付けた。


何をしても待機状態を維持できるまで三か月かかった。魔法を練習し始めて半年。まだ魔法をまともに使うところに至っていないが、非常に充実している。

姉は一日目で魔法をコントロールし、ロウソクに火をつけた。

まだまだそれには届かないが、努力しよう。


私は大量のロウソクを水辺に並べる。そして火をつける。


はじめは一瞬でロウソクが燃え尽きる。だがそれは予想のうち、とにかく数をこなして体で放出する魔力を覚え、適切な量の魔力を放出できるように練習。そして炎をだす範囲を厳格にコントロールできるようにする。


思い通りに魔法を使い、それに必要なだけの最低限の魔力を放出させる。待機状態からの針孔に糸を通すような精密ナコントロール、これが一番私に必要なことだ。


毎日、雨が降っても、風が吹いても続ける。どんな悪条件でも一定の成果をだす。これができなれば、魔法で誰かを怪我させることになる。それがわかってるだけに真剣だ。勿論魔法をつかなわなければいいのだが、その選択肢は私の頭の中から消えていた。


さらに半年がたち、7歳になった頃には完璧に魔力をコントロールし、魔法を思い通りに確実につかるようになっていた。


私は誕生日を境に魔法の質を高める努力をするようになった。

例えば、炎を出すとき、普通に魔法使えば炎の色は赤色だ。これは温度が低いから赤くなる。より強力に質を高めるためには温度を上げなければならない。

このように火をだす魔法一つとっても、前世の知識を使うと、同じ魔法でも質が異なる。


そしてもうひとつ、魔法を維持する努力もする。

一瞬だけの魔法でも十分に有用性があるが、炎を維持したりできると松明代わりになって便利である。


私はアインの書の存在自体を完全に忘れていた。

読んでいただきありがとうございます。


こんな作品ですが楽しんでいただけると幸いです。

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